元チェッカーズの鶴久政治がプロデュースする、アイドルユニット「243と吉崎綾」が8日、都内でライブをおこなった。ライブを終えた2人はMusicVoiceの取材に「Winkさんが好き」と憧れをのぞかせた。=写真はライブ後に取材に応じた243と吉崎綾=

 80年代のアイドル曲や昭和歌謡曲の魅力を伝えることを目的に活動している“243”こと都志見久美子(21)と吉崎綾(21)の2人によるアイドルユニット。これまで、小泉今日子や中森明菜などといったアイドルソングをカバーし、先日は自身初のオリジナル曲「恋のロマンス」をリリース。この先には、その第二弾となるオリジナル曲「青春のダイアリー」のリリースを控える。

 この日は、それぞれ対象となる青とピンクのテニススカートという衣装で登場。Winkの「愛が止まらない」を披露し、盛り上げたあと、Michael Fortunati「Give Me Up」を挟んで、再びWinkの「淋しい熱帯魚」。懐かしのメロディに会場がまったりするなか、80年代のアイドルソングをほうふうとさせるオリジナル曲「恋のロマンス」、そして「青春のダイアリー」を歌い上げた。

ライブ後に取材に応じた243と吉崎綾

 歌だけでなく、振付も当時を思わせるもので、回転するたびにヒラヒラと舞うスカートは、懐かしき80年代の香りを運んでくるようでもあった。一方、曲の合間のMCでは、21歳の等身大の表情をのぞかせた。

 2人は、ライブ終了後のわずかな時間にMusicVoiceの取材に応じた。Winkの代表曲2曲をカバーしたが「Winkさんが好きなんです!」と、80年代後半から90年代中期にかけて人気を博した、鈴木早智子と相田翔子によるユニットへの憧れをのぞかせた。実際にライブでの表情や動作などは、Winkを意識しているようだ。

 女優としても活動している2人。曲ごとに「演じながら歌う時もあります」と曲の世界観に応じて演じることもあると回答。MVや取材時とは異なり、歌唱時は別格の雰囲気を感じさせた2人。それを指摘すると照れながらも「しっかり歌っていきたい」と気を引き締めた。(取材・撮影=木村陽仁)

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