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「友情・努力・音楽!」をキャッチフレーズに活動するボーイズグループCUBERS(キューバーズ)が3月8日、メジャー2ndアルバム『MAJOR OF CUBERS 2』をリリース。CUBERSは2015年に結成され、19年5月につんく♂提供楽曲「メジャーボーイ」でメジャーデビュー。それぞれが役者などマルチな才能を見せ、個々でも活躍の場を広げている。メジャー2ndアルバムは、昨年12月にリリースされた「なんなんだろう」や、2023年2月にアルバムに先駆け配信された「人生Heyday」、新曲「トーキョーラビリンス」や「ゆらゆら」を含む全11曲を収録。今のCUBERSの魅力が存分に詰まった1枚に仕上がっている。インタビューでは、TAKA、優、春斗、綾介、末吉9太郎の5人に、ニューアルバムにサブタイトルをつけるとしたらどんな言葉が合うのか、「人生Heyday」のMV撮影の舞台裏など、話を聞いた。
もし、『MAJOR OF CUBERS 2』にサブタイトルをつけるとしたら?
――メジャー2ndアルバムリリースおめでとうございます! どんな1枚になったと感じていますか。
末吉9太郎 今回のアルバムは、全曲コロナ禍での作品で、前作とは全然制作環境が違う中でできた作品になりました。世の中はもちろん、CUBERSのやり方も変化していく中で、常に僕らは全力でやれることをやってきました。『MAJOR OF CUBERS 2』というタイトルは、僕らが進んでいることを証明するために、このタイトルを付けてくれたと聞いて、すごく嬉しかったです。
――もし、このアルバムにサブタイトルをつけるとしたら、どんな言葉を入れますか。
TAKA 僕は「絆」です。「CHOICE」は人生の選択、「人生Heyday」は自分自身の全盛期をテーマにしていたり、「ピンキーリング」は恋愛ですが、「信じる」ということが他の曲と繋がると思い、絆がいいなと思いました。
春斗 え〜難しいですね。うーん、僕は「前進」ですかね。前作『MAJOR OF CUBERS』をリリースしたあたりから、コロナ禍になってしまって、その中で自分たちができることをやってきました。それは、動いてさえいれば上手くいくんじゃないか、という気持ちがあったので、前進という言葉が合うアルバムだと思いました。
綾介 タイトルが英語なので、それに続く言葉とするなら、「Endless Repeat」がいいかなと思います。それは、永遠にリピートして聴けるアルバムになっていると感じたからです。1曲目が「CHOICE」なので、1曲目を聴き終わってから、好きな曲を“CHOICE”して聴いてもらっても良いと思いますし、曲順通りに聴いていくと序盤は元気な曲調で、最後しっとりとした「ゆらゆら」という曲で締めくくられるのですが、僕は「ゆらゆら」で締めくくられるのがすごく気に入っています。もう一周アルバムを聴きたくなる曲だなと思いました。
――優さんはいかがですか。
優 僕は蝶の絵文字です。それは言葉を入れたくないなと思ったからです。
――なぜ、蝶なんですか。
優 1stアルバム『MAJOR OF CUBERS』は、デビューしてすぐだったので赤ちゃんのイメージで、蝶で言ったら芋虫。コロナ禍を経てリリースされる2ndアルバムは、ここまでの期間でダンスや歌のスキルが上がったなと感じたので、それをサナギとするなら、『MAJOR OF CUBERS 2』が完成したので蝶になったと思いました。
TAKA 蝶になってしまって、この先はどうなるの?
優 一つ完結して次のフェーズに入るということで、次作は鳥かな。
――9太郎さんは?
末吉9太郎 僕は「人生生活」です。このアルバムには色んな楽曲があるんですけど、人間味を感じさせてくれる歌詞がすごく多いなと思いました。ですので、「人生」だけでもいいんですけど、その人生というのは毎日の生活の積み重ねなので、生活も入れた「人生生活」がいいなと思いました。
――それを感じさせてくれる「人生Heyday」は、作詞に児玉雨子さん、作曲に星部ショウさん、編曲に大久保薫さんとハロプロの作家陣が勢揃いで、ハロプロファンの9太郎さんは、テンションが上がったのでは?
