専門学生がコライトで作った「流星のパノラマ」
──「流星のパノラマ」は、テレビ朝日系の音楽番組『musicるTV』の企画で、音楽の専門学生とプロが共同で楽曲を作ったものだそうですね。
ami 私は、もともといち視聴者として観ていて、曲のテーマが「女子高生3人組のイメージ」というものだったから、「これって私たちにぴったりじゃん!」と思っていて。
Nono そのときは、私たちにはまだ何も伝えられてなかったんです。それで、ライブのリハをやってるときに、「もしかしてうちらじゃん?」って言ってたら、その数日後にデモが送られてきて。
ami 「あっ! あれだ!」って。
Nono 不思議な感じだったよね。
MOMOKA 曲を作った専門学生さんたちが、レコーディングにも立ち会ってくれて。私たちも普段とは環境が違ったけど、学生さんたちもアーティストにボーカルディレクションするのが初めてで。お互いに最初はよそよそしい感じだったんですけど、ディレクションするときはブースまで来てくれたりして、丁寧にやってくれて。すごく新鮮なレコーディングでした。
──曲の印象はどうですか?
Nono キラキラしています。歌っているときも、頭にイメージが浮かびやすくて。わざわざ考えようとしなくても、勝手に頭のなかがそのシーンになるんです。パッて浮かぶから、自然にその気持ちに寄り添えて、すごく歌いやすいです。
ami すごくかわいいですよね。片想いを星にたとえていて。ロマンチックだなって思います。無数の星じゃなく一番星になりたいと歌ってるところは、そこの歌詞がみんな大好きです。私たち世代には、このキラキラした歌詞が共感ポイントだと思います。年齢に関係なく、歳上の方にも楽しんでいただける曲だと思います。
MOMOKA 学生だからとかプロだからとか、差はまったく感じなかったし。自分たちの曲として、自信を持っていい曲です! と胸を張れる曲です。J☆Dee’Zらしくアレンジされてはいるけど、新しさもあるという感じですね。
──振り付けは?
ami 目線で星を眺めている様子を表したり、壮大さが出ていると思います。それに恋愛の曲でもあるので、恋の可愛らしさを表現したところもあったりします。
MOMOKA キラキラ感を出すためにウーアーハモが多いんですけど、歌のカウントと振り付けのカウントが違っていて。声は動かないけど、振り付けは動いているみたいな。それは慣れるまで時間がかかりましたね。
Nono ウ〜って歌に集中してると、気づいたらダンスが遅れてしまってるみたいな。
MOMOKA それがダンスと歌の両立の難しいところですけど、「流星のパノラマ」は、ウーアーが多いぶん、いちばん難しいかもしれないです。
Nono 私、左右の手で違う動きができないので、すごく難しくて。
──右で三角を作りながら、左で四角を作るみたいな。そういう頭の体操がありますよね。
Nono そうそう。そういうのは、私本当に無理で。
ami 私も無理かも。
MOMOKA じゃあ今度から、それをトレーニングに取り入れよう(笑)。
──3曲目は、横浜DeNAベイスターズ、tvk中継テーマソングの「swing swing swing」ですね。野球の経験は?
MOMOKA 高校野球を観に行ったことはあるけど、プロ野球はなくて。
Nono 野球は、体育の授業でやった程度です。
ami 私は父と兄が野球をやってて、小さいころは兄が野球やるのについていって、ボール拾いとかやってましたよ(笑)。
──野球のスウィングとジャズのスウィングがかかったタイトルで、すごく楽しい曲ですね。
MOMOKA ライブでも盛り上がります!
ami 振り付けは自分たちでやらせてもらったんですけど、歌詞に野球用語がたくさん出てくるので、そこでちょっと遊びたいなと思って。<ホームラン>のところでは、タオルをバットに見立てて振るところがあったり、キャッチャーになるところがあったり。そういう遊びがありつつ、サビはみんなでタオルを回すという、夏にぴったりの曲です。
Nono ライブでは、お客さんも一緒にバットを振る振り付けをやってくれています。