CUBERS「温かく見守ってくれたら」個性豊かな5人の“妄想”に迫る
INTERVIEW

CUBERS「温かく見守ってくれたら」個性豊かな5人の“妄想”に迫る


記者:村上順一

撮影:

掲載:19年10月13日

読了時間:約10分

 5人組ボーイズグループのCUBERS(キューバーズ)が10月9日、2ndシングル「妄想ロマンス」をリリースした。5月8日につんく♂作詞作曲によるシングル「メジャーボーイ」でメジャーデビューし、約4カ月ぶりとなった新譜は作詞にSILENT SIRENのひなんちゅ、作曲にフレンズのひろせひろせが提供。2人とCUBERSの5人が作り出すキラキラとした世界観が印象的な1曲に仕上がった。インタビューではメジャーデビュー後の意識の変化や、5人が普段している危ない!? 妄想について切り込んだ。【取材=村上順一】

メジャーデビューからの意識変化

「妄想ロマンス」通常盤

――メジャーデビューして約5カ月が経ちますが、意識の変化はありましたか。

綾介 メジャーデビューが決定してから、マネージャーさんからも「このままではダメだよ」と言われたりしていました。パフォーマンスや振る舞いをもっと高めていかなければいけないというところで、個人的にどうやったら一皮剥けられるだろうと考えていて、いま魅せ方の研究をしています。

 今まではダンスを上手く見せたいとかパフォーマンス重視だったんですけど、それ以外マイクの使い方や表情、歩き方などライブで意識して実践しています。それもあってファンの方からも「表情が変わったね」と言ってもらえるようになりました。

TAKA 僕はメジャーデビューして足りない事だらけだなと思いました。例えば役者を軸にやられている方でも歌が上手い方は沢山いますし、僕らは歌とダンスをメインでやっているので、そこで勝たなければどこで勝つんだと。自分はまだまだだなと感じてしまって…。つんく♂さんにデビュー曲「メジャーボーイ」を書いていただいて、もっと僕らでも出来ることもあったんじゃないかなと思ったんです。でも、ポジティブには捉えていて、この段階でそれに気づけたのは良かったなと思っています。なので、ここから軌道修正して個人としてもグループとしても、もっと良い方向に向かっていけたらと思っています。

優 僕はデビューしてから個人のお仕事も増えたなと感じています。TAKAはもともと舞台をやっていましたけど、僕もこの度初舞台をやらせていただきました。今のところ思い描いていたものに近づいてきているとは感じています。1人で活動してみて得るものが沢山あったので、それはデビューしてから大きく変わったところです。

――その中で課題みたいなものはありますか。

優 個人の活動もあって、個性がある5人だと僕は思っていて、それが良い意味でも悪い意味でもバラバラなんです。なので今、基本に戻ってダンスを揃えようという”群舞で踊る”ことをやっています。一人ひとりが考えているカッコいいという概念が違うのでズレてくるんですけど、それって結局「バラバラだね」と言われてしまうんです。なので、まずはちゃんと揃えようというのが課題です。

――よりグループとしての一体感を高めたいと。こんなことを聞くのも何なのですが、その揃えるというところで、足をひっぱている方はいるんですか。

綾介 ちなみに誰だと思いますか(笑)。

――まだ生で拝見したことがないので、イメージになってしまいますが…9太郎さんで(笑)。

末吉9太郎 なんで~(笑)。一生懸命やってますよ!

綾介 割と当たっています(笑)。僕が振り付けした曲は、こうしたいというイメージがあるんですけど、あとでライブの映像を確認すると、4人がビシッと後ろ向きで決めている時に、9太郎だけお客さんの方を見てニコニコしていたりするんです(笑)。

――協調性が…。そんな9太郎さんのメジャーデビュー後はいかがですか。

末吉9太郎 メジャーデビューして手放しで喜べる感じではなかったんです。デビュー出来る人って一握りだと思うんですけど、そこからまた登っていける人はもっと少ないと思うんです。その中でずっと活動していきたいし、右肩上がりで行かなければいけないので、プレッシャーは日々強くなっています。常に気持ちのプレッシャーはピークといった感じなんです。

――戦ってるんですね。それをあまり見せないのが9太郎さんのすごいところかも。

TAKA 9太郎はすごくしっかりしているんですよ。影ですごい努力もしていて、それを表には見せないんです。

綾介 会議でもダメ出しもすごいしますから。影のリーダーでもあるんです。

――春斗さんはいかがでしたか。

春斗 3年半インディーズで活動してきて、ド素人5人が集まってどういうステージにすれば良いのかという考えも当時はなかったんです。ようやくメジャーデビューという切符を掴んで、責任感というものが大きくなりました。

――期待されていますから。そういえば春斗さんは地元の昭島を舞台にしたDA PUMPさんの「U.S.A.」の替え歌「A.K.島.~カモンベイベー昭島~」が200万再生を超えてバズりましたね。

春斗 そうなんです。でも、最近第2弾として「マツケンサンバII」の替え歌「アキシマサンバII」を公開したんですけど、まさかの3000再生(取材は9月初旬)で大ゴケしまして(笑)。

――何がダメだったんですかね?

春斗 僕がそれを聞きたいくらいなんです(笑)。衣装やセットにもすごいこだわって、撮影に40万円ぐらい使ってしまったので…。

優 なので僕らは2ndシングルでも失敗はしないぞ、という気持ちが強くなりました(笑)。

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