私たちは散らない桜、夢みるアドレセンス 咲き誇るアイドル魂
INTERVIEW

私たちは散らない桜、夢みるアドレセンス 咲き誇るアイドル魂


記者:榑林史章

撮影:

掲載:18年03月16日

読了時間:約12分

個々の夢を全部叶える!

――カップリング曲「プラスチックガール」は、ねごとの蒼山幸子さんの作詞作曲で、トオミヨウさんの編曲で、エレクトロサウンドのナンバー。

インタビューに応じる左から小林れい、志田友美、荻野可鈴、山口 はのん

志田友美 今までの夢アドにはなかった曲。ヒーリング効果がありそうじゃない(笑)?

小林れい わかる。心地いいよね。

水無瀬ゆき トオミヨウさんのアレンジがそもそもエレクトロだし、お二人の味がすごく出ていますね。

荻野可鈴 この曲は、新メンバーの水無瀬ちゃんと、はのんの歌割りが多いんです。

志田友美 二人の声に合ってるよね。

京佳 歌詞が、新メンバーの心情に合っているのもあるし。

――歌ってみてどうだった?

山口はのん フワッとした不思議な感じのメロディで、最初は歌いやすそうだなと思っていたけど、いざ歌ったらそんなことはなくて。息の使い方とか音程とか、すごく難しかったです。息を吐きながら歌うみたいな感じって言うか。

荻野可鈴 ブレスの回数も多いし、ブレスする位置まで指定されていて、ブレスした時の音にまでこだわっているんです。

志田友美 息を吸ってる音まで収録されることってあまりないから、私たちのブレスもちゃんと聴き取って欲しいです。

荻野可鈴 イヤホンとかヘッドフォンで、聴いてもらってもいいかもしれない。曲自体も一人の世界に入って、じっくり聴きたい感じだし。

水無瀬ゆき 私的には、ラジオとかで流れて夢アドのことをまったく知らない人が耳にした時に、「お! この曲いいじゃん」と気になってもらえる曲だと思います。例えば仕事に疲れたOLさんが聴いたら、歌詞に聴き入っちゃって、ちょっと涙ポロリするみたいな。学校に通ってる子でも、好きな子とぜんぜん話せないという子がキュンってなってくれたりとか。そういう女の子らしい感じが、この曲にはすごく表れていると思います。

山下彩耶 歌詞には、私たちが候補生だった時の気持ちと重なる部分もあって、聴くとちょっとしんみりした気持ちになります。<弱みは見せない>っていうところとか。

京佳 ねごとの蒼山さんと直接お会いして、お話をさせていただく機会があって。「女の子には、女の子しか持っていない強さがある」とおっしゃっていて。メロディは柔らかいけど、歌詞はすごく強気なことを言っていて。<みっともなくたって立っているわ>とか。強い女性になれる曲ですね。曲調はけっこうゆったりだけれど、心にグッとくるなって。歌っていて、自分たち自身にも刺さるものがたくさんあります。女子にしか分からない部分があります。

小林れい 目標を持っているとか、夢を追いかけている人なら、男女関係なく共感してもらえる部分があると思うし。

水無瀬ゆき 男性は、女の子ってこういう感じなんだって思ってもらえたら嬉しいです。「甘酸っぺえな!」って(笑)。男性が少女漫画を読んだ時のような、むずがゆさを感じてもらえるんじゃないかな?

荻野可鈴 私的には、夕暮れ時に屋外で歌いたいな。雰囲気もあいまって、より伝わりそうじゃない?

小林れい うん。大きいところもいいよね。大きいところの最後らへんで、ちょっとしんみりするコーナーみたいな。

荻野可鈴 しんみりするコーナーって(笑)。盛り上がる前の段階の、しんみりするコーナーね(笑)。

小林れい そうそう。メンバーが横1列になって一人ずつ歌うとか。気持ちも入って、より伝えられるって思う。だからこそ、レア曲にしたい。

荻野可鈴 毎回のようにバンバンやる曲じゃないってことね。私たちの本音を伝えたい時にこそ歌うみたいな。

小林れい 振り付けは、先生と相談しながら私が担当するんです。歌詞から「心が折れそうな時もあるけど、みんなが支えてくれるから乗り越えられる」という気持ちを感じ取ったので、それを振り付けとして、優しい部分や寂しい部分を上手く表現できたら良いなと思っています。女性らしさが出せたらいいなって。

荻野可鈴 先生! 組み体操はありますか?

小林れい 入れたかったら入れるよ。

荻野可鈴 ぜひ扇をお願いします(笑)。

小林れい じゃあ最初は扇のポーズで始まろうか。

志田友美 絶対合わないからやめて(笑)!

夢みるアドレセンス

――これが出て、今後の目標とかは?

荻野可鈴 大きなライブは特に決まってないけど…。さっきはのんが言ってたんですけど、武道館に立ちたいですね。

山口はのん 武道館いいですよね。

荻野可鈴 そういう立ちたい場所や夢がはっきりしているのは、いいなって思います。私たちが4人でやってた時は、現状維持が精一杯で夢を持つなんて考えられなかったから。

――今は7人になって、具体的な夢を持てるようになった。

荻野可鈴 個々であると思いますけど、一つは武道館を目指したいです。

京佳 今回ジャケ写を撮ったのが両国のお店なので、両国国技館もいいですね。今は勝手に大きなところでやってる姿とか、演出を想像するのが楽しくて。

小林れい ステージに炎が出るのと同時に、ポップアップでバンッって登場するとか。

京佳 「桜」をやってる時には、上から花びらを散らしてとか。ライブでやってみたいことがどんどん増えて、すごく楽しみです。これも新体制の7人になって、パワーアップしたからこそです。

山下彩耶 他のアーティストさんのライブで、武道館とか大きなステージだと銀テープを発射するのもよく観るので、観てすごいと思ったことを、自分たちでもやってみたいです。

山口はのん 私は関西出身なので、なんばHatchとか大阪城ホールとかも憧れる。

荻野可鈴 前回のなんばHatchは…とても楽しめる状況じゃなかったから(笑)。

山口はのん じゃあ7人でリベンジしましょう。

京佳 日比谷野音もやりたいです!

荻野可鈴 わかった。じゃあ今後の夢アドの夢は、なんばHatch、日比谷野音、両国国技館、日本武道館ということで。

志田友美 順番に全部叶えよう!

この記事の写真

記事タグ 

コメントを書く(ユーザー登録不要)

関連する記事