2020年末をもって活動休止することを発表した嵐。櫻井翔が28日、日本テレビ系『news zero』に生出演。有働由美子アナウンサーからの質問に誠実に応え、決断に至った背景や自身の思いに言及。活動休止後の“復活”の可能性は「ありますよ。あります」と断言し、ネット上のファンは感激の声を挙げている。

 会見がおこなわれた前日の昼、大野智に連絡したという櫻井。「何かあったら必ず僕がフォローするので、安心して会見にのぞんでほしい」と伝えたといい、嵐のライブ前などに必ずおこなっているという、メンバーそれぞれが目を見て握手をする、同じことをして会見場に臨んだことを語った。

 2017年6月にリーダーの大野智が切り出した、活動休止という決断に至った話し合い。有働アナは「解散ということもチラついたりはしたんですが、よく嵐の皆さんは5人で一つっておっしゃるじゃないですか」と尋ねた。

 これに櫻井は「2017年6月現在においては、チラつきはしましたけど、おっしゃるとおり一人でも欠けたら嵐ではないと思っているので」とし、「チラつきはしましたけれども、何とかそれを回避してみんなが納得するところに着地させなければならない、それはおそらく僕の役割であろうと」との気持ちがあったようだ。

 会見中に一部記者が質問した「無責任」との発言が、物議をかもしている。番組ではその映像を流し、有働アナは櫻井がどう受け止めているのか単刀直入に聞いた。

 櫻井は「私たちが一番伝えたかった誠意について話しているので、ちょっと自分の中での温度が上がったというのはあるかもしれない」としつつ、「あのご質問をいただいたお蔭で、結果としてきちんと我々の思いの丈が、温度をのせて伝えることができた」とし、当該の質問を含めて強く感謝。有働アナは感心の声を挙げた。

 大野について櫻井は「すごく才能が豊かな人なんですね。踊りもうまいですし、歌もうまいですし、絵だってうまいし、これ文脈と関係ないですけど字もうまいですから。他のところにも行く可能性も秘めてる人なわけですよ」とリスペクト。

 その上で、「20年一緒に我々とともに歩んでくれた、だから休んでいいんじゃないかなと僕は思ってます」と自身の考えを伝えた。

 有働アナは、2020年12月31日までの活動について尋ねる。櫻井は「少しでも一人でも多くのファンの方に喜んでいただけるよう、楽しんでいただけるようなことを、準備というか考えて、考えて準備している感じですね」と話した。

 2021年以降については「本当にその時期までのこと、嵐のことで頭がいっぱいなので、あまりイメージはできていないですけど、2021年以降、一時的ですけど、それぞれの活動になっていくので、そうなったときの準備を我々もしていかないといけない」と受け止めていることを語った。

 そして、有働アナは「嵐の復活はありますか?」と、活動休止後の“復活”の可能性についてストレートに聞いた。

 これに櫻井は「ありますよ。あります」と強くうなずきながら断言し、「いつかまた5人でそろってパフォーマンスというのを頭の片隅に置きながら、2020年12月31日以降はそれぞれが活動していくことになる」とコメントした。

 有働アナはほっとしたような表情を浮かべ、2021年以降で具体的に描いていることを尋ねられると、櫻井は「これはですね、MCもそうですし、ドラマもそうですし、映画もそうですし、すべて大絶賛、受け付けております」と真顔で有働アナのほうを向き、スタジオは大爆笑。

 有働アナは「ゼーロー」とリズムを取り、櫻井は笑顔で「もちろんですよ。よろしくお願いします」と、「news zero」への出演継続を誓った。

 櫻井は「ファンの方みなさんが、すべてを納得いただいているかというと、そうではない部分もあると思いますけど、温かく我々の決断を見守っていただいたことに心から感謝しています」とファンへの感謝を口にした。

 番組の終盤、ファンからは「2020年12月31日以降も嵐のファンとして過ごしていいですか?」との質問が寄せられると、櫻井は「いやあ、こんな言葉もう、本当にうれしいですよ。もちろん、嵐のファンでいてくれたら我々もこんなにうれしいことはない」と感謝し、番組を締めくくった。

 この放送を多くのファンがテレビの前で見守ったようで、ツイッター上には続々と投稿が寄せられた。

 ファンからは様々な反応が挙がっているが、「自信のある復活宣言を聞けて、もうこれ以上のうれしさはないよ」「『復活はあります』という櫻井くんの力の込められた声、耳から離れません。ありがとうしか本当にない」「希望が持てました」と″復活″の可能性を肯定した櫻井に感激する声が続々と投稿されている。

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