Lead「ストロングな姿も一度見て欲しい」デビュー17年目に見せる新たな魅力

ソロダンスは先手必勝

Lead（撮影＝冨田味我）

――「Be the NAKED」のダンスについて、もう少しお伺いしたいのですが、サビの部分は“モザイクダンス”と呼んでいるのですか？

古屋敬多　それで行こうかと（笑）。

谷内伸也　そういうイメージでShow-heyくんはつけたみたいです。NAKED、さらけ出せ＝裸みたいなところもあるから。

――ジャケットを脱ぐところとか。

鍵本輝　そこもNAKEDから来ていると思います。

古屋敬多　Show-heyさんが振り付けしたときに、はじめにそこの部分が出てきたみたいなんですよ。ここがおすすめだと言われていました。Show-heyさんは前のシングル「Bumblebee」でもすごく活躍してくれて。「Bumblebee」の時はシチュエーションを変わりながら一連で撮ったので、ディレクションをその場ですぐにやってくれたり。現場ですごく活躍してくださるんです。

谷内伸也　監督もShow-heyくんには毎回いて欲しいと言っていました。いろいろ対応できる。修正とかきかせるのが、すごく早いんですよ。心強かったです。

――体力的にはどうでしたか。

鍵本輝　いや、きついですね。結構、ギリギリでやっています。毎作品思うことではあるんですけど、毎回ギリギリが増していくな、と。

――この曲はライブでセットリストのどこに置くか、悩みそうですね。

谷内伸也　でもその辺考えるのも、楽しみですね。

古屋敬多　たぶん後半っぽいですかね。逆に登場でも面白いかも。

――歌詞の冒頭に＜衝撃登場＞とありますからね（笑）。あとアウトロが結構長めというのも特徴かなと感じました。

鍵本輝　これは踊りたいということで、アウトロをつけてもらったんです。最初は歌でバッと終わっていたんですけど。

古屋敬多　あと、MVもいろいろなギミックがある中、最後だけ定点でアウトロのダンスを見せているんですけど、それは敢えてやっているんです。最後は僕たちのパフォーマンス、実力というか。ギミックとかではない、素の格好良い部分みたいなものを見せたいと監督がおっしゃっていたので。

――歌詞に＜先手必勝 One of a kind＞とありますが、皆さんは「先手必勝だったからうまくいった」ことはありますか？

古屋敬多　僕はインタビューとか、先手必勝だと思うんですよ。

――どういうことでしょう？

古屋敬多　１番目にドンッと話し出した人の方が、よく載っているイメージがあるんですよ。

谷内伸也　たぶんインタビューする方も「あ、この人率先してしゃべってくれる、ノッてくれるな」みたいな感じで自ずと対話になるし。

古屋敬多　その話が軸にもなっていくので。あと、１番目の人のコメントがよく使われているな、と感じます（笑）。映像とかでも先手必勝なんだろうなと思うんですけど、僕は「これを言ったらどうかな」とか余計なこと考えてちょっと出遅れるので。あまり使われないんです（笑）。

――突破口を開くのは勇気がいりますよね。

古屋敬多　考えがまとまっていないといけないですしね。

谷内伸也　僕はトレンドのダンスだったり音楽だったりを先に入れる、というのは結構大きいな、と思います。察知する能力というか。

鍵本輝　ライブのソロダンスは、気持ち的には先にやっちゃった方が楽です。

谷内伸也　あー！　ありますね。

鍵本輝　どんどんハードルが上がっていくんですよ。「わ！　それやってきたか！」と。
谷内伸也　「それ、俺もやろうと思ってた！」とか。

鍵本輝　「どれでいこうか。どのカードを切ろうか」みたいに。

――なるほど。それは最後の方が厳しいですね。

鍵本輝　それで沸かせた人が勝ちだと思って。ソロダンスは先にやった方がいいです。先手必勝だと思います。

――オチというのは一番難しいですし。

鍵本輝　そうですね。やたらとすごいことをやるか、ちょっとおもしろい方に走るか、どっちかしかないので。

――先にやった方が、勇気はいるけれど楽なのかもしれないですね。今年は先手必勝が大切かも。

鍵本輝　そうですね。どんどん前のめりでいきたいですね。