三谷幸喜×香取慎吾の“シットコム”に佐藤二朗ら「緊張感ある現場でした」
香取慎吾が主演を務め、脚本・演出を三谷幸喜が手掛けるAmazon Originalドラマ『誰かが、見ている』(2020年秋配信)に佐藤二朗、山本千尋、長野里美、宮澤エマが出演することが12日、発表された。
三谷幸喜と香取慎吾のプロジェクトにAmazonが企画から参加し、製作する日本オリジナルドラマシリーズの第一弾。三谷の演出による思いがけない仕掛けの数々と、香取のユーモラスな演技。舞台でもない、テレビドラマでもない、全く新しい形のライブ感あふれるエンターテイメントとなる。このほど、香取と共に物語を盛り上げる、個性あふれる追加キャストが発表された。
『誰かが、見ている』は、何をやってもドジばかりで予想もしない失敗を繰り返す主人公 舎人真一(香取慎吾)と、書斎の壁に偶然発見した“穴”から、そんな真一の生活をのぞき見するのをひそかな楽しみとしている隣人・粕谷次郎を中心に巻き起こるドタバタを描いたシチュエーションコメディ(シットコム)。ひょんなことから、のぞき穴と父・次郎のひそかな楽しみに気付き、最初は否定しながらも真一のドジな魅力の虜となってしまった娘のあかねも加わって、物語は一気に予想もしない方向に進んでいく。
今回発表された追加キャストは、穴の向こうの隣人・真一の面白さにとらわれてのぞき見をやめられない粕谷次郎を演じる佐藤二朗と、そんな真一の魅力に可能性を感じ、予想もしない計画を思いつく次郎の娘粕谷あかねを演じる山本千尋、次郎とあかねの計画にも、周りにおこっている異変にも全く気づかず、奔放に生きる二郎の妻・粕谷佳子を演じる長野里美、そして真一の友人で、図らずも騒動に巻き込まれてしまう曽我そと子を演じる宮澤エマの4人となる。
舞台・ドラマ・映画などで、個性あふれる役柄を数多く演じている実力派の面々によるキャラクターたちも、香取慎吾演じる真一に負けず強烈な“笑い”のインパクトを残す。そんな彼らが真一の想定外の行動に如何に反応してゆくのか?
次郎役を演じた佐藤二朗は「ワンシチュエーションで、ほぼ止めずに撮影しています。実際のお客様の笑い声も入っていますし、演者の息遣いまで感じ取ることのできるいい意味で緊張感のある現場でした」。
佳子役の長野里美は「ノンカットという部分はやっぱり難しかったです。だからその場の空気やノリのようなものをとても大切にしました」とそれぞれが口を揃えて、本作ならではの撮影現場の雰囲気を振り返る。
更にあかね役の山本千尋は「普通の映像のお芝居の感覚とは全く違うものがあって、毎日が楽しくてワクワクしていました」。
そと子役の宮澤エマは、「今回の三谷さんのシットコムは、世界初のスタイルだと思います。何重にも喜びと楽しみがある作品になっています」と語り、本作がどのジャンルにも属さない、全く新しいエンターテイメントに仕上がっていることを明かしている。
三谷作品ならではの笑いの応酬と、想像の斜め上をいく展開。1話ほぼノンストップ撮影という緊張感あふれる舞台で巻き起こる、香取慎吾と4人のユーモラスな化学反応が期待される。
同作は、2020年秋にAmazon Prime Videoでプライム会員向けに独占配信される。