KEYTALKが1日、千葉市美浜区の幕張メッセで開催された、ボランティア推進プロジェクト『RockCorps supported by JT 2018』のセレブレーション(ライブイベント)に登場。「MONSTER DANCE」など全6曲を熱演。ステージを降りてオーディエンスにまざってパフォーマンスするなど圧巻のステージで魅了した。

 『RockCorps』は、音楽フェスと社会貢献活動を結び付けたイベントで、4時間のボランティア活動をすると、「セレブレーション」と呼ばれるライブに参加する事ができる。

 この日の中盤に登場したKEYTALK。のっけからフルスロットルのライブ運び。小野武正(Gt/MC/Cho)がステージを降りてオーディエンスと同じ目線に立って叫べば、寺中友将(Vo/Gt)が感情揺さぶる歌声で見せていく。

 リズム隊も彼らに呼応するように前面に。首藤義勝(Vo/Ba)は歌声に加え、グルーヴの利いたベースをゴリゴリに弾けば、八木優樹(Dr/Cho)も叫び、迫力且つリズミカルなドラムを打ち鳴らした。

 観衆も、大歓声とペンライトを激しく振って彼らに呼応する。KEYTALK、観衆ともに感情のリミットが外れた状態で大盛況のうちに幕を下ろした。

 その後の囲み取材では清々しい表情で会場入りしたメンバー。

 彼らも、一般参加者にまざって草刈のボランティア活動をしてきた。小野は「ボランティアした人が集まった空間でライブをすることはなかなかないと思います。いつも音楽を通して一体になれることはありますが、それ以上に見えない絆が生まれていました。楽しかったです」と満足の表情。

 寺中も「いつものライブとは違うなということを感じました。普段なら演奏するなかで生まれていくものだけど、始まった瞬間に一体感が生まれていました」と普段とは異なる空間のなかでパフォーマンスが出来たと明かした。

 一方の首藤は「凄く楽しかったです」と語るとともに、ボランティア活動を振り返り「皆さんと一緒に汗を流したのは楽しい思い出として心に残っています」とし、八木がその活動のなかで虫に刺され、一般参加の女性にかゆみを抑える薬を貸してもらい救われたと回顧。その参加者とはこのライブで出会うことはなかったが、八木は「また一緒に草刈をしたいです」と再会を望んでいた。

 また、ライブ中はステージを降りてオーディエンスの中に飛び込んだ小野。「最初のMCで『自由だ!』と言ったんですけど、その言葉は何も考えずに出た言葉で、それぐらい初めて会った感じのしないぐらいの空間で、しかもあれだけ観客がいたのにホーム感があってどんどん前のめりになっちゃいました」と笑顔で語っていた。【取材・撮影=木村陽仁】

セットリスト

01.桜花爛漫
02.Summer Venus
03.Cheers!
04.fiction escape
05.MATSURI BAYASHI
06.MONSTER DANCE

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