有村架純の姉と上野樹里の姉が女優デビュー、対照的な姉妹関係
女優でグラビアアイドルの有村藍里(27)と、シンガーソングライターの上野まな(35)が26日、東京・台場でおこなわれたネットドラマ『プロデューサーK_#3』のプレミア上映会に登場、事前に囲み取材に応じた。この日は他に共演の石黒賢(52)、前田公輝(27)、森永悠希(21)、日向琴子(41)も出席した。
本作は、テレビ業界きってのダイエット請負人プロデューサーKが、外見に悩む女性芸能人を独自のノウハウで再生させるべく『美と健康』をテーマとして見事に激変させていくというストーリー。テーマに従いつつ有村が本人役としてドラマに登場、美容面をリアルに進める一方で、実際に成長してもらう過程を、取材をおこなうシーンなどで映し出しながら、最後に自身の真の思いを台本なしで語るというフェイクドラマストーリー。
今回女優デビューとなったドラマの出演に対して有村は「そもそもドラマって、同じお芝居を何回もするんだということを知らなかったんですが、いろんな角度から撮影して難しかった。(その度に)演技が変わってしまい、ご迷惑をおかけしてしまいましたが…」と諸々の苦労を振り返る一方で「皆さんが温かくて優しくしていただいたので、緊張はしましたけど、そこまでアガらずに演じられたと思います」と良好な現場を振り返る。
有村と同じく、ドラマ初出演となった上野は「普段の自分を演じるということで、難しいか難しくないのかも、初めてだったので分からなかったのですが、精一杯役を演じさせていただいたので、是非楽しんでいただければ」とこちらも奮闘した様子を明かしながら、ドラマをアピール。また、有村とは同郷であることもあり、撮影中にはよく会話もしていたことを明かしながら「関西弁が薄らいできているエセ関西人になっているんですが、藍理ちゃんに関西弁を引き出されています」などと楽しい時間を過ごしていたことを振り返る。
一方、有村は撮影に際して、妹の有村架純から「初歩的なことですが『リハまでにセリフを覚えた方がいい』とアドバイスをもらいました」とアドバイスを受けたことを回想。対して上野は「私は特には…ドラマが決まったことを、家族に話していませんでした。基本的にお互いの私生活を報告したりしないし」とコメント。出演が発表された際には、特に家族からの反応もなかったことを明かすが、妹の上野樹里が同居していた際に、普段からセリフを覚えるのに苦労していたことを印象として覚えていたことを振り返りつつ、今回の出演について「私は撮影が2日間で短かったけど、短いセリフですら、覚えるのが大変で…改めて女優さんって大変だなと思いました」と女優の苦労を改めて実感した様子を語っていた。
2人を撮影のときから見守っていた石黒は「僕自身のことを思うと、デビューしたのは35年前。(今)あのデビューのときみたいに何の計算もせずに透明な感じで演じたいといつも思っているんです。そういった意味では、お2人はうまくはないけど、計算なくすごくシンプルに演じて、その良さはありましたし、とてもうらやましいですね。だからあのときの気持ちを忘れずに続けていってもらいたいと思います」と2人の印象を語ると共に、今後へのエールを送る。
また、それぞれの妹との仲についてたずねられると、有村は「良いです。この前も一緒にご飯を食べに行きました」と仲睦まじい様子。一方の上野は「普通ですね。(連絡も)余りとらないです。お父さんとももう一年以上連絡をとってないし…あ、おばあちゃんとはとっています。よく電話がかかってくるので、5回に一回は電話に出ようと思って」とあっけらかんと回答し、笑いを誘っていた。
他方、シリーズを通じてAD役として出演している前田、森永は、同様に兄弟、姉妹がデビューとなると? とたずねられると、妹と兄がいるという前田は「きっかけとして最初は三兄弟でやっていたんです。兄と妹は別の目指すものが出来てやめたということなんですが、もう一度やるということであれば、僕に出来ることがあればと教えていただきます!みたいな気持ちになるかもしれませんね」と素直に受け止める姿勢。
妹がいるという森永は「(妹は)今のところはこっちの業界に何も興味がない人なんですけど、だからもし急にやり出したいとなったら、応援はしたいですね。ただ僕からは何も出来ないから、自分の力で頑張りなさい見たいな感じになると思うけど」と、応援はしたいという思いをコメントしていた。【取材・撮影=桂 伸也】