井上苑子「切なく温かい」MVで表現した世界観、500の灯に囲まれ
新曲「なみだ」のミュージックビデオで、500個の灯に囲まれ歌唱するシーン
シンガーソングライターの井上苑子(19)が26日にリリースする新曲「なみだ」のミュージックビデオの(Short ver)が6日、YouTubeで公開された。今作はメジャーデビュー後、初の失恋バラード。MVでは、別れてしまった恋人同士が、夏の日に再会し一日限りのデートをするという内容が描かれている。歌唱シーンでは、井上の希望で500個のロウソクが入った色とりどりの紙灯篭に囲まれてのシーンが撮影されている。井上は「切なくて温かい曲になっている」と楽曲に対しコメントしている。
メジャーデビュー後、初となる失恋バラードの今作は大人への過渡期の中で、夢を追う彼を好きだからこそ、強がって別れを受け入れる女の子の心情を歌った切ないラブソング。そのMVは、歌詞の<好きだけど 好きだから 好きなまま いて欲しい>というサビのフレーズを発展させたストーリーで、別れてしまった恋人同士が、ある夏の日に再会し、一日限りのデートをするという内容になっている。元恋人役の彼氏を俳優の稲葉友、彼女を女優の佐藤玲が演じている。
歌唱シーンでは、いつか消えてしまう儚さを表現した、500個のロウソクが入った色とりどりの紙灯篭に囲まれての撮影となり、思わず感極まり涙しながら井上は歌ったよう。
その中で歌唱した井上は「緑いっぱいの自然の中で、こんなに綺麗な光に囲まれて歌う事が出来てすごく気持ちが良かったです。新曲『なみだ』は、井上苑子、はじめての夏の失恋バラード。切なくて温かい曲になっているので、是非、聴いていただけたらと思っています!」とコメントしている。
この歌唱シーンは、楽曲にあったロケ地を探す中で、佐賀県、吉野ヶ里歴史公園で毎年12月に開催されるライトアップイベント「吉野ヶ里 光の響」の写真をみつけ、“この光の中で歌ってみたい!”という井上苑子の想い伝えたところ、佐賀県の全面協力のもと実現した。
そのほかにも、唐津、嬉野温泉等、全編佐賀県での撮影となっており、作品を通じて佐賀の魅力も感じることができる、地方の新しいPRの側面を備えたMVとなっている。
また、井上苑子のオフィシャルホームページでは、今作の楽曲提供・プロデュースを手掛けたロックバンド・SUPER BEAVERの柳沢亮太(Gt、Cho)のコメントを公開。柳沢は、井上が17歳で高校2年生の時にインディーリリースした「線香花火」からの付き合い。楽曲提供もさることながら、彼女の成長を見てきたプロデューサーとしての視点が綴られている。
「なみだ」(Short ver)/井上苑子