東京ドームでスペシャルファンイベント『BIGBANG SPECIAL EVENT 2017』をおこなったBIGBANG

 韓国出身の5人組グループ・BIGBANGが先月30日・31日に、東京ドームでスペシャルファンイベント『BIGBANG SPECIAL EVENT 2017』をおこなった。このイベントは、5月27日の福岡ヤフオク!ドームからスタートし、6月3日・4日大阪・京セラドーム公演まで続いた、全3都市5公演のドームツアー。本編では、トークパート、ゲームパート、ライブパートといった3つの催しに分けて展開。ライブでは、人気曲「FANTASTIC BABY」や「BANG BANG BANG」、最新曲である「FXXK IT」を含む全10曲を披露し、ファンを魅了した。このうち5月30日におこなわれた模様を以下にレポートする。

ファンから質問のトークセッションを展開

V.I

 東京ドームにはBIGBANGのグッズを身に着けている観客や、頭文字の「B」と書かれたペンライトを手にしている人々で溢れかえっていた。開演時刻が30分程すぎると、「FANTASTIC BABY」のMVが巨大スクリーンに流れ出す。その楽曲に合わせながらペンライトを振りかざす観客。楽曲が終わると白い照明がメインステージを照らし、ファンの黄色い歓声を浴びながらメンバー4人が登場する。

 日本語が得意の末っ子キャラのV.Iが「みなさんお久しぶりです! 今日はVIP JAPAN(ファンの名称)の皆さんとBIGBANGで、ライブではなかなか見られない楽しいことをいっぱいやっていきたいと思います」と威勢よく宣言。

 その後、司会者にラジオMCなどを務める古家正亨を招きトークセッションのコーナーへ。この企画は、ファンから事前に聞いた質問にメンバー4人が答えるというもの。1つ目の質問では「ソロ活動をしているときに、他のメンバーがいなくて寂しいと感じることはありますか?」という内容。G-DRAGONは「寂しい」と回答、古家から「どんなときに寂しいの?」と尋ねられ「いつも」と明かした。同様の質問にD-LITEは「僕は寂しくないです! 楽しいし、ステージ広く使えていいと思う!」と真逆のコメント。しかし補足で「いつも一緒にいる(メンバー)と思っているから」と愛のある想いを語り、ファンからは歓声が上がった。SOLは「僕も面白くないです。メンバーがいないと笑いがなくなっちゃう。そして、5人いると色んな意見があって決心できる。でも1人だと僕が選ばなきゃいけない。メンバーたちと一緒にやりたいです」とメンバーへの想いを語った。

 2つ目の質問では「D-LITEさんはエロキャラをやめたいと思っていますか?」という内容。D-LITEは「(キャラは)作らされたんですよね?」と抗議。それに対しSOLが「皆さんがわかっているD-LITEのエロキャラは本当に純粋なんです」と煽るとD-LITEは「皆さんが笑ってくれるなら、僕はエロくなくてもそういうキャラになれますよ。皆さんのために!」と切り返し。その瞬間、ムーディーなBGMが流れ出し、ピンク色の照明が場内を照らす。そしてD-LITEは“ファンのために?”体をくねらすようにセクシーにポーズを決める。そんな姿に会場では大歓声があがった。

メンバー同士が戦うゲームコーナーも

D-LITE

 次におこなわれたのは、ミッションコーナーと題した4つのゲーム企画。会場にいるファンが、メンバーの名前と色が書いてある紙を使い、応援に参加する形でゲームは進行。一回戦目は、ピッチングマシーンを使用した「ダーツゲーム」で、的を目がけてボールを飛ばすというもの。この勝負では、V.Iが130点、SOLが-30点、G-DRAGONが70点、D-LITEが100点という結果に。

 二回戦目には、「ミニカーリング」をおこない、V.IとG-DRAGONの一騎打ち。結果は、V.Iが勝利。三回戦では、「歌詞当てゲーム」。BIGBANGのMVが流れ出し、隠されている歌詞のフレーズを当てるというもの。このゲームではSOLが勝利した。四回戦目は「障害物競争」。哺乳瓶一気飲み、豆掴み、缶詰み、サインを5回書くといった5つの障害物と戦うメンバー。最終決戦ではSOLが勝利したが、V.Iと同点のためじゃんけんをすることに。結果、ミッションコーナーではSOLが勝利し、玉座が設置されているゴンドラで会場を一周した。

フィナーレはFANTASTIC BABYを含むライブパフォーマンス

SOL

 ゲームコーナーが終わると、青い色の照明に導かれながらメンバーがもう一度ステージに登場。ライプパートが、メローなナンバー「LOSER」でスタートし、SOLの透き通る歌声が場内に響き渡っていく。ファンも黄色と赤のペンライトをゆったりと揺らしながら、楽曲に浸っていた。V.Iの「東京、盛り上がっていきましょう!」という煽りを筆頭に人気曲「BANG BANG BANG」へ突入し、ファンのテンションも上昇していく。

 MCでは、V.Iが「今日何曜日? 火曜日だよね? 火曜日の東京ドームこんなに盛り上がっていいの?」と嬉しそうな表情で話す。D-LITEは「やっぱり一番楽しいですね」と語り、V.Iは「東京ドームは広いからファンの皆さんが来てくれるか心配だった。でも沢山の方が来てくれてる」と安堵した様子。SOLは「(ドームでの)ファンミーティングは初めてなので、大丈夫かなと思ってましたが、沢山の人が来てくれて楽しい時間が過ごせました」とコメント。G-DRAGONは「熱いね。今年初めての東京ドーム、久しぶりに来て気持ちいいです」と語り、嬉しさを込みあげているようだった。

 その後、新曲の「FXXK IT」や、人気曲「FANTASTIC BABY」を含むナンバーを続々と歌いあげ、ラスト曲「LAST DANCE」をファンに歌い届けた。彼ら曰く、今一番伝えたいメッセージが込められている楽曲だという。その強い4人の優しい想いは、きっと今日いたファンの心に突き刺さっていたはずだ。最後に、V.Iは「いつもBIGBANGを応援してくれてありがとう! これからもよろしくお願いします!」と感謝の言葉が告げ、スペシャルな一夜は幕を閉じた。

(取材=橋本美波)

セットリスト

5月30日 東京ドーム
 TALK PART
 GAMEPART
 LIVEPART
 
01.LOSER
02 .BANG BANG BANG
03.IF YOU
04.BAD BOY
05.FXXK IT
06.FEELING
07.FANTASTIC BABY
08.WE LIKE 2 PARTY
09.BAE BAE
10.LAST DANCE

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