放送が延期されたTBS系ドラマ『半沢直樹』が6日、『生放送!! 半沢直樹の恩返し』を放送。主人公・半沢を演じる堺雅人は、共演する俳優陣の実力に舌を巻いた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、撮影スケジュールの大幅な遅れが生じている同ドラマ。この日は第8話の放送予定だったが、1週間先延ばしとなり、堺や香川照之らが登場する特別番組が生放送された。

 アドリブや迫真の演技が駆使され、キャストたちの個性が画面いっぱいにあふれ出している本作。番組では、第7話で描かれたワンシーンを放映した。

 それは料亭のような場所で、香川扮する“大和田常務”と堺“半沢”が、佃典彦が演じた“曽根崎”を囲んで歌舞伎の「さあ、さあ、さーアサァサァサァ!」との常套句を持ち出して真相を告白するよう迫るシーンだ。

 この映像後、進行役を務めていた同局系の安住紳一郎アナウンサーは、「素晴らしい俳優さんですね」と佃の演技に感動したことを口に。放送時にネットなどでも大きな話題を呼んでいた。

 堺は「劇作家、演出家でもある」と佃について触れ、安住アナは「キャスティングも色々な方が入っていて」と『半沢直樹』に出演する俳優陣が個性的であることを口にした。

 これに堺は「楽しいですよ、今回。本当にうまい人ばっかりなんで、一緒に、ご一緒して本当に楽しい」とうなり声。俳優として充実した撮影現場になっていることを明かしていた。

 また、この日の放送には今シリーズから議員秘書・笠松を演じているアンジャッシュ児嶋一哉も登場。安住アナウンサーは「この完成された雰囲気の中に、入って行かれるのは物凄いプレッシャーですね」と聞くと、児島は江口のりことのやりとりで5回連続でNGを出したという。

 すると、香川照之が「シーズン1から今まで5回も出してないよ。噛みもしない。すごいっすよ」とほとんどNGを出さない堺を絶賛。

 「そんなことない」と否定しつつ、堺は「僕も最初に来た時は、同じような感じで乗り切れない感じがしました」と当時、自身が抱いたという感覚を紹介。「現場の監督さんとかスタッフさんとか、思いというか勢いがあって、僕が乗り切れないから、このチームに後から合流された役者さんは相当つらいだろうなって思います」とも。

 これに児嶋は「堺さんがもっとNG出してくれたら、こっちは楽になるんですよ。出さねえから…」と困り顔を見せ、スタジオを盛り上げていた。

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