熊本出身の超共感型ロックバンドBLUE ENCOUNT(ブルエン)が15日、8月28日に全国公開される映画『青くて痛くて脆い』の主題歌に新曲「ユメミグサ」が起用されることが決定した。

『青くて痛くて脆い』

 『青くて痛くて脆い』は作家、住野よるが2018年に発表した小説作品。今回、実写映画となり、次期NHKの“大河ドラマ”と“連続テレビ小説”の主演を務める、吉沢亮・杉咲花がW主演を務めることもあり、すでに話題沸騰中だ。デビュー作『君の膵臓をたべたい』が2015年に出版されるやいなや、累計200万部を突破し、一躍ベストセラー作家となった住野よるによる『青くて痛くて脆い』だが、この小説のテーマソングとしてブルエンの「もっと光を」が使用されていたことはファンの間では有名な話。

 今回の映画化にあたり、原作者・住野よるたっての希望で、映画でもブルエンが主題歌を担当する流れとなった。

 そして、大人気のTVアニメ『あひるの空』のオープニングテーマに起用され、4月8日にリリースされた楽曲「ハミングバード」のリリックビデオがYouTubeに公開された。現在公開されている最新のアーティスト写真のドキュメンタリー映像をベースに作成された内容で、メンバーそれぞれの撮影風景と<信じる道を突き進む人>を肯定するブルエンらしい歌詞が爽快で、メンバー揃っての撮影風景では楽しそうに撮影を行っている様子が、よりこの曲のメッセージが際立って伝わってくる。

 さらに15日21時からは『青くて痛くて脆い』主題歌担当、そして「ハミングバード」リリースを記念して、メンバーによって定期的に配信されているツイキャス番組、<ブルキャス>が生配信されるとのこと。いつもはメンバーが全員集合した形で行われているが、今回はメンバーがそれぞれの自宅から配信する。

田邊駿一コメント

「『くてくて』が映画化される日がきたらすぐにブルエンさんに主題歌のオファーします!」
2年前の僕らのライブ終了後、
楽屋にご挨拶に来て頂いた住野先生がこう言ってくれました。
『くてくて』とは「青くて痛くて脆い」のこと。
僕を含め、この作品のファンの間ではこう呼ばれています。
先生はこれまで様々な形の「青」を描いてこられたと思っています。
しかし今回の「青」には今までにないほど自分を重ねてしまう部分が多く、とにかく衝撃的でした。
青春とは、扱い方一つでファンタジーにもなりサスペンスにもなるんだと。
そんな『くてくて』の虜になった僕は、
2年越しに住野先生との約束を叶えられたことが心底嬉しかったです。
僕らの新曲、「ユメミグサ」。
この作品を彩るためだけに作った曲ではありません。
僕から登場人物たちに宛てた手紙のような存在です。
住野先生、原作ファンの方々、そして映画で初めてこの世界に出会うことになるみなさんに捧げます。

田邊駿一(BLUE ENCOUNT)

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