負け組からの卒業、シュークリームロケッツ　勝ち取った表題曲

涙のわけ

長月翠

――番組では負ける度に涙を流しているのが印象的でした。テレビだと結果しか見えないからどれだけ練習をしているかが分からない。悔しいのは分かるけど、どういう感情で涙を流したのか、改めて教えてください。

小澤愛実　ただただ悔しいというのはあるんですけど、３人のために、忙しいのに秋元先生が歌詞を書いて下さったり。秋元先生だけじゃなくて、曲を書いて下さる方も、こんなに可愛い衣装も作って下さった方も。アイドルって衣装がないと華に欠けるし、私たちのために衣装も作ってくれたり、シュークリームロケッツのために沢山の方が協力してくれたので、負けた時は関わって下さった方々に申し訳ないなって泣いちゃったりしました。

――背負っているというか。

小澤愛実　せっかくみんながここまで頑張ってっ下さっているのに、勝てないのが悔しくて。

松本ももな　私も同じような思いで泣きました。もっと頑張っていこうと。

長月翠　私はあまり泣かない…。泣いちゃいけないというか。本当に涙が出たのは自分が覚えている限りだとLaLuceが負けた時なんです。LaLuce６人が負けて泣いているのが信じられなくて、みんなに巻き込まれて気持ちまで持っていかれて「うわ」って出てきちゃって。自分が悔しいという気持ちはもちろんあったんですけど、LaLuce６人はこれまで負けたことがないじゃないですか。それを見ていて悔しかった。「勝ってきた人なのにな」って。それに対する悔し涙です。視聴者目線が入っちゃってましたね。

松本ももな

――敗者復活でラストアイドルになって、今はシュークリームロケッツで表題曲。どういう気持ちですか？

長月翠　LaLuceが負けて準決勝でシューロケになった時に「絶対に獲っていこう」って言ってくれて。LaLuceと私たち９人本当に仲良くて、LaLuceが負けたのにも関わらず「頑張って行って来てね」と言ってくれて。抱きしめてくれたり。だから「絶対に獲りに行かなくちゃ」って思って。それは（シューロケ）３人とも同じ思いがあったと思う。LaLuceは２人を可愛がってくれているんですよ。楽屋も私が兼任しているから２組が一緒の部屋になることが多い。やっぱりLaLuceは特別ですね。

――ラストアイドルファミリー内で憧れはいますか？

小澤愛実　（Someday Somewhereの）清原梨央ちゃんとか。見た目も可愛いし、すごく喋れる。返しとかが凄く面白いのでうまくなりたいなって。生配信も努力していて見習う部分も沢山あって尊敬しています。

松本ももな　（Someday Somewhereの）間島和奏ちゃん。「この恋はトランジット」という曲のときにウィンクなど色んな表情を見せていて、自分には決して出来ないから。歌も上手だし、ファンの方も楽しませていて。尊敬できる。

小澤愛実

――そういえばインタビューが始まる前、長月さんは「コーラを飲んだらテンションが上がる」と言っていましたね。

長月翠　そうですね（笑）LaLuceの阿部菜々実がコーラが好きなんです。私は阿部ちゃんが好きでファンなんですよ。勝手に真似して飲んでいる。普段は飲まないですけど。

――さて、番組を見ている人はみなさんの魅力は分かっていると思いますが、番組を見ていない人に対して、最後は自分達の魅力を伝えてください。

長月翠　過酷なのが綺麗なグループ。辛いことが綺麗になっていくというのが一番の魅力だと思います。（総選挙はあるけど）他のアイドルはこんなことしないし、したくないと思うし。私もしたくはないけど、それが綺麗に見えてくると思うんです。それが私たちの良さだと思うし、Good Tearsじゃないですけど、悔しい思いをすれば女の子は可愛くなったり強くなったりするんだと思います。それが沢山見られるのが魅力です。

（おわり）