末吉9太郎 もう最高です! 僕も初めて作家さんを聞いたとき驚きましたが、SNSで公開した時の“ハロオタ”のみなさんが、「これもうハロプロじゃないか!」と、喜んでくれて。スタッフさんが楽曲をお願いする時に、「一旦CUBERSのことは忘れてください」とお願いしたみたいで、もし、ハロプロで男性グループがデビューするなら、というコンセプトで作ってくださったんです。それもあってイントロがこれまでのCUBERSにはなかった雰囲気になりました。セリフのようなスタイルで始まるのは、最近のハロー!プロジェクトっぽいなと感じています。
「人生Heyday」MV撮影の舞台裏
――MVもみなさんがアイドルのオーディションに臨むというストーリーが面白いですね。オーディション用の履歴書を書かれていました。ちょっとよく見えなかったんですけど、優さんは何て書いてあったのでしょうか。
優 色々項目がありました。理想とする人の項目はRIKACOさんって書きました。いつまでもお綺麗で憧れます。
――(履歴書を撮影した写真を見せてもらう)志望理由の欄、御社の「御」の字、間違えているじゃないですか…。
TAKA それは優の通常運転です(笑)。
春斗 あの履歴書は当初予定にはなかったんです。撮影当日、現場に着いたら「これ書いて」みたいな。何に使うかもわからなかったので、僕は年齢をごまかして書いたら、MVでけっこう映ってしまっていて、ファンのみんなから「なんでこの年齢なの?」とツッコまれて(笑)。
――(笑)。さて、撮影で印象的だったことは?
綾介 ラストサビで紙吹雪が降ってくるシーンがあるんですけど、全部スタッフさんが手動で降らせてくださっているんです。曲が終わるたびに、ハシゴを降りてきて箒(ほうき)で床に散らばった紙吹雪を集めて、また降らしてを繰り返していて。アナログなんですけど、すごく感動しました。映像で見るとすごく綺麗なので、ぜひ紙吹雪にも注目してもらえると嬉しいです。
TAKA 今回、面接官を担当してくださった役者さんが、すごく役に入り込んでいたのが印象的でした。表情はほとんど映っていないのですが、僕らのことを「なんだこの志願者は?」みたいな感じで。役者さんの表情の圧がすごくて、本当のオーディションを受けているかのような空気感があり、僕は緊張しました。それもあって、リアルな表情が撮れていると思います。
――9太郎さんも緊張しました?
末吉9太郎 緊張こそしなかったんですけど、僕はオーディションに落ちる演技をしてほしいというリクエストがあって、その演技を見てくださったスタッフさんから「今までの9太郎さんの中で一番しっくりきた」と仰ってくださって。それは現実に8年間もオーディションに落ち続けてきた僕なので、リアルさが出たと思います。その落ち続けた8年間が報われた撮影でもありました。
――悔しい思いをしてきたんですね。
末吉9太郎 それがそこまで悔しいと思わなかったんです。その感情があったらおそらく8年間もオーディションに挑戦し続けられなかった。きっとどこかで挫けていたんじゃないかなと思います。当時の僕はいつも「面接官の人たち、センスないな」と思っていて、自信過剰でめちゃくちゃ勘違いしてましたから。
TAKA でも、勘違いというのは、何かをするにあたってすごく大事だと思います。
――それがなければ今ここにいないかも知れない。CUBERSに受かった時はついに自分のことがわかってくれたみたいな?
末吉9太郎 合格通知が夜中に来たので疑っていて(笑)。ちょっと様子を見ていたところがありました。
――ちなみにCUBERSと命名するシーンがMVにありますけど、リアルはそうじゃないですよね?
