輝ける1年に――、E.G.familyが見せる進化 ツアーのキックオフ鳴らす新曲
INTERVIEW

輝ける1年に――、E.G.familyが見せる進化 ツアーのキックオフ鳴らす新曲


記者:木村武雄

撮影:

掲載:19年01月25日

読了時間:約16分

Dream Shizuka「かなしみから始まる物語」

 最後を飾るのは2月6日配信予定のDream Shizuka「かなしみから始まる物語」。彼女がソロデビュー曲として選んだのはバラード。DreamやDANCE EARTH PARTYなどグループ活動で培ってきた表現力と天性の深みのある歌声をもって最高の形で表現した渾身の1曲だ。

――Shizukaさんは去年の12月にソロデビューを発表されました。もともとソロでやっていくつもりがあったのですか?

Dream Shizuka 全くなかったです。やっていけるとも思っていなかったので。いずれできるように、自分の足で立てるようになれればいいなとは思っていましたけど、まだ今の自分にはソロの実力はないと思っていたので。

――何かきっかけがあったのでしょうか?

Dream Shizuka 新しい道を選択するときに、自分が何をやっていきたいのかということを改めて考えました。やっぱり歌や音楽というものは譲れなくて。でも、今すぐソロデビューできるということは全く決まってなかったですが、時間がかかったとしても、いつかは音楽でみなさんの前にまた立ちたいという思いがあるのであれば、それに向けて今できることをやっていこうというふうに考えていたので、こんなに早く活動ができるとは想像もしていなかったです。

――そのなかで、デビュー曲にバラードを選んだ理由は?

Dream Shizuka ソロデビューは一度しかない大切な機会なので、そこで自分自身が何を示したいのかということを色々考えて、スタッフのみなさんと相談をさせて頂きました。そのなかで、色んなジャンルの音楽を並べて悩んでいたのですが、やっぱりバラードがしっくりきたというか、私が歌手になりたいと思ったきっかけもバラードでしたし、ちゃんと歌を伝えられるアーティストになりたいと思ったのがきっかけでこの夢を目指したので、そういう意味では原点に戻って、ゼロからのスタートなので、そこで自分の思いを示すのがいいんじゃないかなと。着飾るよりもシンプルに自分自身で勝負するのがいいのかなと思ったので、前からずっと温めていた楽曲を選んで制作しました。

――Shizukaさんの深みのある歌声はこの曲にマッチしていますよね。

Dream Shizuka 実は昔、自分の声がなかなか好きにはなれなかったんですよ。だけど、自分にしかない声だと思えたときに、それは個性だと思えるようになって。そう思うと、好きになり、武器であり、この声だからこそ歌える歌は必ずあるんじゃないかなと。今まではグループの思いを自分が声に乗せて伝えるという役目だったんですけど、これからはソロなので自分がどう伝えたいか。自分が軸になってくるのでそういう意味では今までよりも自分の声や歌い方は大切にしていきたいと思います。

――バラードは、声の表情が凄く大切だと思います。

Dream Shizuka その点はとても苦戦しました。楽曲自体も凄くシンプルですし、壮大でファンタジーな要素もある楽曲だったので小細工が効かないというか。日常生活で感情を振り切るということはなかなか難しいと思うから、せめてこの楽曲では感情をあらわにして、「悲しいときは悲しいと思い切り振り切った方がいいんじゃない?」というアドバイスを作詞をしていただいた小竹さんから頂き、自分なりに時間をかけて丁寧に、ニュアンスも大切にしながらレコーディングをさせて頂きました。

Dream Shizuka

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