作曲家でピアニストの小川紗綾佳が5日、東京湾一望の絶景スポットよりライブ配信を行い、初のソロアルバム「百徳鍵盤」リリース記念イベントを開催した。

撮影=Ryuji Atsumi

小川紗綾佳(おがわさやか)は、千葉に生まれ海岸の白波を子守唄に育ち、クラッシックやポップス、現代音楽など様々な音楽に影響を受けアートを表現する新進気鋭のアーティスト。

ライブ会場は千葉県富津市にある屋外ライブ会場「Dramatic Space UMINECO」。都心からアクアラインで60分。海水浴場沿いの小高い丘に建っている。ステージのある野外ウッドデッキからは東京湾を一望でき、夕陽と星空の中、潮騒と共に音楽を楽しめる関東屈指の絶景スポットだ。

 夕陽がオレンジ色に輝き始めると、白いワンピース姿の小川紗綾佳が登場。

 「今、はじめてのアルバム制作が終わろうとしています。自然からいただいた音の恵みを皆さんと一緒に自然に還して、皆さんにとっての新たな始まりになるようなそんな時間を一緒に過ごしたいと思います。」とピアノを静かに奏で始め、ライブがスタート。

 マジックアワーの空の中、水平線に沈んでいく夕陽と風に流れる雲が小川紗綾佳の背後に広がり、潮騒や風、虫の声、大自然が織りなす幻想的な風景とサウンドがオーケストラのようなアンサンブルになって小川紗綾佳の音楽と一体化してゆく。

星空が輝くころ、コンテンポラリーダンサーの黒田なつ子が登場。ピアノと高谷秀司(ギター)の即興演奏に合わせ、芸術的なダンスを大自然の中に解き放っていく。ステージにキャンドルを配る素敵な演出も。

撮影=Ryuji Atsumi

天候が心配された当日だったが、ライブが始まる時間になると会場の周りだけ雲が晴れて虹が輝くなど、新海誠監督の映画「天気の子」のワンシーンを彷彿させるような神秘的な場面もあった。

撮影=Ryuji Atsumi

数量限定の観覧券を手に入れた幸運な観客は、美しい景色と潮騒の中、音楽に身をゆだね、気持ち良さそうに楽しんでいる様子がうかがえ「やっぱり生の音楽はいいですね」「楽しかった」と幸せそうに話している様子が印象的だった。小川紗綾佳はこれからも絶景からライブ配信を行うことを発表。

新しいスタイルにチャレンジし続けていく。

セットリスト

はじまりの終わり~「百徳鍵盤」リリース記念ライブ配信
9月5日(土)16:30/17:30
会場:ドラマティックハウスUMINECO
出演:小川紗綾佳 ゲスト:高谷秀司(gu)、黒田なつ子(dance)

M01.支笏湖の化石
M02.北から風が吹き南の海が香る為の旋律
M03.ある夜の音
M04.everywhere
M05.あるいてく guest 高谷秀司
M06.good luck 〇〇 guest 高谷秀司
M07.花が咲いたなら guest 黒田なつ子
M08.Improvisation with Natuko Kuroda
M09.あの星に帰りたい
M10.The Candle Light In The Darkness
M11.灯る
M12.sparkling
M13.おやすみなさい
アンコール
M14.どんな時も美しくて

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