故・hideさんの死を悼む『hide Memorial Day 2018~献花式~』が命日である5月2日、神奈川・CLUB CITTAで執りおこなわれている。一般献花式は2010年以来8年ぶり。夫婦で参列したファンのひとりは当媒体の取材に「感謝を込めてありがとうという気持ちで献花した」と語った。

 X JAPANのギタリストとして、そして、ソロアーティストとして日本の音楽シーンに大きな影響を与えたhideさん。1998年5月2日に急逝し、当時、東京・築地本願寺でおこなわれた告別式には5万人という多くの人々が参列、2010年13回忌での一般献花式には3万5000人が参列した。

 この日会場となった、CLUB CITTAはかつてhideさんもライブをおこなったこともあるゆかりの地。午後1時に開始された献花式を前に、開場前から多くの人々が列を成していた。祭壇にはhideさんがライブ時などに着用していた衣装や、使用していたギターなどが彼の遺影とともに飾られていた。

手を合わせるファン

 そして、祭壇の前に設置された献花台にhideさんの楽曲「HURRY GO ROUND」(hide with Spread Beaver)の<また春に会いましょう>という歌詞に合わせて用意された、1万本のピンクのガーベラが参列したファンによって置かれた。ガーベラを献花する際に手を合わせる参列者は涙を流す人も多く見られた。

 この時期には毎年、『hide Memorial Day』と題しフィルムライブなどが開催されており、海外からも多くのファンが訪れている。『hide Memorial Day』にも毎年訪れ、互いにX JAPAN時代からのhideさんのファンで、彼の誕生日を結婚記念日にしているという参列した夫婦は当媒体の取材に、「感謝を込めてありがとうという気持ちで献花した」と振り返った。

 hideさんの死から20年が経つ。その夫婦は「いつも泣いてしまうけど、いつか笑えるようにこれからも何も変わらずに彼の音楽を聴き続ける」と大きな人生の一部となっているhideさんの存在について語った。

 なお、献花式はこの日の午後8時までおこなわれる。また、26日にはhideさんのドキュメンタリー映画『HURRY GO ROUND』が全国公開される。【取材・撮影=松尾模糊】

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