TOKIOの城島茂と国分太一が11日、都内でおこなわれた「ふくしまプライド。」新CM発表会に登場。新CM制作のエピソードを振り返ると共に、福島への思いなどを語った。この日は内堀雅雄・福島県知事と、同県出身のクリエイティブディレクターの箭内道彦も登壇した。

 福島県では、東日本大震災以降、県産農林水産物の美味しさなどの魅力や安全性について情報発信の取り組みを強化している。その一環として平成24年度からCMキャラクターにTOKIOを起用したテレビCMを制作、オンエアし続けており、TOKIOはCMキャラクター就任7年目となる。

城島茂

 新CMは、4人となったTOKIOのキャンペーンポスターでテーマをアピールする『あたらしいポスター』篇、城島ときゅうりの生産者との触れ合いを描いた『うまい!福島の野菜』篇、そしてTOKIOの松岡昌宏が、福島の桃のうまさをアピールする『うまい!福島の桃』篇の三篇。CMの感想として内堀知事は「CMを見たときに素晴らしいと思い、本当に感動しました。農産物の魅力、風土の魅力、生産者のお人柄の魅力という3つの魅力が伝わってくる」と絶賛する。

 CMでは同世代の生産者と語らっているという城島は「天気のほうがどうかと心配はありましたが、良い具合に晴れました。時々天気待ちはしたけど、生産農家の方と普通に話したりしていまして。和気藹々、みんな出演者というより農家同士という感じで、楽しくお話をしていました」と楽しい雰囲気に包まれた撮影を回想する。

 箭内はCM制作の狙いとして、出演した生産者に対して撮影に城島が来るということは伝えてなかったことを明かしながら「ビックリするということを狙ったんですが、(城島さんが)同じ作り手であるということ、それと半分親戚みたいな存在になっているので、自然な仕上がりになりましたね」と出来にも満足な様子。

国分太一

 内堀県知事も、以前CMに出ていた際に、自身の表情が硬かったことを振り返りながら「生産者の顔が自然で、こんなに自然にできるのかと、CMを見てビックリしましたね」と関心の様子。そこに国分は「長瀬(智也)くんがいたら、緊張顔だったかもね」などと合いの手をいれ、笑いを誘う。

 一方、今回のCMに出演していない国分は箭内に「なぜ城島と松岡だったんですか? 僕は2人よりいい顔できると思うんですけど」などと詰め寄り会場を沸かせながら「そう思うくらいに、いい仕上がりになっていますね」と高評価をコメントする。

 箭内は少しあせったような表情で、次回の出演を促すと、国分は「福島の野菜は毎年食べさせていただいているんですけど、年々パワーアップしているのを感じます。生産者の愛情がそのまま味に出ていると思うし、そんな面が表現されているのが、うらやましいなと思いました。僕もいつでも(福島に)行きますので、よろしくお願いいたします!」と自身の意気込みをコメントした。

内堀雅雄・福島県知事

 また、この日は福島県の生産者の代表もステージに駆けつけ、城島、国分に対して「ふくしまプライド。」の思いを託す。その思いに城島は「改めて責任の重大さ、皆さんが作られたものの重さ以上の責任を感じます。その中で、自分たちTOKIOで何ができるか、ということを精一杯やらせていただきたいと思います」と真摯にコメントする。

 国分も「番組を通してではありますが、福島の皆さんと出会い、ただ歌を歌っていたTOKIOが、野菜を育てる難しさ、楽しさ、そういうものを教えていただきました。大変さ、一人ひとりの思い、愛情というものが味に出ているのは僕たちが一番分かっているので、責任をもって愛情の詰まったこの味を伝えていきたいと思います」と自身の思いを語った。【取材・撮影=桂 伸也】

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