グループ初となる東京ワンマン公演をおこなったMAG!C☆PRINCE

 東海発男性アイドルグループのMAG!C☆PRINCE(マジックプリンス、通称=マジプリ)が8日、東京・Zepp Tokyoでワンマンライブ『本気☆LIVE Vol.4』をおこなった。6月17日のZepp NAGOYAと2公演おこなうというもの。グループ初の東京での単独公演となった。この日は、九州を活動拠点にする4人組グループ・九星隊(ナインスターズ)がゲストで登場、10月18日にリリースされる新曲「Dreamland」の披露や、大城光の22歳の「生誕祭」では俳優集団D-BOYSの荒木宏文が登場し、大城の父親からの手紙を朗読するなどサプライズもおこなわれた。12月23日にはデビュー2周年を記念し、愛知・名古屋国際会議場センチュリーホールでワンマンライブの開催も発表した。

新曲「Dreamland」を披露

MAG!C☆PRINCE

 開演定刻になると会場は暗転。メンバーカラーのレーザーが会場を四方八方と照らしだす。ステージ後方のスクリーンに次々とメンバーの顔が映し出され、カウントダウンがゼロになると5人がステージに登場。大歓声のなか、「キミレボ」で初の東京ワンマンライブの幕は開けた。ステージを大きく使い、活力みなぎるダンスと歌で魅了していく。続いての「キミラブ」では、平野泰新のアクロバットで魅了し、2ndシングル「Spin the Sky」のイントロが流れると、会場のテンションは早くもマックスに。オーディエンスのペンライトを振り上げる腕も力強さを増していく。

 メンバー紹介では永田薫が平野泰新にアクロバットプレイを要求。オーディエンスの「泰新コール」に後押しされるかのように、ダイナミックにひねりを加えた宙返りで会場を大いに盛り上げた。そのアクロバットを横で見ていた西岡健吾が「ねえ、今のは成功なの?」と平野に疑問をぶつける場面も。

 タオルを振りあげるアッパーチューン「Glory World」で盛り上げたあと、一旦ステージを後にするマジプリメンバー。代わりに九州で活動拠点にするマジプリの弟分4人組グループ・九星隊(ナインスターズ)が登場。デビューまだ2カ月ほどの新人グループ。緊張しながらもキレのあるダンスで見せる。『スーパーマリオ』のテーマ曲やソウル・ファンク調のナンバーなど、幅広いジャンルの楽曲で楽しませた。

 新衣装に着替えたマジプリメンバーもここで合流。先日から続いた豪雨による被害を受けた九州地方に、このライブのチケットとグッズの売上げの一部を義援金として寄付することを発表。そして、花道の先端で円陣を組み、「One For All All For One」と気合を入れる9人。そのまま「Hello Hello」を九星隊とともに届ける。9人によるダイナミックなステージングで盛り上げていく。

 メジャーデビュー曲「絶対☆アイシテル!」から「愛しくて 切なくて 抱きしめたくて〜一通LOVE〜Compass」のメロウなメドレーで歌を聴かせたあとは、「HAPPY☆NEWS」と題し、両A面ニューシングル「YUME no MELODY / Dreamland」を10月18日にリリースすることを発表。歓声が湧くなか、早くも「Dreamland」を初披露。躍動するビートが心地よいナンバーで、オーディエンスを魅了した。その勢いのまま、マジプリらしさ全開の疾走感溢れる「RUSH」、クールなEDMチューン「UPDATE」と5人の息のあったパフォーマンスで、会場を釘付けにした。

大城光の「生誕祭」、父親からの手紙で涙

生誕祭で涙する大城光

 ここで、7月4日に22歳の誕生日を迎えた大城光の「生誕祭」を開催。オーディションの様子やTV番組で頑張る姿など、デビュー前からの大城を振り返るVTRがスクリーンに流れた。そして、大城の写真が施されたバースデーケーキが登場し、オーディエンスとともに「Happy Birthday To You」を歌い上げ祝福。ろうそくの火を消すと、涙ぐみながら喜びを伝えた。

 さらにサプライズは続き、事務所の先輩であるD-BOYSの荒木宏文が登場。大城の父親から預かった手紙を代読。普段、手紙など書かないという父からのサプライズに再び涙する大城。それを受けて大城は「夢を追うことで親に迷惑をかけたけど、父のおかげで今がある」と話し、ライブはラストスパートへ。軽快なリズムが心踊らせる「Clap your hands」から、爽快なアップチューン「Over The Rainbow」で本編を終了した。

 アンコールの声に応え、Tシャツに着替えたメンバーがステージに。「Spin the Sky」を歌いながら、各々カゴに入れたカラーボールをフロアに投げ入れていく。もう一度、新曲「Dream Land」をスマホなど撮影OKで披露。メンバーカラーのアルミテープが盛大に宙を舞った。メンバーもそのテープを振りながら熱演。

 メンバーから本日の公演についてのスピーチ。皆、初の東京ワンマンということに不安を抱えていたが、集まったオーディエンスを見て安心したと述べ、最高のステージになったことを感謝した。大城は22歳の抱負とともに、阿部周平のボイスパーカッションに合わせ、ラップを披露。見事なフロウを決めた。平野は「皆さんの目標や夢の糧になれるよう頑張っていきたい」と決意を語り、ラストは「キミラブ」へ。阿部が西岡を肩車するなど、本編とは違う自由度の高いパフォーマンスで展開し、盛り上がりのボルテージは最高潮に達し、『本気☆LIVE Vol.4』の幕は閉じた。

(取材=村上順一)

セットリスト

01.キミレボ
02.キミラブ
03.Spin the Sky
04.Wake up Calling
05.Glory World
06.Hello Hello with九星隊
07.絶対☆アイシテル!
08.愛しくて 切なくて 抱きしめたくて〜一通LOVE〜Compass(メドレー)
09.Dreamland
10.RUSH
11.UPDATE
12.Clap your hands
13.Over The Rainbow

ENCORE

EN1.Spin the Sky
EN2.Dreamland
EN3.キミラブ

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