私たちは散らない桜、夢みるアドレセンス 咲き誇るアイドル魂
INTERVIEW

私たちは散らない桜、夢みるアドレセンス 咲き誇るアイドル魂


記者:榑林史章

撮影:

掲載:18年03月16日

読了時間:約12分

 7人組アイドルグループの夢みるアドレセンスが14日に、新体制になって初めてのシングル「桜」をリリース。2012年に結成、2015年にシングル「Bye Bye My Days」でメジャーデビュー。これまで川谷絵音(ゲスの極み乙女/indigo la End)、大森元貴(Mrs.GREEN APPLE)、こやまたくや(ヤバイTシャツ屋さん)、西寺郷太(NONA REEVES)、MAMI(SCANDAL)ら豪華クリエイターが楽曲提供し、アイドルの枠を越えて注目を集めている。今作も、表題曲「桜」はORANGE RANGEのNAOTOが、カップリング曲「プラスチックガール」をねごとの蒼山幸子が手がけて早くから話題だ。7人に楽曲の聴きどころや、新体制になっての意気込みなどを聞いた。【取材・撮影=榑林史章】

新メンバーはメンタルが強い

――新体制ということで。新メンバーのみなさん、今気持ちは?

インタビューに応じる左から小林れい、志田友美、荻野可鈴、山口 はのん

水無瀬ゆき 2月12日に豊洲PITでおこなった『ULTRA YUME LIVE!2018』が新体制のお披露目で、これまではその豊洲に向けて走ってきて。でも豊洲で終わりではなくて、今回のリリースも含めて、ここでやっとスタートしたという気持ちです。

山下彩耶 豊洲に向けていっぱい練習して、そこからがスタートだったんですけど…。

水無瀬ゆき ちょっと待って、同じ?

荻野可鈴 取材の基本は、前の人と同じことを答えないことだからね!

山下彩耶 かぶっっちゃったんですけど(笑)。今は毎日が充実していて、忙しくて。今まで過ごしてきた毎日とは、まったく違った毎日を体験させていただいているなって。普通の子には経験できないことをいっぱいやらせていただいています。新鮮だし毎日が楽しいです。

山口はのん 私も豊洲が終わって、新しいスタートを切って…。

荻野可鈴 だから、さっき人の話聞いてた(笑)?

山口はのん (笑)。私は関西出身なんですけど、夢アドに入って東京で暮らすようになったのですが、関西にはない刺激がたくさんあって。昨日も新大久保に行ってきました! すでに夢アドとして、ライブもたくさんやっていて、自分はまだまだですけど、ここをスタートとして頑張りたいです。

――そんな3人を迎え、先輩の4人は?

京佳 私は、今まで夢アドの中では最年少で、同い年のメンバーもいなくて。でも3人が入って、(山下)彩耶が最年少になって。(山口)はのんが同い年なので、身近に同級生ができたのは、すごく嬉しいです。同級生と仕事をすることって今までなかったし。だから、3人が入ってすごく嬉しいです。

 それにこの3人は、とてもメンタルが強いです。オーディションを勝ち抜いたということは、それだけで強いということ。それによって夢アド自身が強くなったし、新しい雰囲気になって今はすごく新鮮な気持ちです。

小林れい もともとの4人にはない雰囲気を持った子たちです。一人ひとりがまったく違うし。新しい個性が加わった感じです。

志田友美 候補生時代からこの3人は、めちゃめちゃ個性が強くて目立っていたんですよ。新メンバーとして加わって、平均年齢も若くなったし(笑)、人数も増えて賑やかになって、いいことずくめです。夢アドに新しい風を吹かせてくれています。

荻野可鈴 単純にステージが華やかになりましたね。担当カラーもあるのでいろいろな色が増えて、衣装もカラフルになったし、勢いが増しました。ダンスの面でも、4人の時にはできなかったフォーメーションができるようになって。前の曲もそうですけど、曲の中でフォーメーションがどんどん変わるので、ライブを観てくださる方もきっと楽しいだろうなと思います。

――下から突き上げられて、より頑張ろうと。

荻野可鈴 3人が候補生だった時から、夢アドに入りたいと思っている子たちが頑張っている姿を見て、私たちも負けないように頑張らないとなって思っていました。候補生のみんなが目指してくれた、それに相応しいグループでいたい、そういう自分でいなければいけないなと思いました。

――先輩のどういうところを見習いたいですか?

山口はのん ダンスも歌もですが、トーク力とか。何か、そんな感じです。

荻野可鈴 えっと、どんな感じ?

山口はのん (笑)。

山下彩耶 先輩から学ぶことは、数え切れないほどあります。トークも歌もダンスももちろんですけど、人としても見習うべきところがたくさんあって。彩耶も先輩方のような、素晴らしい人間になれるように頑張りたいです。

水無瀬ゆき 私は、先輩たちが敷いてくれたレールに安堵して乗っているだけじゃなくて、自分の考えに茫漠としていないようにしたいです。例えばマラソンランナーが、次の電柱を越えたらその次の電柱を越えたらという感じでゴールまで頑張れると聞いたことがあって。

 そうやって、最終的に自分が目指すべきゴールは見据えておきながら、短期の目標を少しずつ重ねていく感じでゴールを目指したいです。それこそ「アイドルレース」の歌詞のような気持ちで、頑張っていきたいです。

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