植田真梨恵の新曲「勿忘にくちづけ」が、チョーヤ「夏梅」のCMソングに決定した。同曲は、前作「REVOLVER」から約1年ぶり、8枚目のシングルとして、7月25日にリリースされる。植田は「人から人へ受け継がれていく伝統・愛情を表現した曲です」と述べている。

 「勿忘にくちづけ」は、昨年、植田真梨恵の故郷でもある久留米の伝統工芸品「久留米絣」PRムービーの主題歌としてWeb上で公開され、リリースが待たれていた新曲。先月終了したばかりの全国ツアーでも、ライブのメインテーマを担う一曲として全公演で演奏され、レーベルにはリリースを待ち望む声が多く届いていたという。

 植田の「人から人へと受け継がれていくものを思って作った」という思いと、水彩画アニメーションで描かれた梅を摘む母娘のふれあいを描いたCMの世界が共鳴し、2016年の絢香、2017年の平井堅に続き、この夏、チョーヤ「夏梅」のCMソングに起用されることとなった。

 CMは、15日から全国にて順次オンエアされている。

植田真梨恵コメント

 人から人へ受け継がれていく伝統・愛情を表現した曲です。

 日本の夏の緑の中を短い電車が通り抜けるようなイメージで作りました。モチーフに、私の地元の伝統産業のひとつでもある久留米絣の「藍」を夜明けの空の深い色として重ねています。

 裏打ちのアコギと、横に広がるような、現代っぽくもあり、和テイストも感じられるピアノ、実験的なパーカッションの録音で涼しげに仕上げました。

 曲を書いていた当時、何の気なしにタイトルに入れた「勿忘」のわすれな草は、別名「藍微塵」と呼ばれるそうです。私はそれを知らずに久留米絣をの藍色を重ねて曲を書いていたので、後々知ってドッキリしたりして、そういう不思議なつながり、重なりがまた音楽の興味深い感覚で、好きなところでもあります。

 優しさや美しさだけでなく、音楽には言葉にできない思いが投影されてしまうので、それぞれの想いを重ねて様々な解釈で楽しんで頂きたいです。

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