≒JOY市原×江角×小澤×村山、それぞれの成長と意識の変化
INTERVIEW

≒JOY

それぞれの成長と意識の変化


記者:村上順一

撮影:

掲載:23年11月04日

読了時間:約12分

 指原莉乃プロデュースによるアイドルグループ=LOVE、≠MEに続く第3のグループ ≒JOYが、7th Song 「その先はイグザルト」をリリース。9月6日発売の≠MEの7thシングル「想わせぶりっこ」Type Cに収録されている。 「その先はイグザルト」は葛藤がある中で、それを超えた先にはイグザルト=上質な歓びがあることを表現。自分の信念を貫き、自信を与えてくれる楽曲に仕上がった。インタビューでは、来年1月にメジャーデビューを控える≒JOYのメンバー市原愛弓、江角怜音、小澤愛実、村山結香の4人に、≒JOY 1stコンサート「初めまして、≒JOYです。」 を終えての感想から、7th Song 「その先はイグザルト」について、ここまでの活動で変化したことを聞いた。【取材=村上順一】

≒JOY 1stコンサート「初めまして、≒JOYです。」 を振り返る

――≒JOY 1stコンサート「初めまして、≒JOYです。」から数日経ちましたが、どのような思いが今ありますか。

江角怜音 1stコンサートでパシフィコ横浜 国立大ホールという大きな会場に立たせていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。初めての単独コンサートということで、最初は緊張で不安もありましたが、メンバーみんなで励ましあい、リハーサルでも確認しあいながら準備を進めていきました。ステージから見たペンライトがとても綺麗で一生忘れられない光景になりました。そして、7th Song「その先はイグザルト」と新曲の「きっと、青い」を初披露できたうれしさもありましたし、1stツアーや愛(小澤愛実)ちゃんのリーダー就任、メジャーデビューの発表ととても濃い、1stコンサートになりました。全てが幸せで、3日間ほどその余韻が続くぐらい最高なひとときでした。

江角怜音

――江角さんのハイライトは?

江角怜音 「その先はイグザルト」から「超孤独ライオン」の流れです。気持ちが一番入りました。

――小澤さん、1stコンサートの手応えは?

小澤愛実 メジャーデビュー前にもかかわらず、パシフィコ横浜 国立大ホールという大きな会場でコンサートをさせていただけたことに感謝です。発表した時はみんな来てくれるかな?といった不安があり、自分は言霊を大事にしているので「絶対、(パシフィコ横浜 国立大ホールを)埋めようね」とみんなに話してました。たくさんの方が実際に来てくださってうれしかったですし、強気で埋めると言ってしまっていたので、有言実行できて今はホッとしたところもあります。

――小澤さんのハイライトは?

小澤愛実 「その先はイグザルト」からの「超孤独ライオン」は炎の演出もあったので、気持ちが入りました。また、夜公演の最後にパフォーマンスした「≒JOY」も印象に残っています。これから何年経ってもこの景色は絶対忘れずに大切にしていかなければいけないなとすごく思いました。

小澤愛実

――村山さんはいかがでした?

村山結香 1stコンサートをパシフィコ横浜 国立大ホールで行わせていただけるということが信じられなくて。サプライズでこの発表を聞いた時はうれしさと同時に会場を埋めることができるのか、といった不安もありました。でも、たくさんのお客さまが観に来てくださってうれしかったです。コンサート1日を通してたくさんサプライズ発表をさせていただいたので、頭が追いついていない自分もいたのですが、≒JOYでもっと頑張っていこうという気持ちを改めて感じた日になりました。

――村山さん、1stコンサートで印象に残っているものは?

村山結香 自分の中で一番印象に残っているのは、昼公演の1曲目に披露した「≒JOY」です。その光景というのが今でも忘れられないです。すごく鮮明に覚えていて、私たちに会いに来てくださった皆さんの表情がステージから見えたことがとてもうれしくて、良い思い出になりました。

村山結香

――市原さん、1stコンサートはいかがでした?

市原愛弓 「Overture」を初めて披露しました。=LOVEさんや≠MEさんとはまた違った「Overture」に仕上がっていて、ファンの皆さんからも「すごく格好よかったよ」と言っていただけてとてもうれしかったです。オープニングから私たちのロゴでもあるティアラを付けさせていただいて、それをカメコさんたちにも撮っていただいて、良い思い出になりました。

――個人的なハイライトは?

市原愛弓 愛ちゃんも言っていた最後に歌った「≒JOY」です。踊らずにみんなで歌ったので、客席全体を見渡すことができました。“いま自分はアイドルをしているんだ!”という実感が湧きました。

市原愛弓

――7th Songの「その先はイグザルト」は≠MEの7thシングル「想わせぶりっこ」のType Cのカップリングとして収録されていますが、「想わせぶりっこ」とのギャップがいいですね。「想わせぶりっこ」を聴いた印象は?

