「メジャーボーイ」の聴きどころは?
――さて、「メジャーボーイ」でメジャーデビューされますが、この曲を最初に聴いたときの印象はいかかでした?
綾介 もう、聴いた瞬間から“つんく♂節”が沢山散りばめられた曲でした。僕らは“聴けるボーイズユニット”として活動していて、楽曲にも力を入れてきました。僕らの良さとつんく♂さんの楽曲の良さをフュージョンして頂いたなという感覚があります。
末吉9太郎 つんく♂さんが書いて頂けるなんて完全にノーマークでした。2018年12月24日にメジャーデビューと作詞・作曲がつんく♂さんということを発表された時の動画を毎晩観て、「夢みたいだな」と思っていました。
――9太郎さん、あの発表の時めちゃくちゃ嬉しそうでしたよね。
末吉9太郎 そんなはしゃいでる自分も可愛いなって(笑)。
――春斗さんは「メジャーボーイ」を聴いていかがでした?
春斗 僕らの曲って今まで掛け合いというのはなかったんです。それがこの曲にあったことがめちゃくちゃ嬉しかったんです。それもあってファンの方とも楽しめるのが良いなと思いました。
――歌のポイントはどこだと思いますか。
春斗 基本ノリノリなんですけど、AメロやBメロは落ち着いていて、大人の色気みたいなものが出せると思ったので、そこを意識して歌いました。
綾介 あと、Cメロで本物の黒人シンガーさんがコーラスで参加してくれています!
――本場の風も入ってるんですね。この曲はMVも撮影されていますが、見所は?
TAKA 「メジャーボーイ」はハロプロさんでおなじみの夏まゆみ先生に振り付けをして頂きました。つんく♂さんと夏さんといったら夢のタッグなので、曲を最大限に活かしたダンスも見どころなんですけど、曲の雰囲気に合ったスタジオで撮影させていただいたので、そこも注目して頂けたら嬉しいです。あと、今回はサブ衣装もあってメンバーノリノリの一面も見れます。
――サブはヒップホップ系の衣装ですよね。
TAKA そうです。あれを着ると普段無口で大人しいはずの優がすごいノリノリになって、テンションが凄いんです(笑)。そこも注目ポイントです。知ってる人は「あの優君が!?」となりますよ。
――優さん、普段は無口なんですか。
TAKA MCとかではスイッチが入るとしゃべるんですけど、普段はあまりしゃべらないです。でも、スイッチが入ると暴走します(笑)。
春斗 人をいじる時が一番生き生きしてます(笑)。
綾介 基本、“お笑い脳”なので、面白いものを見つけると興奮しちゃうんですよね。
TAKA 最年少の優が6つも歳が離れている、最年長の春斗をめっちゃイジりますから。
優 春斗さんは生きてるだけで、色々巻き起こしてくれる人なので、イジりやすいんです(笑)。天然で、前も造花に水をあげてましたから(笑)。ライブの時にも舞浜と横浜を間違えたりとか、煽ってステージから落ちたり、本当にすごいんです(笑)。
――青海と青梅を間違えるのはよく聞きますけど、舞浜と横浜はあまり間違えないですよね…。
春斗 僕もそういう間違える人を見て、「間違えないでしょ」と思っていたんですけど、やっちゃいました。まあ、人間誰しも失敗はありますから(笑)。
――きっとそういうのが日常茶飯事にあるんですね。密着してみたくなりました(笑)。「メジャーボーイ」の話に戻るのですが、レコーディングにはつんく♂さんは立ち会われたんですか。
TAKA まだ僕たち、つんく♂さんにはお会い出来ていないんです。
末吉9太郎 お会いしたいです! でも、スタッフさんを通して歌のアドバイスをいただきました。例えば最初の<ウィウィウィ>というところは志村けんさんをイメージしてとか。
TAKA そのアドバイスがどういう方向性にしたら良いのか、めちゃくちゃわかりやすいんです。
末吉9太郎 僕は最初の<メジャーボーイ>というフレーズを聴いた時に大勝利と思いました。めちゃくちゃキャッチーで一度聴いただけで覚えられると思うんです。歌じゃない部分にもつんく♂さん節がすごく出ていて、歌っていないところの音の感じも、ゾクゾクさせてくれます。
優 本物の黒人さんがコーラスしている部分で、自分たちでコーラスをしないというのも初めてでした。歌ではないんですけど、そこで踊っている“聖火ダンス”と呼んでいるダンスも見どころです。そこだけ真顔という指示がありまして、一回横を向いてそこから笑顔になるんですけど、それは新しいと思うので、そこの変化に注目してもらえたらと思います。