女子高生らと撮影に応じる森川葵

試写会にサプライズ登場した森川葵

 女優の森川葵(22)が27日、都内でおこなわれた、映画『恋と嘘』(10月14日全国公開)の試写会にサプライズで登場。試写会に訪れた女子高生の恋の悩みに真摯に答えた。

 『恋と嘘』はマンガアプリ「マンガボックス」で連載を開始した途端に話題を集め、2年半にわたり好評を得てきた大人気マンガ。コミックス発売後も重版を連発し、アニメ化もされている。

 本作は国から政府通知という知らせで結婚相手を指定されるという特別な法律が施行された近未来を舞台に、政府が見つけた相手と、自分のそばにいる、想いを寄せる相手の間で揺れる、女子高校生の恋心とその姿を追うストーリー。

 ヒロインの仁坂葵を森川、その、幼なじみの司馬優翔役をDISH//の北村匠海、政府通知の相手である高千穂蒼佑役を『HiGH&LOW』に出演した佐藤寛太が務める。その他キャストには、眞島秀和や木下ほうからベテラン俳優陣やSUPER☆GiRLSの浅川梨奈らも出演。また主題歌には阪本奨悟の「HELLO」、挿入歌には同じく坂本の「恋と嘘~ぎゅっと君の手を~」が使用されている。

女子高生の悩みに真剣に答えた森川葵

 先日おこなわれた完成披露試写会での舞台挨拶後、初めての舞台挨拶としてこの日、森川は自ら希望し会場にサプライズ登場、入場とともに会場の女子高生陣から大きな歓声を浴びた。

 年齢的にもちょうど女子高生たちの姉くらいの年頃でもある森川は「(好きな人が)カッコよくて話しかけられない。どうしたら?」などとたずねられると「かわいい! というか、その男の子が羨ましい」とその質問にメロメロの状態。

 「もし好きな人がいて、その人が自分を異性として見てもらえなかったら、どうしたら見てもらえると思いますか?」とたずねられると、女子高生たちの立場に真剣に向き合い「反則かもしれないですけど、好きっていう気持ちを伝えたら、意識してくれると思います。軽く言ってみたら意識すると思うよ。頑張ってください!」などと、優しいアドバイスを送っていた。

 また、映画のストーリーに登場する政府通知という制度について女子高生たちにたずねると、賛否両方の意見がある中で、反対派の「自由恋愛の方が楽しいし、別れても経験が生かせるかな、って」という意見が出ると「本当に大人ですね。でも本当にそうだと思いますよ。恋愛って勉強になりますし。やっぱり人を好きになるっていいことだな、って」と森川はつい自分の世界に入ってしまい、司会者から「よそ行きの声になりましたね」とツッコミを入れられ笑いを誘っていた。

女子高生らと撮影に応じる森川葵

 一方、森川自身の意見をたずねられると「難しいけど、自分の最良の結婚相手というのをとりあえず見てみたい。どういう人が自分に合っているのか、自分には分からないじゃないですか? だからこういう人が合っているんだというのを知りたい」と自分なりの想いを答え、女子高生に関心を引いていた。

 また本作は、原作とつながりを持つアナザーストーリーとして制作されたもので、エンドロール後には衝撃のエンディングが用意されていることを語りながら、そのシーンが山の中で撮影がおこなわれ、天気も安定せずかなり寒い状況で撮影、共演の佐藤と「なんでここで撮ったんだろうね? とか言っていました」と撮影のエピソードを明かしながら「ちゃんと阪本奨悟さんの曲を全部聴いて、最後まで見てもらわないと…」とそのストーリーをしっかりとアピールしていた。【取材・撮影=桂 伸也】

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