衣装にもこだわり
――カップリング「The Good Life」は、日曜日の朝にFMで流れていそうな、オシャレで心地の良い曲ですね。
佐々木和也 僕は、大人の余裕みたいなものを感じました。20代後半~30代くらいの人が歌っているイメージです。後ろで鳴っている音やリズムの感じを含めて。僕らの楽曲では、今までそういう曲はなくて。爽やかなものや心地のいいものはあったけど、鼻歌交じりのような大人の余裕を持ったものは、初めてじゃないかと思います。歌詞の最後にある<全ては思うよりも悪くはないさ>というフレーズも、決してハッピーではないけど、どうにでもなるよっていう。
――考え方次第でどうにでもなるという感じでしょうか。
佐々木和也 そうです。最初のAメロを(手島)章斗が歌ってるんですけど、あえて抜いている感じで軽く歌っていて、それがこの曲の世界観をすごく表現してくれているなって。
手島章斗 僕はそこまで意識してなかったけど(笑)。ただ気持ちよく歌っていました。
佐々木和也 そのテンション感が、僕が曲を聴いてイメージしていたものと同じだったんだと思う。だからミックスされたものを聴いて、「この感じ好きだな」って。
手島章斗 僕も大好きな曲です。オシャレな曲だし。昼間は仲間と「Forever young」を車中で聴きながら海に行って、夕方くらいにBluetoothのスピーカーで「The Good Life」を流してみんなで聴きたいなって。今回のシングル1枚で、海に行くセットが出来上がりました。あと個人的にファルセットが好きなので、ファルセットで歌う曲がきて嬉しかったです。
中山優貴 おしゃれな曲で、大人な感じがしますし。振り付けも、観て楽しめる構成になっているんです。2チームに分かれて、それぞれで違うことをやっている構成もあって、8人という大人数だからできる構成なんです。ライブでは、お客さんも自然と笑顔になれるんじゃないかって思います。
木全寛幸 今を楽しもうという気持ちが、どちらの曲にもあって。ライブでは、「Forever young」はみんなで楽しむ感じで、「The Good Life」は、僕らが身内で楽しんでいる姿を、お客さんに観て楽しんでいただくという感じです。近い2曲だけど、しっかり違う部分もあって、それぞれの良さもあって。この夏はライブでこの2曲をやっていくので、観てくださるみなさんには、そういう違いも楽しんでほしいです。
――<Clap your hands>と歌っているところが、身内で楽しんでる感じですか?
山口智也 そうですね。普段なら、ここでお客さんを煽ったりするんですけど、メンバーと目を合わせるところがあったり、自分たちの中で「楽しいぜ!」ってやっているみたいな振り付けになっています。<Clap your hands>という歌詞でもちろんお客さんも手拍子をして一緒に楽しんでもらえたら嬉しいですけど、メンバー同士で、親指を立てて<Good>ってやるところがあったり。
木全寛幸 僕はシュネルさんと向き合って<Good>ってやるんですけど、目を合わせてくれなくて寂しいです。
シュネル そこは歌っててフェイクもあるから、それどころじゃなくて(笑)。次からは、ちゃんと目を合わせるようにするよ。でも、この曲の主人公のような、肩肘張らない考え方は好きですね。僕は逆に考え過ぎちゃうから、自分も前向きになれるし。マイナスなことを考えちゃう時は、この曲を聴いて「大丈夫。明日は何とかなる」って気持ちに、聴いてくださる方もなってもらえたら嬉しいです。
――今回の衣装も、すごく夏らしくてオシャレですね。山口さんがスタイリストさんと相談して考えたそうで。
山口智也 緑系をメインにするのは初めてだったんですけど、緑と白って夏っぽいし、他のアーティストさんで緑はあまり観ないから。着こなしが難しい色だけど、SOLIDEMOならイケると思って。
手島章斗 僕は、上下緑で。
山口智也 メンバーのキャラクターに合わせて、その人にしか着こなせないものにしました。(中山)優貴くんには帽子を被ってもらって。
中山優貴 ジャケットやアー写で、こういうのを被ったのは初めてで、新しい挑戦という感じですね。
山口智也 SOLIDEMO史上、けっこう格好良いと思っています。この夏一番イケてる衣装なので、そこも楽しんで欲しいです。
佐々木和也 普通に格好良い。
山口智也 ぜひ男の子は真似して欲しいです!
(おわり)