表現の幅広げた「一か八か」巴山萌菜、Re:versedで見せた新境地

情景を歌ったナンバーも歌いたい

――CDのジャケットに使用される予定の巴山さんはどのような衣装を着られていますか？

　全身黒です！　ゴシック調で品のある衣装で、こういう服を着たのは初めてなんです！　それともう一つ、髪型にもこだわりがあって。巴山萌菜と「Re:versed」でそれぞれ髪の分け方を変えているんです。細部も凝っていますので、そこにもぜひ注目していただきたいですね。

Re:versed「一か八か」

――発売日はちょうどドラマの最終回直前だそうですね。

　すごくいいタイミングでリリースさせていただけて、ありがたいです。最終回をご覧になる前に、ぜひこの曲を聴いて『賭ケグルイ』モードに切り替えていただきたいです！

――ところで、巴山さんはこれまでに「＃もなリク」と呼ばれる配信アルバムと、３枚のCDを同人リリースされてきました。ファンの皆さんから、巴山さんに歌ってほしいアニソンを募集して収録したと言うことですが、昔からアニメやアニソンは好きだったのでしょうか？

　実は『アイカツ！』でアニメソングを歌うまでは、アニソンと呼ばれるジャンルの曲は全然聴いてこなかったんです。アニメもいわゆる「国民的アニメ」と言われるような作品しか観たことがなかったんですよね…。本格的に勉強し始めたのは、ソロ活動を始めてからです。それまでは『コミケ』（コミックマーケット）にも行ったことがなくて、最初に行ったときはすごい人の数に圧倒されました（笑）。ファンの方からもおすすめの曲をたくさん教えてもらい、10曲を超えるような素晴らしいアニソンの数々をカバーするところまできました。

　でもまだまだ知識としては全然なので、これからもどんどんオススメのアニメやアニソンを教えていただきたいです。

――インターネットを使ったライブ配信も定期的におこなっているそうですね。

　ニコニコ生放送での配信は一段落したのですが、現在はYouTubeライブやPeriscopeというアプリで配信しています。まったりとトークをしたり、即興で歌を歌ったりもしています。

――放送では、主にどんな曲を歌っているのですか？

　YouTubeで公開してるオリジナル曲や、『#もなリク』収録のアニソンカバーを中心に歌っています。みなさんからリクエストしていただいた曲をその場で、アカペラで歌ったりもしています。当然、私が知っている曲がメインとなるのですが、リクエストいただいた知らない曲を宿題にして、次の放送タイミングまでに覚えてくるという企画をやったりもしています。この記事を読んでいる皆さんもぜひ放送チェックしてみていただきたいです！

巴山萌菜

――「巴山萌菜／Re:versed」として大阪と東京でワンマンライブもおこなわれます。

　巴山萌菜という私と、そして「Re:versed」としての私、どちらもご覧に入れられるようなステージにしたいですね。私の曲やアニソンのカバー曲などを披露する予定ですが「一か八か」を披露するときは、もう「ドン引きするなら引いてくれ！」という気持ちで歌います（笑）！　今まで私を応援してくださった皆さんには、これからも変わらずついてきてほしいですし、「一か八か」で初めて私のことを知ってくださった方も、このライブを通して私のことをさらに詳しくなっていただきたいです。

――今後、巴山萌菜として、「Re:versed」として、どのような道を歩んでいきたいですか？

　「Re:versed」としましては、今回の「一か八か」を歌い切ったことで、どんな表現でもできるというところまで達することができたように思います。先ほどもお話しましたとおり、今回は「狂った感じ」を全面に押し出した曲になりましたが、今後は「かわいい」や「セクシー」という全然違う方向性の曲にも挑戦したいですし、映画の主題歌なども担当してみたいです。それと、人の心の様子ばかりではなく、情景を歌った曲も歌ってみたいと思っています。

　巴山萌菜としては今まで通り、私にしか歌うことが出来ない素直な気持ちを歌に乗せて皆さんに届けたいです。とは言え、どちらもまだまだこれからですので、今後さらに頑張っていきたいです。応援よろしくお願いします！

（おわり）