TAKA これはMVでの演出です。僕らはデビュー前、研修期間中のライブでグループ名を知りました。それまでのグループ名が「只今、研修中です。男子」とダサかったので、まともな名前がきてすごく嬉しかったのを覚えています(笑)。
――些細な疑問なんですけど、9太郎さんの「9」はCUBERSの“キュー”と掛かっているんですか。
綾介 CUBERSはキューブからきていて、「枠にとらわれず枠から飛び出していく」という意味合いなので、数字の「9」は全く関係ないんです(笑)。
末吉9太郎 えっ、もしかしてずっとそう思っていたんですか?
――すみません。初めて取材した、メジャーデビューシングルの「メジャーボーイ」の時から、勝手にそう思ってました(笑)。
末吉9太郎 (笑)。
5月26日は全員が集合してほしいライブ
――新曲の「トーキョーラビリンス」は、夢を持って上京した気持ちが綴られた楽曲ですが、皆さんは東京という街にどのような思いがありますか。
綾介 僕の家族は転勤が多かったので、大阪、佐賀、韓国、そして東京にも住んだことがあります。この曲を聴くと大学入学を機に、東京で一人暮らしを始めたときのことを思い出します。東京で一旗あげてやろうじゃないですけど、何かやりたいなと希望と憧れを持って地方から上京したんです。ですので、「トーキョーラビリンス」の歌詞はすごく刺さりますし、18歳当時の自分を思い出させてくれる曲です。
――特にどんな景色が思い出されますか。
綾介 羽田空港から一人暮らしする自宅の最寄駅まで、スーツケース片手にワクワクしながら、飛行機や電車の窓から眺めてた景色は、いまだに覚えています。そして、東京での生活は本当に楽しくて、地元の友達に会いたいと思うことはありますけど、東京に来て良かったなと思います。
――TAKAさんは愛媛出身ですが、「トーキョーラビリンス」を聞いて思うことは?
TAKA この楽曲を作っていただいたオーイシマサヨシ(大石昌良)さんも愛媛出身なんです。しかも高校が同じなので境遇が似ているんです。それもあって歌詞も共感できるポイントがたくさんありましたし、すごくグッときました。オーイシさんにレコーディングのディレクションをしていただいたんですけど、その時に地元の話もできました。
――そうだったんですね。楽曲としての注目ポイントは?
TAKA 2Aメロで9太郎や綾介がセリフっぽく歌っている箇所があるんですけど、それは面白いなと思いました。格好いいだけではない、遊び心がある楽曲だなと思いました。
――9太郎さんは東京、どんな街だと感じていますか。
末吉9太郎 僕は千葉県の木更津出身なんですけど、高速道路から東京の街を見たりすると、この街で芸能人になって色んな仕事ができる人になりたいと思ってました。東京にすごく憧れがあったんです。
――春斗さんと優さんは東京出身なので、この曲の捉え方が変わりそうですね。
春斗 僕は東京、昭島市出身なので、みんなのようにエピソードがあるというわけではないんですけど、やっぱり過ごしやすい街だと思います。
TAKA 春斗くん、昭島市のヒーローなんです。昭島の偉い人たちが集まる会合みたいなものにも行ってたよね?
春斗 お食事会に行きました。めちゃくちゃ広いところでびっくりして。
優 もう“昭島の寅さん”みたいな感じで。歩いていたら八百屋さんとかに話しかけられるみたいな。
春斗 いやいや、流石にそれはない(笑)。
――「トーキョーラビリンス」には、ちゃんと昭島も含まれてますよね。
春斗 もちろんです。僕の中では“アキシマラビリンス”だと思ってますから。
一同 えっ!(笑)
――最後に5月26日に開催される『CUBERS LINE CUBE SHIBUYA LIVE2023』への意気込みをお願いします。
TAKA インパクトを残したいと思っていて、このライブに参加できたことを、誇りに思ってもらえるようなステージをお届けしたいです。いま応援してくださっている皆さんはもちろんのこと、まだ詳しくCUBERSを知らない皆さん、そして、過去に僕たちのことを応援してくださっていた皆さん、全員が集合してほしいライブです。ぜひ、遊びに来てください!
(おわり)
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