小澤愛実 ≠MEさんにピンクのイメージがあまりなかったので新鮮でした! すごく楽しくて、かわいい曲だなと思いました。そんな大切な楽曲のカップリングに、私たちがお邪魔させていただけたことに感謝でいっぱいです。

江角怜音 『イコノイジョイ 2023』で初めてMVを見て最初の台詞から「かわいい!」と思いました。ドキドキが止まらなかったです。

市原愛弓 すごくかわいい楽曲で、歌の中にもセリフがあったり、たくさんキュンキュンしました。<「C」を2つで ハートになって>の部分がすごく好きで、特にかわいいなと思いました。

村山結香 初めて「想わせぶりっこ」を見させていただいたのは、『イコノイジョイ 2023』のリハーサルの時だったのですが、すごくキュンキュンする、あまりのかわいさにほっぺたが落ちそうなくらい顔が緩んでいました。MVが公開されてからは何回も巻き戻して、フォーカスする先輩を変えながら観て、ファンの皆さんと同じような感覚で楽しんでいました。

――『イコノイジョイ 2023』では≠MEのメンバーと喋る機会があったと聞いています。実際お話しされてみていかがでした?

小澤愛実 去年は緊張からガチガチで≠MEの皆さんとあまり喋ることができなかったのですが、今年は自分たちから、「ここはどうやったらいいですか?」と話しかけているメンバーの姿を見かけました。逆に先輩方から話かけてくださることも多かったので、本当にありがたい時間になりましたし、お話ができてとてもうれしかったです。

意識がすごく変わった(江角怜音)

――7th Song「その先はイグザルト」注目ポイントは?

小澤愛実 今までも夢や目標をテーマに歌ってきて、今回も自分のなりたいもの、夢という大きく括れば共通しています。ただ、強さの中に悲しさや虚しさもすごく感じるような曲調と歌詞だなと感じました。自分というものを常に持っているけど、他人に流されてしまい、何も言えなくなってしまう。自分もそうなってしまうことがあるので、この曲を歌っていると自分の意思を大切にしていくべきだと強く思いました。きっと皆さんもしがらみだったり、葛藤があると思います。そんな方の背中を押せるような楽曲になっています。特に気に入っているのはDメロの<真実で生きていたい 今日も嘘はない>というフレーズです。前半は葛藤の中で悩み苦しむような印象のフレーズが多かったのですが、今の自分を大切に真実で生きていく。ここから自分の信じる道をまっすぐ進んでいく姿勢が感じられました。

――江角さん、楽曲を聴いた時、どんなことを感じましたか。

江角怜音 今までの曲は全部大好きで、歌詞も全て素敵な曲なのですが、その中でも「その先はイグザルト」は自分の心の中にスっと入ってきた一曲でした。イントロの部分を聴いて「これ好き!」と思ったくらい大好きな曲なのですが、2番サビの<笑われても微笑めばいい 弱さは武器にはならない>というフレーズがすごく好きです。努力している人を笑う人に言い返したくなってしまうこともあると思うのですが、この歌詞に登場する主人公は、そんなこと気にしていないんですよね。弱い部分を見せることも大事だと思うんですけど、それを自分の武器にしてしまうのは違うなと感じました。

――久々のセンターですが、今までセンターを務めた曲とは意識は変わりました?

江角怜音 ≒JOYに入った時はアイドルをしている自分にまだ実感がなかったんです。歌って踊っている自分の姿を見ると、少し不思議な気持ちがあり、「ここにいるのは誰?」という感じでした。でも、たくさんステージに立たせていただき、みんなでいろいろ乗り越えてきたからこそ、アイドルっていいなと改めて思いましたし、最初の頃と比べたら意識はすごく変わりました。

――市原さん、「その先はイグザルト」のMV撮影はいかがでしたか。

市原愛弓 MVは明るい感じと暗い感じがあり、地下の駐車場と屋外の駐車場で撮影しました。ドローンを使っていろいろな角度から撮っていただいたので、注目していただきたいです。また、車に乗っていたり、もたれ掛かっていたりするメンバーもいます。アイドルのMVで車と一緒に撮影するというのも珍しいと思いました。

――確かに珍しいかもしれないですね。撮影で大変だったところは?

市原愛弓 屋上で撮影している時は暑くて大変でした。真夏日ですごく天気も良かったのでたくさん汗をかきました。

小澤愛実 防寒タイプのジャケットなので、熱が逃げないんです。

市原愛弓 スタッフさんがすごく優しくて「きつくなったら休んでいいよ」って。でも、カメラマンさんが一番暑いし大変だったと思います。メイキング映像に映っているのですが、私たちの踊りに合わせて重いカメラを持って走って撮影してくださっていて。そのおかげでとても素敵なMVになりました。

――歌詞で自分と重なる部分はありましたか。

市原愛弓 <守るものは自分の地図 他人の地図じゃ錆びて行く>です。これまでも他人の意見に流されたり、合わせたりするのは何か違うなと思っていたので、共感しました。自分の意思、意見をこれからも大切にしていきたいと思いました。

――村山さんが思うMVの注目ポイントは?

