Lucky Kilimanjaroの空間の強度をもっと上げられたら
――音楽以外でみなさんが今、特に注目していることは?
ラミ 僕は温泉とかのスパです。お風呂って日本の良い文化だと思うんです。「ここがイケてるな」っていうお風呂がたくさんあるんです。蛇口が捻るタイプか押すタイプかというポイントも大事でして。
――けっこうマニアックな視点ですね(笑)。
ラミ 捻るタイプだとそこは良かったりするんです! 置いてあるシャンプーも重要だし、あと最近はサウナが流行っているようで、ロウリュ(熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させること)ひとつとっても色んなのがあって…。
――かなりこだわっていますね…柴田さんは?
柴田昌輝 僕は中国の時代劇にハマっています。
熊木幸丸 けっこうメンバーの知らない面が出てくる(笑)。
柴田昌輝 周の時代の皇帝に仕える娘が主人公なんですけど、その娘がやがて王妃になって時代を築く話なんです。朝廷内で色んな陰謀が渦巻いてそれに巻き込まれたりして、最初は子供なんですけどだんだん成長していくんです。あと、衣装や装飾品がどんどん華やかになっていって…。
ラミ 昌輝がこんなに楽しそうに喋るの珍しいな(笑)。
熊木幸丸 僕はこんなに熱く語れるのないな(笑)。そうだな…ハマってるゲームアプリがあります。ラミも大瀧もやっていて、途中で僕は飽きちゃったんですけど、最近は2人に追いついています。これは強気で大会に出れるなと(笑)。
大瀧真央 私はラーメンです。オマール海老をベースにしたラーメンがめちゃくちゃ美味しくて衝撃でした。和風の鴨を使ったものや牡蠣味噌とかも。Twitterで“#まおたき飯”ってタグを付けて色々発信しています。フォロワーさんの反応もあるのでこれは続けていこうかと。
――松崎さんは?
松崎浩二 28歳にしてアイドルが好きになりました。アイドルのおかげで毎日が楽しいし生き甲斐だし…。
ラミ そうだったの!?(笑)
松崎浩二 最初は曲が良くてハマったんですけど、最近は推しもできまして。ライブを見ると同じくステージに立つ者として考えさせらることが多いんです。
山浦聖司 僕は毎週フットサルをやっていまして。今後は毎月大会に出ようと思っているんです。ユニフォームも作ってどんどんやっていきたいなと。チームで夏も合宿に行きたいという話もしているんです。
――みなさん好きなカルチャーの種類が見事にわかれていますね。
熊木幸丸 みんな好きなものが違い過ぎます(笑)。
――メンバーのフレキシブルな視点がカラフルな作品として反映していると感じます。さて、5月からの東名阪ワンマンツアーはどのようなものになりそうでしょうか。
熊木幸丸 新しいアルバムを含めたLucky Kilimanjaroの空間の強度をもっと上げられたらなと思っています。「ここにいたら笑顔になれるな」とか「ここにいたら明日から何か変われるかもしれない」と思えるような一番ハッピーな空間をつくりたいと思っています。
――最後に、これからLucky Kilimanjaroが描いていきたいことは?
熊木幸丸 僕らは「世界中の毎日をおどらせる」というコンセプトを掲げて活動していますが、もっと長期的な話だと、Lucky Kilimanjaroの音楽を通して「少し社会が良い空気になったよね」という感覚をつくることができればいいと思います。そういう世界を描きたいと思っています。
(おわり)