被災した写真の修復作業をおこなうmiwa

 シンガーソングライターのmiwa(27)が8日、都内でおこなわれた、東日本大震災で津波に流されてしまった写真を修復するボランティアに参加した。ボランティア推進プロジェクト『RockCorps』の活動の一環。サプライズゲストとして登場したmiwaは、少々緊張した面持ちであったものの「今日は皆さんと一緒に頑張って作業したいと思いますので、よろしくお願いします!」とあいさつ、徐々に周囲のボランティア員とも打ち解けながら、和気あいあいとした雰囲気の中で作業をおこなった。

 『RockCorps supported by JT』は、これまで世界10カ国、約17万人以上が参加ボランティア活動と音楽フェスを融合させたプロジェクトで、日本では2014年の初開催以来4年連続でおこなわれ、今年9月2日に開催予定のセレブレーションには、アンバサダーを務める高橋みなみがアーティストとして出演、更に海外の参加アーティストとしてフィフス・ハーモニー、国内ではmiwa、SPYAIRの出演が決定している。

 一般参加のボランティア活動では、4時間のボランティア作業をおこなうと音楽ライブ(セレブレーション)のチケットがもらえるという特典がある。今回はmiwaが、一般参加者のボランティアスタッフ約40人とともに、熊本地震の被災地、東日本大震災の被災で津波に流されてしまった写真を修復する作業の一部をおこなった。

一般参加者にチケットを渡すmiwa

 作業を終えた感想としてmiwaは「大切なお写真というものをきれいにしていく作業というのは、いろんな人の思いや思い出が詰まっているんだなと思って、かなり熱中しました。この写真をきれいにしてもらった方のことを思い浮かべると、きっと今日のこの作業が(そんなところに)つながっていくんだなと思って、すごくやりがいをもって取り組むことができました」と手にした写真から得た実感を語った。

 またこの取り組みでは、一般参加者が4時間のボランティア活動をおこなうと音楽ライブ(セレブレーション)のチケットがもらえる。作業後には、miwa自らが参加者の代表者にセレブレーションのチケットを手渡し「 セレブレーションでは、皆と一緒に音楽で一つになれたらいいなと思います。音楽で一緒にパワーチャージしましょう!」とセレブレーションを心待ちにしている様子を明かした。(取材・撮影=桂 伸也)

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