青山テルマ、“挑戦”だった「シュガー・ラッシュ:オンライン」日本版エンドソング
INTERVIEW

青山テルマ、“挑戦”だった「シュガー・ラッシュ:オンライン」日本版エンドソング


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年12月20日

読了時間:約9分

アトラクションに乗っている感覚で映画を観られた

――印象的なシーンはありましたか。

 ディズニー歴代のプリンセスが登場するシーンはかつてない映像ということもあって印象に残っています。ディズニーのファンの方がわかるジョークもあって楽しかったです。あと、オンラインに飛び込むといった作品なので、GoogleやeBayといった日常的に使っているアプリなどが、アニメーションになるとこう表現されるんだというびっくりがありました。インターネットをアニメーション表現としてあまり見ないじゃないですか? その表現力が素晴らしかったです。ディズニー作品としても新しいアプローチだったので、観ていて楽しかったですし、アトラクションに乗っている感覚で映画を観られました。

――今作には友情というテーマがありますが、最近、友情を感じた瞬間はありましたか。

 来年、高校時代からの私の親友が、来年5月にアメリカで結婚式をするんですけど、昨日、家に帰ったら荷物が届いていて、そこには「ブライズメイドになってもらえませんか」というメッセージが書いてありました。

――ブライズメイド?

 日本であまり馴染みがないんですけど、アメリカでは新郎・新婦の寄り添い人というのがいるんです。その友人からオリジナルで作ったプレゼントをもらいまして、親友が結婚するのに「テルマが横にいないと結婚を誓えない」と書いてある手紙を添えてくれて、それを読んで私は泣いてしまいました。友達の幸せな瞬間に携われる、その時に一番近くにいて欲しい人がいるというのは、すごく嬉しかったです。

――『シュガー・ラッシュ オンライン』と同じく、その友人もテルマさんとは目指す道も違っていた?

 学生時代なら重なる部分もあるとは思うんですけど、社会人となると変わってきますよね。お互い遠く離れていても目指す場所を見つけながら支え合っていく、久しぶりに会っても、離れていた時間が一瞬に感じるような経験を私もしています。映画を観て友達に会いたいなと思いました。

――その感情や心情も歌に込められているわけですね。

 <君に出会えて本当よかった>や<君が 居るから>という歌詞にそれが強く出ています。自分が思いっきり生きられるのも、周りの人達がいてくれるからこそですし、自分の為だったらとっくに諦めていることも、みんながいてくれるから、みんなと叶えたい夢があるから価値が出てくると思います。自分ひとりのためだったら楽しくないかもしれないです。お互いを応援し合いながら夢を叶えていく楽しさや、前向きな感じを歌詞に落とし込みました。

――友人との接し方も10代の頃と今では変化もありますか?

 接し方はあまり変わってないと思います。良い時も悪い時もそばにいてくれる人を、大事にしていこうと強く思います。

――主人公のラルフとヴァネロペはお互い考え方が違う部分がありますけど、テルマさんはどちらに近い考えを持っていますか。

 どっちだろうな~。どちらの考え方も経験してきているんですよね。寂しいというのもわかりますし、自分の夢のために何も言えなくなってしまうという心情にもなったことがあります。なので、2人の感情がわかったので、それもあって泣いてしまいました。

青山テルマ

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