関わった人を幸せにしたい、Lead 瞬間に懸ける未来
INTERVIEW

関わった人を幸せにしたい、Lead 瞬間に懸ける未来


記者:桂泉晴名

撮影:

掲載:18年05月07日

読了時間:約15分

4人の時期があったから、今3人で続いている

古屋敬多(撮影=冨田味我)

――カップリング「雫~Sizk~」は高揚感にあふれる楽曲です。

谷内伸也 作詞してくださったshungo.さんは、今まで何作かやっていただいていて。今回もLeadっぽさをくみ取って作ってくださったんだなというのが、随所に見受けられて。

――どのあたりに感じましたか?

谷内伸也 とくに歌詞の中の<四分の四>とか。もともとLeadは4人ではじまって、今は3人で動いていますけれど、4人の時期があったから、今、3人で続いていると思いますし、今までのLeadがあったからこその歌詞というか。

――歴史を大切にするということを、皆さん自身も大切にしていらっしゃるし、周りのスタッフの方も感じているんですね。

鍵本輝 嬉しいです。そういうことを汲み取ってくださっていると、こちらも歌詞を見たときに感情移入しやすいですし、これを聴いてくれたファンの方も、心に引っかかる何かが絶対的にあると思います。ただ歌っているだけじゃない、というメッセージがこの「雫~Sizk~」、そしてもう1曲の「Rosario~ロザリオ~」にもつまっているなと思います。

古屋敬多 あと「雫~Sizk~」には結構和の要素が入っているんです。<鹿威し>とか。今までshungo.さんとは和テイストの曲をいくつか出させてもらっていて、ファンの方からは好評で。勝手に「和シリーズ」と呼んでいるんですけれど、今回はその「和シリーズ最新作」みたいな感じですね。

谷内伸也 うん。和のワードはshungo.さん節という感じがしますね。

古屋敬多 Leadはこれまでいろいろなジャンルというか、いろいろなことをやってきているんです。

谷内伸也 その中でも「雫~Sizk~」は新しいよね。ちょっとフューチャーベース(Future Bass)と2ステップ(2 Step Garage)が混ざったような感じで。すごく新鮮ですね。(編集=Future Bassは近年世界的に注目されているジャンル。2 Stepは90年代後半に欧州で流行したジャンル。いずれもクラブミュージックである)

古屋敬多 こうやって幅広い作品を出せるというのは、今までやってきたいろいろな音楽のおかげでもあるので。前作のシングル 「Beautiful Day」(2017年8月リリースの28thシングル)などはメッセージのつまった曲だし、Leadのさまざまな面を見せられるというところでは、「雫~Sizk~」はかなりいいカップリングになっているなと思います。

――Leadはスピード感という印象ですが。「雫~Sizk~」の振付はどんなふうにしたいですか?

鍵本輝 ガシガシ踊っていこうかなと。ちょうど振付をしようかなという時期にも入っていて、近いうちに披露できるんじゃないかと思っています。

――3人の振付はどういうパターンで作るのが多いのですか?

鍵本 よくも悪くも、踊りすぎなのが僕たちの強みというか。武器かな、というところがありますね。

――みんなでアイデアを出し合ってつめこむ?

鍵本輝 ええ。そこからのマイナス作業がいつも多いですね。ライブを作っていても、最後「踊りすぎたね」というところで、「もっとよく見せよう」とマイナスしていったりもするんですけれど。基本的にものづくりは最初、足し算だらけですね。

古屋敬多 でも後は引き算をしていくだけだから。そっちの方が楽かもしれない。

谷内伸也 3人で1曲やると、結構大変なことになりますね。パートパートで振り分けてやっちゃうと、みんなが本気を出してしまうので(笑)。「思っていたよりしんどいぞ」とか。「観ている方も、疲れるんじゃない?」みたいなところはよくあります。

――そして最後の楽曲「Rosario~ロザリオ~」は王道のバラードです。

鍵本輝 この曲はブライダルソングであり、中でも本当にストレートな世界観だなと思いました。

谷内伸也 ここ数年間で僕らのファンの方々も結婚して子どもが産まれる方が本当にたくさんいらして。そういう意味でも、すごいタイミングでこの曲でこの詞だなと。

――これはどんなパフォーマンスになりそうですか?

古屋敬多 マイクスタンド1本だけとかでやれれば。

谷内伸也 照明とかそういうので、どうシチュエーションを作るか、というのが勝負になってくるんじゃないですかね。

古屋敬多 1つやってみたいのが、僕たちは普通にスタンドマイクで歌っているんですけれど、それに合わせて愛をテーマにした男女2人のダンスがあっても素敵だなと。

谷内伸也 そういうのもいいね。

古屋敬多 実際にはどうなるかわからないんですけれど、いろいろ考えています。

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