コブクロが15日、福岡・天神の福岡市役所前ふれあい広場で、シークレットライブを実施。11日発売されたニューシングル「ONE TIMES ONE」の表題曲などを歌い、観衆を驚かせた。

福岡・天神でシークレットライブをおこなうコブクロ(提供写真)

 この日の正午、天神の大ビジョンに、最新MVとともに「福岡・天神×コブクロ、今日、何かが起こる!?」という意味深な告知がなされていたこともあって、会場の特設ステージ前には列ができ、周囲はざわついた。

 午後2時過ぎなると突然、コブクロがステージに登場。公開リハーサルをした。この時点で会場のボルテージは最高潮になった。この光景を見て黒田俊介は「これ。リハやで! こんなもんちゃうぞ。これ2割やぞ」とリップサービス。いよいよ本番に向けて期待が高まった。

 午後3時になり再びメンバーが登場。「長らくお待たせしました。たくさんの方に集まって頂きました。シークレットフリーライブです!」語ると大歓声。

 小渕健太郎は「福岡は、西鉄・福岡天神駅のコンコースでも歌いました! 警固公園でも歌いました。なんとここは4回目です!」と、インディーズ時代やデビュー直後など、昔よく福岡で歌ったことを明かし「短い時間ですが楽しんで行ってください、よろしくー!」と言ってライブをスタートさせた。

福岡・天神でシークレットライブをおこなうコブクロ(提供写真)

 1曲目は、代表曲の「桜」をアコギ1本でしっとりと歌い上げ、会場を温かく包み込んだ。小渕は「コブクロの始まりの曲『桜』を聴いて頂きました。ありがとう! 僕ら、秋に20周年を迎えるんですけど、その前には、今日と同じようにギター1本で、マリンメッセ福岡でライブをおこないます。是非見に来て下さい」と呼びかけた。

 続いて、漫画家、高野苺さんとのコラボで話題の新曲「君になれ」を再びアコギ1本で初披露。MCでは黒田が「ちょっと5分休憩! 2人でやる(バンドなし)ってしんどいね」と笑いを誘った。

 一方の小渕は「コブクロは、今年9月で20周年を迎えます。僕が生まれたのは宮崎ですが、福岡は憧れの街でした。福岡に就職して、その後大阪に転勤となり、そこで黒田と出会ってコブクロが生まれました」とコブクロ結成のいきさつを話した。

 続いて、ニューシングルから表題曲「ONE TIMES ONE」をアコギ1本で初披露。“人との出会いが無限大の可能性を持っている”ことを歌っているこの曲。屋外での初披露に訪れた人は歓喜を挙げた。

福岡・天神でシークレットライブをおこなうコブクロ(提供写真)

 その後のMCでは小渕が「天神×コブクロ。本当にお集まりいただき、ありがとうございます!」と感謝の気持ちを伝えるが、すでに汗だくの小渕に、黒田が「人より発汗いいんやから、そのピンク色のブルゾンいらんやろ」と突っ込みを入れる。

 なお、昨年の「HELLO, NEW DAY」に続き、今年もコブクロの2009年のヒット曲「虹」がKBC九州朝日放送主催の『RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント2018』大会公式ソングに決定した事を発表した。

 小渕は「でも黒田『虹』覚えて無くて歌えないと思うけどな」と言うと黒田は「こんなに侮辱されたことないわ」と反応し、セットリストの予定になかった「虹」にチャレンジ。「サビだけどんなのか教えて!」と小渕に教えてもらいスタートするが、小渕がギターを間違え、黒田が演奏を止めるハプニングも。その後はしっかりサビまで歌い切り、さらに嬉しいサプライズとなった。

 今年の同大会は8月23日~26まで、福岡県糸島市の芥屋ゴルフ倶楽部でおこなわれる。その熱戦の模様はテレビ朝日系列で全国ネット放送予定。また4月16日、KBC九州朝日放送のテレビ番組『アサデス。KBC』(午前6~8時)に生出演することも告知した。

福岡・天神でシークレットライブをおこなうコブクロ(提供写真)

 コブクロとしては非常にレアな「写真撮影OK」を伝え、黒田は「その代わり一回撮る度に、100円もらうけどな」と、笑いをとり、最後の曲「轍-わだち-」を披露。終了までに3800人もの人が集まり、大盛り上がりのサプライズシークレットライブとなった。

 5月にはツアー『KOBUKURO WELCOME TO THE STREET 2018  ONE TIMES ONE』がスタートする。6月16日・17日は、福岡マリンメッセ公演を開催。20周年記念の宮崎ライブも9月16日開催されることが決まっている。

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