『名建築で昼食を』追加出演者に小川紗良ら「心安らぐドラマに」
池田エライザ、田口トモロヲ共演のドラマ
池田エライザ、田口トモロヲが出演するドラマ『名建築で昼食を』(テレビ大阪/BSテレ東、8月15日スタート)に、小川紗良、三上寛が出演する。また、Gi Gi Giraffeの「Picture」がオープニングテーマ曲に、浦上想起の「未熟な夜想」がエンディングテーマ曲に決まった。
「名建築めぐり」をテーマにしたドラマ。甲斐みの氏の『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』が原作。カフェ開業を夢見る主人公のOL・春野藤役を演じるのは池田エライザ。名建築巡りの指南役であり、悩める主人公を導く建築模型士・植草千明役は、名バイプレイヤーとして名高い田口トモロヲが務める。アドリブを交えながら名建築を巡るドキュメンタリーパートを組み合わせた作りに挑戦。実力派俳優たちの即興劇も注目だ。
このほど、藤の学生時代からの友人で一緒にカフェ開業を共に目指す友人山口綾子役に注目の若手女優・小川紗良。そして、千明いきつけの寡黙な喫茶店のマスター役に、日本を代表するフォークロックシンガーであり・詩人・俳優としても活躍する三上寛の出演が決定した。
小川紗良は昨春に早稲田大学を卒業した「女優・映像監督・時々執筆家」。NHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」で主人公の娘役を好演し話題になった。今回の出演決定に「同い年の池田さんとのセッションを楽しみながら、そして何より健康第一で、心安らぐドラマにしていきたいと思います」と語っている。
真夜中ドラマ『名建築で昼食を』は、テレビ大阪で毎週土曜深夜0時56分~1:26分、BSテレ東/BSテレ東4Kで毎週土曜深夜0時~0時半放送。8月15日にスタート。
小川紗良コメント
原案の「歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ」がドンピシャで好きな世界観でワクワクすると同時に、これをドラマにするの?! と驚いてドキドキきました。
この作品と出会ってから、普段街を歩くときも建物が気になって気になって…上ばかり見て歩いています。開発が進み、ツルピカの建物が増えていく東京ですが、その中でも変わらずどっしり構えた名建築と出会うと心がホッとします。このドラマも、そんな作品となれば嬉しいです。
同い年の池田さんとのセッションを楽しみながら、そして何より健康第一で、心安らぐドラマにしていきたいと思います。
三上寛コメント
音楽の現場に身を置きながら、演技の世界に対する興味を失う事ができないのは、たくさんのスタッフと共に仕事する、音楽でいうならオーケストラのようなそれは、実は、『孤独の領域』を維持する事だからだろう。私はこの人物の事を、こういう風に捉えますということは、『貴方は誰ですか』という問い掛けになるからだと思っています。
番組内容
有名建築家を父に持つ建築模型士 植草千明(55/田口トモロヲ)はノスタルジックで可愛らしい「乙女建築」めぐりが趣味でSNSにその成果をあげている。ある日その建築めぐりのSNSにコンタクトを取ってくる女性が…。広告代理店で働く春野藤(26/池田エライザ)は元カレからぬか床を預かる羽目になり、複雑な心境でかき混ぜる毎日を送っている。
将来の夢である友人綾子(小川紗良)とのカフェ開業の参考にと、千明のSNSをフォローしていた。SNSを通じメッセージをやり取りしている中で、藤と千明は一緒に名建築でランチをすることに。そして名建築を巡っているうちに、千明の一風変わった独特な価値観やものの捉え方や視点に興味を抱いていく。
起業を準備している友人アヤコとの意見やセンスの食い違い、気の遣いすぎで疲弊していた藤の心が千明の何気無い言葉から、物事を捉える視点ともにゆっくりと変わってゆく…。
8月15日放送 第1話「アンスティテェ フランセ東京」あらすじ
春野藤(池田エライザ)は、「乙女建築」なる写真をSNSでアップしている植草千明(田口トモロヲ)とメッセージを交わす中、一緒に名建築でランチをすることに。
訪れたのは、1952年にフランス語学校として設立されたアンスティチュ・フランセ東京。
設計したのはル・コルビュジェに師事した日本モダニズム建築の第一人者、坂倉準三。
トリコロールカラーの色使い、アートに囲まれた教室、世界に2つのみと言われる2重構造のらせん階段を目の当たりにし、感銘を受けた藤は次第に「乙女建築」に惹かれていく。そして、友人綾子(小川紗良)とカフェ開業に向けて話し合い、決意を強めるのであった。
8月22日放送 第2話「自由学園明日館」あらすじ
藤(池田エライザ)が元カレから預けられたぬか床を悶々とした気持ちで混ぜていると千明(田口トモロヲ)から「女子高でランチしませんか?」とのお誘いが…。
向かったのは世界的建築家フランク・ロイド・ライトが設計した自由学園明日館。ステンドグラスを使わずに幾何学的な窓枠や桟でそのイメージを表現したホール、建物との調和を考えた六角形の家具など、100年前に建てられた女子高の中に数々の「乙女建築」を発見する。増築された講堂など「名建築の時代を経ての変化」を目の当たりにし、千明の言葉から自分も変わらなければと感じた藤。色々な悩みから少し前向きな気持ちになってゆく。