渡辺美奈代「フォーメーション難しい」アイドルの今昔を語る
渡辺美奈代
元おニャン子クラブの渡辺美奈代(47)と、アイドルグループのさんみゅ~、ハコイリムスメが8日、東京・AKIBAカルチャーズ劇場でおこなわれたイベント『昭和アイドルアーカイブス presents Respect for 渡辺美奈代』に参加。3組はこのイベントに先駆けておこなわれた、公開リハーサルと囲み取材にも出席。そのなかで渡辺はアイドル文化の今昔について「フォーメーションという意味では難しいです」、「水着は当時のアイドルにとってマストだった」と語った。
この『昭和アイドルアーカイブス』は、神保町の楽器カフェにて毎月開催している昭和アイドルをテーマにしたトーク&歌唱イベント。毎回違うトピックに沿って、昭和アイドルの魅力が語られていくという内容になっている。
今回の公開リハーサルに登場した、さんみゅ~、ハコイリムスメ、渡辺美奈代はまず全員参加の特別ユニットで、おニャン子クラブの楽曲「ウェディングドレス」を確認した。
渡辺は誰よりも短い、フワフワのスカートで登場。タイトルコールから楽曲が始まるくだりでは「タイトルいくよ! せーの」と後輩たちをリードしてリハーサルを進める。大先輩を囲む様にパフォーマンスする、さんみゅ~とハコイリムスメの様子が初々しさを漂わせていた。渡辺は楽曲終了と同時に「完璧」と呟いて場の雰囲気を持ち上げた。完全にムードメイカーだった。
リハーサル後の囲み取材では、渡辺が「(さんみゅ~、ハコイリムスメとは)1年ぶりの対バンだったんですけど、皆さん凄い綺麗になった」と感想を話した。スカートが1番短い事を指摘されると「守ってます」と気の効いた返しを見せた。
さんみゅ~の木下綾菜は渡辺について「年齢を重ねる事によってどんどん美しくなっていく。憧れです」と述べ、新原聖生は「国の宝なんですよ」と評していた。
渡辺はハコイリムスメが、おニャン子クラブのカバーをしているという話を受けて「アイドルの気持ちを忘れなければ大丈夫。斜め45度で首をかしげて」とアドバイスを送った。
また渡辺は、体型をキープする秘訣について問われると「ライブがある前はウォーキングして、普段は家事の今があります。歯磨きするときもつま先立ちでやっています」と日々の生活における工夫を明かした。
さらに西園みすずが「ご結婚されても、魅力的な理由は?」と質問すると、渡辺は「『あれ、私結婚してたっけ?』というくらいステージに立ったら、忘れる」と返答し、会場の笑いを誘った。
アイドルの今と昔についての話題になると、渡辺は「フォーメーションという意味では難しいです」と現代アイドルシーンの難しい点について率直にコメント。
19日に21年ぶりとなる、ミニアルバム『HAPPY STORY』を発売する渡辺。同梱されるブックレットで20年ぶりのビキニ姿も披露したという。これについて渡辺は「まだまだいける」と自信を伺わせた。「水着は当時のアイドルにとってマストだった」と水着経験がないと話していた“後進”たちに解説していた。
公開リハーサルは最後に西園が「こんな貴重な機会なかなかないと思うので次に繋がる様に頑張りたいと思います」と意気込みを語り終了した。(取材・撮影=小池直也)