成長と葛藤の1年、22/7 養った追求心と表現者としての心構え
INTERVIEW

成長と葛藤の1年、22/7 養った追求心と表現者としての心構え


記者:木村武雄

撮影:

掲載:18年04月10日

読了時間:約17分

特別だったディファ有明、達成感と課題

――そのディファ有明でのワンマン公演を振り返っていかがでしたか?

花川芽衣 これまで1年間レッスンとか色々なことをやってきた中での、ひとつの集大成のライブなのかなと思っていました。一通り終わった後にみなさんからアンコールを頂いて、そこで「自分はみなさんを楽しませて笑顔にすることが自分の幸せなんだな」ということを再認識できて、それが嬉しくてアンコールで出てくるところからもう泣いちゃって…。私にとってそういうことをまた思い出させてくれた、という点では、大事なライブだったと思います。

――最後の方で「凄く幸せです。オーディションに出て良かった、これからもずっと一緒にいてください」とMCされていましたが、それは心の底から出た気持ちでしょうか?

花川芽衣 はい。そのときに感じたことをそのまま話していました。

――海乃さんはどうでしたか?

海乃るり モーションキャプチャーを使ったMCだったり初めてのことが多くて、新曲も2曲披露させて頂いたんです。「できるかな」という思いがあったんですけど、前半のモーションキャプチャーのMCのときに、「私は今、キャラと一緒に成長できているんだな」という思いが凄くあって。だから後半のダンスも、ジュンちゃんの思いを引きずってできたので、キャラクターと共に歩めたライブだったと思います。なくてはならないライブだったと思います。

――切り替えが難しいですよね?

 そこはできたので良かったです。「ハイ、いくよ!」と言った瞬間にキャラクターになれた感じだったので。「シャンプーの匂いがした」のときはキャラクターとしても本人としてもやらせてもらったんですけど、私はキャラクターの振りと本人の振りは分けているので、「あれ、どっちだっけ?」というのはありました。

――西條さんはいかがでしたか?

西條和 良くも悪くも今の私達の全部が出ていたライブだったなと思います。初ライブイベントよりは、みんなが泣くくらい伸び伸び楽しくできていたというのは、ひとつ成長したところでもあるし、逆に楽しいという感情に引っ張られ過ぎて、パフォーマンスの精度が下がってしまった部分もあったりするので、私は「ライブが終わって楽しかった」というよりも先にそっちが出てきてしまったので、やっぱりお客さんの前に出たときに楽しむというのも大事だけど、パフォーマンスの精度も上げて、なおかつ自分達も楽しむという両方を上手くバランスをとって両立できたらいいなというのが今の反省点であり、次の課題かなと思います。

――楽しみながら冷静に、というのも高度なことですよね。宮瀬さんはどうでしたか?

宮瀬玲奈 ディファ有明で色んなことを初めてやらせて頂きました。それまでライブに向けてずっと過ごす日々だったので、終わったときは「終わってしまったんだ」という達成感と寂しさ、「この日に向けて」という気持ちがあったので、終わったなという思いでした。

 ライブは心に届かせなければいけないことをやっていると思っていて、それが私達のやるべきことだし、来て頂いている方はそれを望んでいるから、来てくれている人達を満足させるとか、何かを得て帰って頂きたいという思いでした。それがどうだったのかなと凄く思います。新曲も披露させて頂いて、とにかく今の22/7を出したんです。

 パフォーマンスというのは難しいと思いました。頑張ったことを「頑張りました」と見せるだけじゃパフォーマンにならないから。そのときにできる100%をやらせて頂いたんですけど、後日DVDを観ると色んな課題や反省点も見えてきたので、次のライブがあったらそこを絶対に直して、一歩一歩成長していきたいと思います。

――その目標をクリアしたあとの達成感と喪失感はあると思いますが、次の目標を探すのに苦労して見失ってしまうということはありましたか?

宮瀬玲奈 そんな感じですね。「この日に向けて」というのがあって、終わったら次もまた色んなイベントをやらせて頂けるのはわかっていたし、次に目を向けていくんですけど、何カ月も前から「2月27日に」というのを言っていたのを言わなくなるというのも、何だか悲しくて…。「明日からはあの練習ないんだ」とか、その日の夜に感じました。

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