私たちは散らない「桜」です!
――新体制一発目となるシングル「桜」ですが、まずジャケ写が楽しいですね。
志田友美 そうなんです! これは両国にある桜鍋の名店「桜なべ みの家」さんで撮影したんですけど、通常盤は今まさに馬肉を取り合おうとしている写真です。
――桜なべは、馬肉のすき焼きですね。
志田友美 それで馬にかけて、みんなの髪型もポニーテールなんですよ。1人だけ(小林)ポニーテールができなかったですけど。撮影は、超ワイワイしながらで、楽しかったし美味しかったです。
荻野可鈴 撮影が終わるまで食べさせてもらえなくて、「待て」が辛かったよね。
志田友美 よく見ると、ちょっとよだれが垂れちゃってるかも(笑)。
――ORANGE RANGEのNAOTOさんの作詞作曲で。
小林れい 「桜」と付く名曲はたくさんありますけど、こんなにもぶっ飛んだ「桜」はなかったと思います。
志田友美 みんなORANGE RANGEさんの世代だし。
京佳 「おしゃれ番長」とか、超好きですよ。
荻野可鈴 ORANGE RANGEさんって、けっこう世代が広くて。私たちのような10代〜20代だけじゃなくて、もっと上の世代の方でも知ってるし、聴いてるし。今回も幅広い世代の方に聴いていただけると思います。
――そのぶっ飛んだ楽曲を、最初に聴いた印象は?
志田友美 はっちゃけてる曲だなって。最初はタイトルが決まっていない時に聴いて、「何だこの不思議歌詞は!」って。イントロで<ディンドン>と歌っているところとか。それに、駆け抜けるような疾走感があるし、歌うのが楽しそうだなって思いました。実際に振り付けも楽しくて、ライブでダンスを観ながら聴いてもらったら、より楽しんでもらえると思います。今まででいちばん疲れる曲ですけどね。目も回るし。
京佳 サビがね。サビは<くるくる回って回って回って>という歌詞なんですけど、みんなでステージ上をグルグル回るんです。
志田友美 間隔が空いちゃうと格好悪いし、けっこうな速度で走らないといけないから、みんなけっこう必死なんですよ。
小林れい ライブでは、お客さんもぐるぐる回ってくれています。ただサークルになって回ると周りに迷惑がかかるので、回る時はその場で回ってください。
荻野可鈴 各自で自転してください(笑)。
――後半に出てくる、ゆるいラップがいい味を出してますね。
小林れい そこの振り付けは、すごく頭を使うんです。
京佳 <白上げて赤上げて>と、旗上げゲームになっていて。ライブでは、実際に旗をあげるんです。ライブでは4人時代の最年長だった(荻野)可鈴ちゃんが赤を上げて、新メンバーで最年長になった水無瀬ゆきちゃんが白を上げるんです。そういう仕掛けみたいなものが、たくさんある曲です。
荻野可鈴 もしかして、私が赤担当だから赤を上げてるのかな?
水無瀬ゆき そうなんじゃないですか? 私も白担当だから白を上げてるのかと(笑)。
――歌詞からは、新体制の意気込みとか勢いも感じられますね。
荻野可鈴 はい。勢いが詰まってます。歌詞も、メロディもダンスも。
志田友美 駆け抜ける感じ。
小林れい この7人だからこそ歌える曲。前の4人のままだったら、きっと物足りなく感じると思う。
荻野可鈴 確かにね。大人数のにぎやかし感があるよね。
京佳 4人でやったらスカスカして、ちょっと寂しい感じになりそう。やるのも大変になるし。
小林れい きっとゼーハーどころじゃないよ。
――「桜」という漢字一文字なのもいいですね。
小林れい シンプルだし。衣装とジャケ写からからも桜を感じてもらえると思うし。
荻野可鈴 日本と言えばこれだよね。
志田友美 ガツンときてますね。
小林れい でも歌詞の中に、「桜」という文字が一カ所しか出てこないので、どこに出てくるのか探してもらっても楽しいと思う。
荻野可鈴 “隠れ桜”があります。それに、桜は散るものだけど、私たちは散らない桜なんで!
京佳 だから桜の花びらと言うよりも、桜の木のようになりたいですね。そうしたら毎年咲けるし、桜の木は強いので!