BOYS END SWING GIRL「色褪せない青春を歌いたい」音楽に込めた決意と情熱

「色褪せない青春を歌いたい」

――BOYS END SWING GIRLの具体的な目標はありますか？

飯村昇平　よく言うのは紅白歌合戦ですね。僕らのバンド像に当てはまっていると思うんです。紅白も出れるようなバンド形態ですし、ライブハウスやアリーナでもやるロックな面もあるし。

冨塚大地　紅白に出れるロックバンドっていいですよね。

――みなさんは海外を視野にも入れている？

冨塚大地　それは凄くあります。イギリスに２週間ほど行っていたことがあるんですけど、向こうでは僕が思っていたよりも日本の音楽を受け取ってもらえるんですよ。“クールジャパン”という文化がイギリスにはあって、漫画やアニメなどが盛り上がっていて、日本の音楽に対しても興味を持ってもらえるんです。僕はビートルズの曲をコピーしていって、それを歌えば盛り上がってくれるだろうなと思ってオアシスなどもやったりして。でも、それが裏目に出て向こうの若者はビートルズもオアシスもあまり知らないんですよ！　こっちで言うところの演歌みたいな感覚らしくて。「わからない」って言われちゃって。一生懸命、英語で歌っているのに何だかだんだん恥ずかしくなってきて（笑）。若者は若者なんだなって凄く感じました。

――それは意外ですね。

冨塚大地　逆に「日本語で歌ってくれ」と言われました。それこそ「フォーエバーヤング」を歌ったらメチャクチャ盛り上がったんですよ。「これは可能性がある！」と思って。だから僕達が海外に行くときは日本の音楽のまま行きたいなと思っています。

――７月から東名阪ツアーが始まりますね。

冨塚大地　メジャーデビューしてから初めてのツアーなので、僕らも気合いが違うと言いますか。色んなアレンジが入ったので、それをどうライブで見せて行こうかと考えています。色々と楽しみです。

飯村昇平　ひたすら楽しみですね。楽しみ以外の何物でもないというか。頑張ります！

鍔本隼　ワンマンソールドアウトできたら嬉しいです。僕も楽しみです。

白澤直人　新曲をやるのが純粋に楽しみだよね。

――『FOREVER YOUNG』はどういった方々に届けたいですか？

冨塚大地　やっと自分達の音楽を一言で表せる言葉を見つけたなと思っています。「色褪せない青春を歌いたい」と思っているんです。青春というのはこっ恥ずかしいし、言ってても恥ずかしいし、思い出したくないこともあるし、目を背けたくなったりもするけど、それでも全員が憧れを持っているし懐かしさも持っているし…そういう青春に対して何かを思っている人だったり、今青春まっただ中にいる人達に届けばいいなと思っています。

（おわり）