BOYS END SWING GIRL「色褪せない青春を歌いたい」音楽に込めた決意と情熱
INTERVIEW

BOYS END SWING GIRL「色褪せない青春を歌いたい」音楽に込めた決意と情熱


記者:平吉賢治

撮影:

掲載:19年06月05日

読了時間:約15分

LUNKHEAD、ミスチル、野球、グラフィック…様々な背景

鍔本隼

――ロック畑育ちとのことですが、具体的にどんな音楽に触れてきましたか?

冨塚大地 LUNKHEADさんを聴いていて、むしろそれしか聴いていなかったくらいでした。「LUNKHEADになろう」と思ってバンドを始めたくらいだったんです。ポップなのも好きで、Mr.Childrenさんが凄く好きで。ボーカルの桜井(和寿)さんの書く歌詞が素敵だなと。音楽面はもちろんですけど作詞面で一番尊敬しています。一般的にはポップなイメージだけど、アルバムのなかにエッジの効いた曲が入っているのもいいなと思うんです。このバンドもそういう面があるんです。

――本作『FOREVER YOUNG』でもエッジの効いた楽曲がありますね。

冨塚大地 「Boo!! Let it go!!」はそうですね。それは、こっちにまず寄って来た人に見せたいという感情があるんです。

――鍔本さんは本作で様々なカラーのプレイをしていますね。メインギターは?

鍔本隼 ギブソンのレスポールです。それこそLUNKHEADさんもレスポールを使っているし、あとスピッツさんとか斉藤和義さんとか好きですね。

――楽器に触れたのはいつ頃でしたか?

鍔本隼 高校三年生でした。

――時期的には中学生でギターを始める、という方が多い印象ですがその後なのですね。

鍔本隼 ずっと野球をやっていたんです。音楽にもあまり興味なかったので。きっかけは今のメンバーがバンドをやっていて、僕もやりたいなと思って。

冨塚大地 隼はいつも僕らがバンドをやっているのをお客さんとして見に来てくれていたんです。仲が良かったんですけど、隼は野球部だからバンドには誘えないなって。最初のギタリストが抜けちゃって「隼、頼むからギターをやってくれ」と夜中に電話をしたら、次の日に隼が野球部を辞めて「バンドやる」って言って入ってくれたんです。人生変えちゃったんです。

飯村昇平 野球部辞めたかったんじゃない?(笑)

冨塚大地 バンドやりたくて辞めたんだよね?

鍔本隼 そうそう。

――ベースの白澤さんはアートワークも担当していますね。グラフィックにも造詣が深いのでしょうか?

白澤直人 そこまで勉強をしているというわけではないんですけど、絵を描いたりするのは小さい頃から好きですね。今までインディーズで出したCDのジャケットは手がけたりしてます。

――ベースという楽器に興味を持ったきっかけは?

白澤直人

白澤直人 もともとはアコースティック・ギターをやっていたんです。それは漫画『本格科学冒険漫画 20世紀少年』(小学館、浦沢直樹作)でビートルズとかローリング・ストーンズとか色々出てきて、それで色んな洋楽を知って「弾きたいな」と思って、まずアコギから始めて。そうしたら「バンドやるからベースをやってくれ」と言われて、まんまとベースを買わされましたね。そこからですね。

――飯村さんはどのようにしてドラムと出会いましたか?

飯村昇平 高校の軽音楽部でたまたまドラム叩いてみたらどっぷりハマりまして。それで大学の軽音サークルで白澤と出会いました。それまでは楽しいだけの音楽が、どんどん自分達を作って伝えていくという深いところまで音楽にのめり込みました。それで大学を辞めてバンドに専念しました。

――どんなドラマーが好きですか?

飯村昇平 大学で洋楽に触れることが多くなって、そこでプレイヤーとしてのドラマーを意識し始めました。それまではバンドはバンドみたいな。衝撃を受けたのはニルヴァーナのデイヴ・グロールですね。ずっと憧れです。だからフー・ファイターズも大好きですし。

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