COLOR CREATION「2019年は限界突破」“ゴコイチ”で目指す更なる高み
INTERVIEW

COLOR CREATION「2019年は限界突破」“ゴコイチ”で目指す更なる高み


記者:村上順一

撮影:

掲載:19年02月19日

読了時間:約16分

 5人組男性ボーカルグループのCOLOR CREATION(略称=カラクリ)が2月20日、メジャー3rdシングル「Let it snow ~会いたくて~」をリリースする。これまでの作品は、グループ名からも分かるように“色”をコンセプトにデビューシングル「CANVAS」で白、2ndシングル「I’m Here / Blue Star」で青を掲示してきた。今作では鮮やかな赤をイメージ。この冬を情熱的に彩るミディアムバラードで、彼らの表現力豊かな歌声が印象的に響くナンバー。昨年メジャーデビューし、それぞれの心境にも変化があったと話す。その想いを聞くとともに、新譜についてや、歌が上手くなるコツなど5人に話を聞いた。【取材=村上順一/撮影=片山 拓】

それぞれの変化を感じた2018年

――昨年はメジャーデビューし、新鮮な1年だったと思うのですが、それぞれどんな年になりましたか。

KAZ 今までの人生で一番濃い1年でした。一番ライブをした年でもあったし、初めてを沢山経験させて頂いた年でした。これをこれからも更新していくと思うのですが、充実した実りのある1年でした。

KAZ

YUUTO カラクリのYUUTOという人物が出来上がった、内面がすごく形成された1年でした。僕はメンバーの中で1番音楽経験が少ないのですが、一昨年からインディーズでの活動が始まって、普段の自分とアーティストとしての自分の境目が上手く作れなくて、まだセミプロといった感覚がありました。でも、メジャーに来て応援してくれる人も増えて、気持ちが凄く固まりました。

YUUTO

――関わる人数も変わってくると思うので、責任感は増してきますよね。

YUUTO それはすごくあります。この前、両親がインフルエンザにかかってしまったので、伝染らないようにとTAKUYAの家に泊まらせてもらったときのことなんですけど、ふとテレビを付けたら自分が映っていて「あ~俺アーティストになったんだ」と実感してました。

一同 わかる!

KAZ それに近い話ですが、年末に「Let it snow ~会いたくて~」を渋谷のセンター街で流してもらいまして、聴いた友達から連絡が来たり、自分でも聴きに行きました。憧れていた渋谷の街で自分たちの曲が流れるというのは、アーティストになれたと改めて感じました。活動していると今が現実なのかわからなくなることもあります。

――実感した1年でもあったわけですね。TAKUYAさんはどんな2018年でしたか。

TAKUYA 自分自身が変わった1年でした。関わってくれる人たちもすごく増えて、ライブでも盛り上げる中心の役割を担わせてもらったりしました。普段はそういう感じの性格ではないんですけど(笑)。リリースイベントで歌う時と、対バン、ワンマンで歌う時では同じ盛り上げ方だとだめだなと考えたり、自問自答しました。なぜそこにこだわったかと言うと、曲と曲の間のMCや盛り上げ方によって次の曲の伝わり方がすごく変わるなと感じたからです。初めて自分たちのライブを観てくれる方の心をどうやって惹き寄せられるかというのを考えた1年だったなと思います。

TAKUYA

KAZ TAKUYAのおかげでみんなの声が出るようになったり、曲にも参加してくれたりするようになるので、すごく重要なポジションです。昨年はリリイベなど年間200ステージ近くライブをやりましたが、どんなシチュエーションでも、どんどん引っ張ってくれます。

TAKUYA 反省も多いですけどね。ワードによってはお客さんの表情が違ったりして、自分が作りたかったのは、こういうのじゃなかったんだけどな…みたいな時もありました。そうなるとワード一つで5人のイメージが決まってしまうので、その責任感はすごく変わりました。

――盛り上げ方によってすごく変わりますよね。JUNPEIさんはいかがでした。

JUNPEI 僕はメジャーデビューして、更に欲がでた1年でした。デビューすることができて一番大きな夢は叶いましたが、ここはゴールではなくてスタートラインなんだなということをすごく感じました。全国各地を回らせていただいたりして、車を運転するスタッフさんもすごく大変で、自分ひとりでは活動できないし、メンバーがいてくれるから自分はハードなスケジュールの時でも歌えているなと感じて、すごく感謝が込み上げてきました。

JUNPEI

 メンバーに関しては運命共同体だから、人生を背負っているといったら大げさかもしれないですけど、スタッフさん含め、人生の時間を使って僕らをサポートしてくれているので、「絶対売れたい」という思いがさらに強くなりました。僕らのことを応援してくれている皆さんに、応援していて良かったと思ってもらえるようなグループになりたいと思った1年でした。

――意外とひとつ達成すると次の目標が見えてくるので面白いですよね。プレッシャーも相当だと思いますけど。

JUNPEI そのあたりは僕は二面性があるので、意外と大丈夫かなと思っています。追い込む所もありますが、楽観的なところもあって、抜くとこは抜けるので。

――チャンネルの切替が上手いんですね。RIOSKEさんは?

RIOSKE 僕もKAZと同じくすごく濃い1年だったなと感じています。自分に足りないものと、強みというのがはっきりと分かりました。なので、2019年はその分かった強みというのを強化していきたいなと思っています。歌だけではないなと思えていますし、ファンの方への想いもそうですね。憧れられるような存在になりたいなと思っています。アーティストとしての自分を磨いてやっていきたいです。

RIOSKE

――その足りないものとは具体的にはどんなところだったんですか。

RIOSKE 喋りがすごく苦手なんです。MCでもメンバーに迷惑をかけているんですけど…。

KAZ “ハーフあるある”(*編注=RIOSKEは日本人とペルー人の両親を持つ)なんですけど、RIOSKEに敬語が似合わないんですよ(笑)。なので、フランクに接してしまうところがあり、丁寧語を使ってしゃべると違和感があると言いますか。自分の気持ちを伝えるのが苦手な感じもします。

――今話している感じではそんな風には感じないですけど、おそらく歌に説得力があるのはそこも関係しているのかなと思いました。12月のライブで披露したホイットニー・ヒューストンのカバー「I Have Nothing」も痺れましたから。

RIOSKE ありがとうございます! なので自分が出来ないこと、出来ることというのが分かった1年で、カラクリにとってプラスになることを考えました。

――それぞれの課題もあり、2019年が終わる頃にはさらに大きくなっている予感がしますね。

JUNPEI 一気に変えたいなと思っても変わらないので、本当にコツコツ地道にやっていくしかないなと感じています。誰かが頑張っていたら僕も頑張らなければと思えるような、切磋琢磨できる関係なので、そこはすごく強みです。

KAZ インディーズのときから困難に対してみんな真面目に取り組んで、良い空気感の中で活動が出来ているので、去年の課題を乗り越えられるようにそれぞれが出来るところを頑張りたいです。

――良い意味でメンバーそれぞれがライバルでもありますよね?

KAZ それもあると思いますが、ライバルというよりかはみんながそれぞれ助け合っていく感覚の方が強いと思っています。カラクリには俺が俺がというタイプはいないんです。

――でも、皆さんの年頃だとまだ自分中心になってしまってもしょうがないかなと思いますが…。

RIOSKE ソロ活動での経験があるので、そこはなくなりました。今ではやっぱりカラクリが売れなければ意味がないと思っています。

KAZ それぞれの得意分野があって、こういった取材もMCも1人では出来ないですから、それを5人全員が分かってるからこそですね。

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