紅白総合司会の内村に期待、NHK「新しい風を吹き込んでくれた」
司会に決まった内村光良、有村架純
NHKは13日、今年大みそかに放送される『第68回NHK紅白歌合戦』の司会者が決定したと発表。総合司会にウッチャンナンチャンの内村光良、紅組司会に昨年引き続き、女優の有村架純、白組司会に嵐の二宮和也が務める。
紅白は昨年から、オリンピックイヤーを目前にした2019年の『第70回――』までの4年間を統一テーマとして「夢を歌おう」を掲げている。
今回、総合司会に起用が決まった内村は、同局の『LIFE!』に出演しており、NHK制作局エンターテインメント番組の井上啓輔部長は、同番組で「これまでになかった新しい風をNHKに吹き込んでくれました」と評価。今回の起用についても「さまざまな番組での司会経験を存分に発揮していただき、今年の紅白全体を盛り上げていただきたいと考えています」と期待を寄せている。
その内村は今回の起用に「本当に驚きました。全く予想外の事でした。すごく緊張するだろうと思いましたが、貴重な機会なのでお受けしようかと。そして、紅白の総合司会とは一体どんな総合なのか、総合的に体感してみようと思います。でも本番はそんな余裕もなくあっという間なのでしょう。とにかく皆さんと一緒に楽しもうと思います。そして私を推薦して下さった、NHKゼネラル・エグゼクティブ・プレミアム・マーベラス・ディレクターの三津谷寛治氏に感謝します」と自身も驚いた様子だ。
一方、紅組司会に決まった有村、昨年に引き続いての起用で、自身としては2年連続2回目の紅組司会となる。井上部長は「今年は連続テレビ小説『ひよっこ』のヒロイン・谷田部みね子として、日本中に笑顔と夢を届けてくださいました。きっと紅組を力強く引っ張って頂けるものと考えています」と語っている。
有村は「まさか、今年もお話しをいただけるとは思わず、ただただ驚くことしかできませんでした。紅白の司会を再びやらせていただけるなんて、恐縮以外のなにものでもありません」と2年連続の司会に驚きの様子。それでも「至らない点ばかりですが、ご出演される方々、スタッフの方々に失礼のないよう、精一杯臨みたいと思います。今からすでに緊張していますが、内村さん、二宮さんのお力をお借りしながら、2017年楽しく締めくくれるように頑張りたいと思います! よろしくお願い致します」と意気込んでいる。
白組司会は嵐の二宮。嵐のメンバーとしては、第61回から65回まで5回の白組司会を担当しているが、1人での紅白司会は初めて。昨年は同グループの相葉雅紀が務めたが、バトンを引き継ぎ、盛り上げる。井上部長は、嵐として、俳優として、そしてバラエティ番組等の司会でも人気を集めていることに触れ、「持ち前の明るく親しみやすいキャラクターで、白組を盛り上げていただきたいと考えています」と期待。
二宮自身は「今年を代表する歌手の皆様と、そして観てくださる皆様と一緒に、今年を締めくくる事が出来るのを大変光栄に思います。内村さん、有村さんと一緒に、NHKホールが実家に帰ってきた様な温かい空間になるよう、努力し、皆様と一緒に今年をふり返りたいと思います。昨年から歌い継がれた夢を、今年も歌手の皆様に紡いで頂き、沢山の夢の数々を来年に…。笑って2018年を迎えましょう」と述べ、番組の盛り上げへ、強い意思をのぞかせている。
なお、これまでの紅白歌合戦の対戦成績は、昨年の紅組勝利で、紅組31勝、白組36勝となっている。