夢を伝える人になりたい、RIRI 圧倒的歌唱力持つJKアーティスト
INTERVIEW

夢を伝える人になりたい、RIRI 圧倒的歌唱力持つJKアーティスト


記者:桂泉晴名

撮影:

掲載:18年01月19日

読了時間:約11分

文化祭で熱いメッセージとともに歌った曲

――7曲目の「Keep Up」はエモーショナルで背中を押す曲ですよね。

 音楽活動をしていく中での葛藤はたくさんありますが、「自分は自分。突き進んでいく」と思っていて。「Keep Up」は「ついてこれる?」という意味もあるので、弱い自分に対して、強い自分から「ついてこれるかな?」という意味も含めてつけたタイトルです。この曲を聴くと、自分も励まされるというか、「もっと頑張らなくちゃ」と熱い思いが出てきますね。これも応援歌といった感じの曲だと思っています。

――今までの経験のなかで、RIRIさんが「これは乗り越えなきゃ」と思ったことは具体的にありましたか?

 2017年は大型フェスに8本出させてもらったのですが、場所によってマイク、スピーカー、モニターなど…、全部環境が違うので、そこで自分のベストを発揮できるよう、自分で研究していかなくてはということ、今回すごく勉強になりました。一つ一つのライブがすべて勉強になりました。あとは学校も行っているので、勉強との両立ですね(笑)。

――今、高校3年生ですよね。

 期末とか定期テストの段階が本当に大変でした。

――8曲目の「Promised Road」は、未来に向けての壮大な曲です。

 大きい夢を抱いて、その道に進んで行こうしている友だちが何人か出てきていているんです。それは、すごく嬉しいことなんですけど、高校を卒業したら、そういう子たちともあまり会えなくなってしまうから、この曲には「ともに頑張っていこう」というメッセージも含まれていたりしますね。

 一方で友だちの中には、「夢なんて叶わない」とあきらめちゃう子も多いんです。でも人それぞれ、本当に「Promised Road」というか、約束された道があって。生まれてきた意味だったり、使命といったものに自分で気づいて、「そこに向かっていこう」と考える情熱があるはず。私は自分自身を信じて頑張っていけたら、絶対夢は叶えられると信じているので、そんなメッセージを込めて、この曲を作りました。

――すでに道を決めた友だちもいるんですね。

 実は文化祭の閉会式で歌ってと頼まれたんです。自分は世界で活躍するアーティストになる、という夢を持っていて。それを叶えて、最終的には「夢はあきらめなければ、絶対に叶えられるんだよ」と夢を伝えていける人になりたいと思っています。だから、そういう夢の話をしたいな、と思ってMCでその話をしたんですよ。熱い思いがあったので、結構長くなっちゃったんですけど(笑)。

 でも、それが終わった後に「今までこの夢って叶えられるのかとすごく迷っていたんだけど、なんか頑張ろうと思えた」とか、そういう風に言ってくれる子が多くて、本当に嬉しかったです。そんな風に私が言える立場ではないんですけど、そういう子たちにも、「君は大丈夫」という、本当に「Promised Road」という思いを込めた曲を書きました。

――とても熱くて青春を感じる話ですね!

 この曲はUTAさん(音楽プロデューサー)にプロデュースして頂いたのですが、作詞・作曲は自分なので、本当に思いを込めている曲です。メロディが浮かんできた瞬間もすごく嬉しかったし、そこに伝えたい思いを書きました。

 いろいろな思い入れがあるので、大変なときに聴くと、「頑張らなくちゃ!」と思うし。「Promised Road」というタイトルもすごく気にいっていて。「この道を突き進んで信じていけばいける」と、改めて思うことができるので、自分にとっての応援歌にもなっています。

――1stアルバムができあがり、今はどんな気持ちでこの作品をリスナーに伝えていきたいですか。

 RIRIに気づいてくれた方々に、改めてこれが私です、と伝えていきたいのと、これからRIRIを知るという人にも、「RIRIってこういう人なんだ」と伝わって欲しいですね。

 聴いてもらって勇気がわいたり、「一歩進もうかなと思えた」とか、そういう風に感じてもらえるようなアルバムにしたいと考えて作りました。「世界で活躍する」というのは、簡単に叶えられるような夢じゃないので、私にとってこの先もいろいろな試練が待っていると思います。だからこそ、本当に頑張っていきたいと思っているので、これからも応援よろしくお願いします!

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