氷川きよし「22年間、本当にありがとうございました」毎年恒例のSPコンサートで感謝
氷川きよし
今年でデビュー23年目を迎え、最新の第40弾シングル「甲州路」(発売・日本コロムビア)=A・B・Cタイプが7月26日発売。D・E・Fタイプが11月8日発売)がヒット中の歌手・氷川きよし(45)が14日、東京・千代田区の東京国際フォーラム ホールAで「氷川きよしスペシャルコンサート2022~きよしこの夜 Vol.22」と銘打ったコンサートを開いた。
今年2月1日発売の前作シングル「群青の弦」は、12年5カ月ぶりにオリコン週間シングルランキング(2月14日付)で総合1位を記録。今年は、初の全国劇場4座連続公演にもチャレンジ。6月3日の東京・明治座を皮切りに、大阪・新歌舞伎座、福岡・博多座での公演を経て、9月15日の名古屋・御園座まで全90公演をやり遂げ、大千秋楽を迎えた。
そして、前日13日とこの日の2日間、毎年恒例のスペシャルコンサートを全4公演開催し、合わせて1万8000人を動員。今年いっぱいで歌手活動を休養する氷川にとって、同公演は歌手生活23年間の締めくくりとなるスペシャルコンサートだ。
デビュー当時からと新たにファンになった人たちまでが大勢詰めかけ、オープニングから熱い拍手が響きわたる中、「年に1回のこの東京国際フォーラム ホールAでのスペシャルコンサートですが、2001年の初めてのときは、すごい広いホールで、すごくプレッシャーを感じながら1週間ぐらい前から緊張で眠れなくて、がむしゃらに2日間、4公演をやったという思い出があります。22年間、多くのお客さまにお越しいただいて、今日が(休養前)最後の東京国際フォーラム ホールAでのコンサートになります。22年間、本当にありがとうございました」と感謝感激。
「これまでに様々な歌を歌わせていただきましたが、作詩の先生が書いてくださった詩を何度も何度も読んで、少しでもその主人公の思いをわかりたい、感じたいと思いながらレコーディングさせていただきました。前半はそんな歌の数々を、そして後半はいまの思いをすべて伝えられる作品をお送りしたいと思います」とあいさつし、2000年2月2日発売のデビュー曲「箱根八里の半次郎」をはじめ、「きよしのズンドコ節」「白雲の城」「一剣」「大丈夫」「勝負の花道」「甲州路」「限界突破×サバイバー」「生まれてきたら愛すればいい」など全27曲を熱唱。
また、自作詩・曲「泣けてくるけど笑えてくるの□」(注・□は白抜きハートマーク)と自作詩「Father」も披露し、22年間の集大成ともいえるステージで1曲1曲、心を込めて歌いながら満員の客席を感動させた。
歌手休養中は「やりたいことはいっぱいありますが、旅行もいいですね」と目を細めると、司会者の西寄ひがしが「ゆっくり休んでいただいて、歌はずっと続けるということで皆さん、Kiina(キーナ/氷川の愛称)の帰りを待ちましょう」と客席に呼びかけ、大きな拍手が送られた。
11月30日から氷川きよしの未配信楽曲全589曲が各種ダウンロード配信サービス/サブスクリプション配信サービスで一斉解禁。来年2月2日のデビュー記念日には、初のベスト盤「氷川きよしベスト」(CD3枚組のシングルベスト盤)=これまで発売したシングルと配信シングルの中から43曲を選び、新曲2曲を含む全45曲を収録=を発売。
また、本日コンサートのセットリストを配信サイトの日本コロムビア公式キュレーターアカウント@NIPPONOPHONEで公開中。
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