池田エライザ×野田洋次郎(NHK)

 池田エライザと野田洋次郎が、2024年2月18日からNHK BS・NHK BS プレミアム4Kで放送が開始されるプレミアムドラマ『舟を編む 〜私、辞書つくります~』(毎週日曜よる10時〜10時49分)に出演する。

 辞書作りにかける情熱を描いた、大ベストセラー「舟を編む」連続ドラマ化。誰もが一度は手にしたことのあるぶ厚い本、辞書。 一見淡々と言葉が敷き詰められたように見える辞書の裏には、「作り手」の想像を絶する情熱と心血が注がれていた。 「ヤバい」に無数の意味を持たせ、込み入った会話は簡略化。空気を読み、雰囲気で済ませてしまいがちな昨今。 そんな時代だからこそ、言葉にこだわる辞書作りの魅力を通し、”言葉は誰かを傷つけるためではなく、誰かを守り、誰かとつながるためにある”という未来への希望を伝えたい。

 原作の主人公・馬締ではなく、新入り社員・岸辺みどりの視点で描く、まったく新しい「舟を編む」。

岸辺みどり役・池田エライザ 役柄紹介とコメント

(役柄)大手出版社・玄武書房の若手編集社員。人気ファッション誌の編集部から、突然、辞書編集部に異動。未知との遭遇に翻弄 されつつも、辞書作りに対しての誇りとやりがいを見出してゆく。

■池田エライザコメント

 言葉について考える時間が好きです。今の自分を表す言葉、誰かに気持ちを伝える時の最適解...。答えなんてないけれど、 心の拠り所でいてくれる言葉と、映像作品を通して改めて向き合えることが幸せです。そして、いつも言語化できない片 付けられがちな人間の気持ちを読み解いて、音楽に乗せて届けてくれる野田さんとお芝居で共演できることが楽しみです。 皆様にお届けできるその日まで全身全霊で頑張ります!

馬締光也役・野田洋次郎 役柄紹介とコメント

(役柄)玄武書房の辞書編集部主任。ぼさぼさ頭で服装にいっさい関心が無く、無類の本好き。超がつくほどの生真面目人間。そ のせいで変人扱いされている。営業部から辞書編集部へ引抜かれて十数年、人生のすべてを辞書にささげている。

■野田洋次郎コメント

 この度、「舟を編む」にて馬締光也役を演じさせて頂くことになりました。演技のお仕事は 3 年半ぶり、緊張しています。た だそれ以上に今回の台本を読ませて頂き、そこにあるいくつもの言葉にこれでもかと心を動かされました。僕もこの作品 の一部になりたいと感じました。 僕自身、普段音楽と共に言葉を紡ぐものとして、この作品に参加することで新たな発見や気づきがあったらと願っていま す。とどまることなく、形を変え続ける「言葉」。それは人間の「伝えたい」という想いの歴史そのものなのかもしれません。 ご覧になるみなさんにとっても、この作品を通して日頃使う「言葉」に新たな意味や色が加わったら幸いです。

原作 三浦しをん氏コメント

 『舟を編む』のドラマ化にあたって、スタッフのかたが、実在する辞書編集部に取材してくださったそうです。ご協力いただ いた各社の辞書編集者のみなさまに御礼申しあげます。 ドラマのスタッフのみなさまが、いま、とても熱心に、新たな「舟」を作ろうと総力を挙げて取り組んでくださっています。 脚本家の蛭田直美さんがお書きになるシナリオを拝読して、私は早くも爆笑したり涙したりしています。その「舟」に、魅力 的で実力のある役者さんたちも続々と乗りこんできてくださっているそうです。 スタッフ・キャストのみなさま、本当にどうもありがとうございます。新しい辞書を作ろうと奮闘する人々の姿を、ドラマで 拝見できるのをとても楽しみにしております。 新鮮な風を帆に受けて出航しようとしている、ドラマ『舟を編む~私、辞書つくります~』。辞書って、辞書をつくっている ひとたちって、すごくおもしろいんだなと興味を持っていただけるような、愉快で胸打たれる作品になりそうです。 視聴者のみなさまにも、ぜひ、登場人物たちと一緒に航海をお楽しみいただければ幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。

制作統括 高明希コメント

  十年前、「『舟を編む』を、岸辺みどりを主役に連続ドラマ化したい」と、三浦しをん先生にお伝えしました。紆余曲折あり、今、 このタイミングで、脚本家の蛭田さんと出会い、この最高の本を、最高のチームでやるために必要な十年だったと、心から 思えます。 池田エライザさん、野田洋次郎さんは、言葉の大切さを知っているだけでなく、言葉への“畏怖”を持っている方だと感じ ます。伝えあうこと、人と繋がること、簡単でないからこそ、敬意と畏怖をもって言葉を使い続ける。それが出来る方々と お仕事できる喜びを噛みしめて、何度も何度もページをめくる辞書のように、何度でも何度でも観返したくなるドラマを お届けします。プレミアムドラマ 「舟を編む 〜私、辞書つくります~」

あらすじ

大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどり。雑誌の廃刊が決まり、突如異動になった先は辞書編集部!そこは、ぼさぼ さ頭で超がつくほどの生真面目上司・馬締光也を筆頭に、くせ者ぞろい。みどりは、彼らに翻弄されながらも、一冊の辞書 を作るために十数年間に及ぶ時間と手間をかける根気と熱意に触発され、次第に自らも言葉の魅力を発見、辞書編さん の仕事にのめり込んでいく。辞書「大渡海」を完成させるまでの、辞書編集部員たちの奮闘物語。

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