村山結香 ダンスをメインにMVは作られているので、ダンスに注目していただきたいです。その中で私が特に好きなのがイントロのサムネイルにもなっている部分なんです。そこまではアクティブに踊っているのですが、空気感をピタッと止めるような緩急のある振り付けになっているので、そういったところにも注目して観ていただけたらうれしいです。

――印象的だったフレーズは?

村山結香 自分の好きな歌詞は愛弓と同じなんですけど、<守るものは自分の地図 他人の地図じゃ錆びて行く>が自分の中で特に刺さりました。自分の意思があったとしても、周りの人の意見で自分の意思が揺らいでしまう瞬間があります。この歌詞を見ると、自分の地図、自分の考えは自分の考えとして守っていかなければいけないと改めて感じさせてくれました。

――MVで村山さんの視線が鋭かったのも印象的で、車との2ショットも似合っていましたね。

村山結香 ありがとうございます! 私は免許を持っていないので、助手席にしか乗ったことがなくて。ハンドルの握り方も合っているのかわからないし、どんな風にカメラに映っているのか不安でした。MVを観てくれたファンの皆さんから「格好よかった」と言っていただけて、ほっとしました。

――江角さんも運転席でハンドルを握るシーンがあります。格好よかったです。

江角怜音 ありがとうございます! 車やバイクは好きなので、ハンドルを握ってすごくテンションが上がりました。そのテンションが上がっている様子はしっかりメイキング映像にも映っていました(笑)。

昔より自分を出せるようになった(小澤愛実)

――来年1月にメジャーデビューも決定しました。ここまで活動されてきた中で自信に変わったものはありますか? 

小澤愛実 今も自信満々というわけではないのですが、≒JOYに加入した当時は自分の意見をあまり言うことができませんでした。それはみんなに自分の意見を言うのは申し訳ないという気持ちがあったからなのですが、1年以上みんなと過ごしてきて、いまでは自分の意見を以前より言えるようになりました。昔より自分を出せるようになり成長できたと感じています。メンバーから「嫌な気持ちにはならないから思ったことは言ってほしい」という言葉をきっかけに自分の考えを言えるようになりました。みんなに助けてもらっている部分がすごく多いんです。

――自分の意思をしっかり伝えられるようになったことが、リーダーにつながったのかもしれませんね。

小澤愛実 リーダーを務めさせていただくことになり、今までは自信がある部分とない部分の半々で言っていたところも、これからはしっかり言い切れるようにならなければいけないなと思っています。

――江角さんがこの活動の中で自信に変わったものはありますか。

江角怜音 まだ自信があるというものはそんなになくて…。とはいえ歌やダンス、表情も私は苦手だからと言っていてはダメだと思っています。それらを完璧にしなければいけないという気持ちがあったので、自分はすごいんだと自分に思わせなければいけないと思いました。

――そのように強く思わせてくれたきっかけがあったのでしょうか。

江角怜音 今年の『イコノイジョイ 2023』のときにメンバーと話しているなかで、「今の自分のままではダメだと思っていても、自分はできるといい意味で自分を洗脳していけばいいんだよ」と聞いて、ステージに出る時は、“自分はいま輝いてるから大丈夫”と言い聞かせながらステージに立っていました。

――村山さんはいかがですか。

村山結香 自信を持ってステージにいようと心がけているので、楽しいと思える瞬間が今まで以上に増えてきています。というのも、昔はすごく緊張してしまって、楽しみながらも「これで大丈夫かな?」という不安な気持ちもありました。当時と比べると心の余裕が少し生まれて楽しめるようになり、1年を通して少しずつ自信がついてきた部分があったからかなと感じています。

――その自信に繋がったことはシンプルに経験値からですか。

村山結香 それもありますが、私は元々歌もダンスも好きで、ファンの皆さんやメンバーから、「しなやかな踊りが大好き」と言ってもらえることが多く、自分にしか出せない良さをどんどん磨いていけたらいいなと思えるようになったことが大きかったです。

――市原さんは自信に変わっていったものはありますか。

市原愛弓 私もまだ自信があると言えるのは難しいですが、ファンの方が「応援してるよ」とかけてくださるポジティブな言葉で、私は頑張れるんです。それが自信にもなりますし、私を応援してくれる方がいるんだと頑張れます。

――その中で大切にしていることはありますか?

市原愛弓 活動をさせていただいていることが幸せなことですし、当たり前のことではないということです。すごく恵まれた環境にいるので、一瞬一瞬悔いなく活動していきたいと思っています。

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

小澤愛実 メジャーデビュー前にも関わらず、ありがたい日々を過ごさせていただいていて、12月から念願だった「≒JOY 1stツアー」もはじまります。メンバーみんな「ツアーをやりたいよね」といつも話していたので、また一つ目標が叶いました。そして、もう一つの目標だったメジャーデビューも決まったので、夏に≒JOYは駆け抜けた感がありましたが、もっと勢いをつけて私たちを知っていただけるようにメンバー全員で頑張っていきたいです。いま私たちと出会って応援してくださっている方にも、幸せを届けられるように、日々の幸せを感じる瞬間が≒JOYであるように精一杯頑張りますので、これからも応援よろしくお願いいたします。

(おわり)

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