スダンナユズユリー「LOOK AT ME NOW」
口火を切るのは、E-girlsの「EG-ENERGY」。エネルギーに満ち溢れる彼女たちを象徴するようなナンバー。イントロ、Aメロ、Bメロはまさに弓を引くように力をため込み、サビで一気に放出するさまは、まさに前を向いて突き進んでいく彼女たちをサウンドで表現しているかのようだ。
それに続けと、1月9日にはスダンナユズユリーの「LOOK AT ME NOW」が配信された。約1年4カ月ぶりの新曲は日本の要素を入れたクールなダンスミュージック。これまでのポップナンバーとは一線を画す新たな魅力を引き出したナンバーだ。ミュージックビデオ(MV)では私服を含む様々な衣装を身にまとい、ディープな魅力を放つ東京の街中で自信に満ちたリップシーンを披露している。監督を務めたのはこれまでに数多くのヒップホップアーティストの作品を手掛けた鬼才・HAVIT ART STUDIO。斬新な映像表現で楽曲の世界観を映し出している。
――これまでの2曲と比べるとだいぶ雰囲気は変わりましたね。和の要素も入っていてかっこいい仕上がりです。
須田アンナ デモがきたときから和を取り入れた楽曲になっていました。ただ、和が入っているからといって、MVでも“ザ・和”みたいなものを入れようとはせず、そのギャップを見せられたらいいよねと。アメリカンな感じというか、HIP HOP色が強いような、髪型もけっこう奇抜だったり。サウンドに和が入っているからといってとらわれることはなくて。楽曲が攻めているから、MVもけっこう攻めていけるな、と思いました。
HIP HOPでトラップ的な楽曲ですし、E-girlsに次ぐツアーキックオフナンバーなので歌詞の内容もけっこう攻めていいんじゃないかとみんなで話して。“GIRLS POWER”みたいな、「女の子の力って凄いんだよ」ということのを伝えたくて。「CALL ME NOW」(2017年8月発売の2ndシングル)から1年半空いたけれど、その1年半でみんなが感じてきたこととか、ラップや歌唱力と向き合って、もの凄いスピードで駆け上がったので、それをそのまま楽曲やMVに落とし込み、けっこう攻めた楽曲に仕上がりました。
――世界を意識したサウンドに和の要素を入れているところを見ても、2020年の五輪に向けてかなり良いインパクトを残せると思いました。
須田アンナ 日本が注目されるチャンスというのは意識しました。オリンピックに向けて日本が注目される中で、音楽にも注目が集まっていると思います。そのなかで「J-POPにこんな子がいるんだ」と思わせたいというのもあって。今回はMVで私服を使ったんですけど、その私服のパターンでもhave a good timeやLittle sunny biteなど、日本のブランドを取り入れて、日本だということが一目で分かるような場所や雰囲気でMVを仕上げました。
――海外にも行ってほしいですね。
須田アンナ 行きたいですね! (武部柚那、YURINOを含む)3人でも「英会話する?」って話をしたり、歌詞にも英語を多く入れたり。3人の中での野望というか、そこに攻めて行きたいという気持ちはあります!




















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