フリーライブのもよう

 GLAYが31日、東京・青海南臨時駐車場J区画で、フリーライブ『TOKYO SUMMERDELICS』を実施した。GLAYは7月10日に新宿バルト9で行われたアルバム先行試聴会で、緊急発表と題して「都内某所で何かが起こる」と告知。同時に、HP上で謎のカウントダウンがスタートしていたが、本日カウントダウンが「0」になると同時にフリーライブの詳細が発表された。

 本ライブは14枚目のアルバム『SUMMERDELICS』の発売記念としておこなわれたフリーライブ。7月31日は伝説の20万人ライブ『GLAY EXPO ’99 SURVIVAL』が開催された日で、ファンからは「GLAYの日」と呼ばれるようになっている。以降、2004年の「GLAYの日」には3回目の『GLAY EXPO』、『GLAY EXPO 2004』をUNIVERSAL STUDIOS JAPANで開催。近年では2011年、2016年にファンクラブ限定ライブを幕張メッセで開催するなど、ファン、メンバーにとって「GLAYの日」は特別な日となっていた。

 またフリーライブとしては2012年に神戸ワールド記念ホール以来5年ぶり、野外でのフリーライブは2009年に横浜みなとみらいで開催して以来8年ぶりとなる。

 この日は近隣にあるショッピングモールVenus Fortで、10年来のコラボ企画である『GLAY LiB CAFE 2017 10th Anniversary FINAL』(7月29日から8月6日まで開催)がおこなわれたり、GLAYの『SUMMERDELICS』を宣伝するトラックが頻繁に走り回るなど、お台場の街が“GLAY”の雰囲気に包まれていた。

 この日は『SUMMERDELICS』からの選曲のほかにも「『GLAY EXPO』(『MAKUHARIMESSE 10TH ANNIVERSARY GLAY EXPO'99 SURVIVAL』)でもやったけど、あれから18年たってもいろあせることなく、より一層たくさんのGLAYのファンから愛情を注いてもらって成長した曲です」と紹介、思いを込めて歌った代表曲「HOWEVER」や『彼女の“Modern...”』など過去曲も披露、アンコール「生きてく強さ」の7曲を披露。

 熱さに皆の健康状態を心配する一方でTERUは「今日はでも、ビショビショになろうよ!」とさらに観衆を煽った。

 当日の告知に関わらず、この日は1万人の動員を記録。そんな観衆にTERUは「毎回こうやって事を起こすたびに賛同してくれて、遠くから足を運んでくださるみなさん、本当にありがとう!」と感謝の思いを告げ、最後に力強く「ありがとう!愛してるぜ! また会おう!」と叫び、ステージを締め括った。

 一方、GLAYは9月からアルバムを引っさげ、台湾公演を含むアリーナツアーを開催する。このツアーについてTERUは「アリーナツアーなんでいろいろと準備していることがあるんですよ。それも楽しんでほしいし、ライブだけじゃなくいろいろな、来たら楽しめる場所も提供出来たら、と思いますので、楽しみにしておいてほしいと思います」と現在準備中の胸を明かすとともに、こうご期待の内容をアピールしていた。(取材・撮影=桂 伸也)

セットリスト

  1. the other end of the globe
  2. Scoop
  3. HOWEVER
  4. 彼女の“Modern...”
  5. 微熱(A)girlサマー
  6. XYZ
    encore
    EN1.生きてく強さ
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