氷川きよしが1月30日に、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場で同日発売の最新シングル「勝負の花道」の発売記念イべントを開催した。氷川は新曲や「きよしのズンドコ節」を披露。また、イベント後には「今年は勝負の年として、花道を進んで行きたい」と力強く意気込みを述べた。

 今年の2月2日にデビュー19年目を迎える氷川。新曲「勝負の花道」は、氷川が全世代に向けて贈る“王道の応援歌”。噴水広場でのイベント開催は自身9度目となる。

 新曲のジャケット写真と同じメタリックブルーのスーツ姿で登場した氷川は、本番前の音合わせという形で新曲の「勝負の花道」を歌唱。会場いっぱいに集まったファンに「みなさんこんにちは。今日は氷川きよしの『勝負の花道』の発売イベントにようこそお越しいただきました。本当にありがとうございます」と丁寧に挨拶し、そのままイベントをスタートさせた。

 「今からもう15年前、デビュー3年目の3枚目のシングル」と説明し歌った「きよしのズンドコ節」では、この日も会場のコールはばっちり合わさり響き渡った。

 そして、新曲「勝負の花道」については「“走り出したら愚痴など言うな、心の迷いは置いて行け”と励まされる詩の内容になっていて、老若男女問わず幅広い世代の皆さんが聴いてくださって自分の応援歌と言っていただけるような作品になるといいなと思いますし、僕もこれからの歌手人生その様に生きていきたいと思います」と想いを語る。

 また「これからがスタートだと思っておりますし、まだまだこれからたくさんいろんな歌をお届けさせてもらいたいという“出発の歌”でございます」と決意を述べると、改めて同曲を披露。

 集まった約2000人のファンから歌に合わせた会場いっぱいの「ヨイショ!」コールが沸き起こり、圧巻のステージを見せた。氷川は「来年の20周年にむけてのスタートの曲なので、この曲を大ヒットさせたいと思っています。この曲が皆さんを幸せにする方向に持っていってくれる曲になったらいいなと思います」と意気込んだ。

氷川きよし

 その後は全て演歌の楽曲となるカップリング曲を披露していく。Aタイプ収録の股旅演歌「柔道(やわらみち)」については「柔道の心意気を人生と重ねた作品」と説明し、Bタイプ収録の股旅演歌「恋次郎旅姿」では「僕は股旅の歌でデビューしましたから、股旅の世界の小気味いいメロディーを楽しんでもらえたら」とデビュー作を振り返りつつコメント。そしてCタイプ収録の「俺ら江戸っ子浅太郎」について「江戸時代の主人公をテーマにした作品」と語ると、それぞれ1コーラスずつ歌唱した。

 ラストは再度「勝負の花道」をフルコーラスで披露し終了と思いきや、会場からは大きなアンコールがかかり、急きょ「勝負の花道」を再度歌唱して熱狂のイベントを終了。

 「皆さん、今日は寒い中、本当にありがとうございました。氷川きよしは皆さんの真心を忘れずにこれからも歌の道を歩んでいきたいと思います。そしてこの『勝負の花道』を多くの皆さんに知っていただけるように、今年一年も全国各地で歌わせていただきたいと思います。今後とも皆さん、氷川きよしをよろしくお願いいたします」と感謝の気持ちを伝えてステージを後にした。

 終演後の囲み会見では、デビュー20周年ヘ向けた「勝負の花道」をイメージしたケーキも登場。これまでの活動に深い感謝の言葉を述べた氷川は、新曲「勝負の花道」に関して「今年は平昌オリンピック、再来年は東京オリンピック。これから頑張っていくという思いを込めた“人生の応援歌”を頂きました。<海路(みち)は亜細亜へ世界へと>という歌詞にあるようにオリンピックにも世界にも通じると思っています」と語り、「今年も勝負の年として、健康に気を付けて花道を進んで行きたい」と意気込んだ。

 なお、氷川は2月1日、2日に東京・中野サンプラザでコンサートを開催。さらに「勝負の花道」の発売記念イベントを、2月3日に名古屋・アスナル金山で、4日に大阪・OBPアトリウムでおこなう。

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