どんなことがあっても負けない、urata naoya 確固たる決意
INTERVIEW

どんなことがあっても負けない、urata naoya 確固たる決意


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年07月25日

読了時間:約12分

何をすればいいかわからないくらい必要なもの

『unbreakable』MUSIC VIDEO盤ジャケ写

――前作の『unlock』は漢字縛りでしたが、今作はタイトルが全て英語表記です。これにも意図が?

 何にも考えていなくて。前作は仮タイトルを数字でつけていました。レコーディングが終わったときにタイトルを決めることが多くて、自分が引っかかった言葉をタイトルにしていきます。『unlock』の本当のタイトルは『解放』だと自分の中では思っています。今回のタイトルを模索していた時に、「you are my xxxxx」という曲がきっかけとなって、英語で統一しようという流れが生まれました。

――頭の中で自然に統一されていった?

 そうですね。だから来年あたりにまたアルバムを出すとしたら、もしかしたら中国語のタイトルかも(笑)。「この曲は『你好』がいい」となったら、そこから自然に統一されていって(笑)。

――ジャケット写真は馬と一緒に写っていますが、これは「Checkmate」のチェスの馬から?

 そうです。白と黒の世界というのをイメージしたときに、チェスを象徴するものって馬だなと思いました。馬を横にいさせるというのは自分の強さと自分の表現したいものにピッタリだなと思ったので。その世界観を作るのに自分一人がいるよりも相方のようにいるのがより強く見えるんじゃないかなと。表現したいことを引っ張ってもらえるんじゃないかなと思って。

――撮影のとき、けっこう馬が暴れてましたね。

 そうなんです。一回、その馬にタックルされて心が折れそうになって(笑)。でもかっこ良く撮るところはちゃんと大人しくしていてくれて。

――今作を作り上げたことによって、歌に対する存在意義が変わってきたと思いますが、現在、歌やダンスというのは自身にとってどういった存在でしょうか?

 ちょっと前までは「好きだからやらなければいけない」と思っていたけど、今は逆に「やらなかったら何をすればいいかわからないくらい必要なもの」になりました。

――今、歌やダンスを奪われてしまったらどうしますか?

 人間をやめます。もう馬になります(笑)。歌うことができないくらいだったら死ぬまでただ走り続けます、みたいな。

――歌をやめてしまいたいと思ったことはあるのでしょうか?

 あります。続けていく中で「やめたい」と思ったことがなかったら続けている人間はいないと思います。やりたいことだからこそ、楽しいだけでは多分やっている側もつまらなくなって、すぐ飽きがくると思っていて。全てが上手く行っていたら練習も努力も要らないし。上手くやり続けている人に関しては、本気でやめてやろうと思ったことが少なくとも一度はあるのではと思います。それは歌だけに限らず、どんな仕事でもなんですけど。

――そうかもしれませんね。さて、今回のライブDVDでも確認できますが、ファンの方をステージに呼んでのパフォーマンスが印象的でした。思った以上に近いのでびっくりしました。

 グループでやっているときは、あそこまでのこともできないし、やっていいのかもわからなかったので。ソロでやるときはお客さんと近くの距離で歌うことができるんだったら、より近くにいきたいと思いました。触れ合うんだったらとことん奥の奥までと思って。これからも続けたいなと思っています。

――ファンの方もあそこまで近いとは思っていなかったでしょうね。相手が男性でも手厚いおもてなしを?

 します。ちなみにツアーの初日は男性でした。ステージ上に乗っかってもらった時点でファンという認識なので、性別関係なく愛しますよ!

(おわり)

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