嵐の大野智が23日放送のNHK『あさイチ』に出演。ジャニーズJr.だった当時、所属するジャニーズ事務所を退所して違う就職先のイメージを持っていたことを明かした。

 この日の放送にゲスト出演した大野。司会のV6井ノ原快彦との思い出トークなどで盛り上がるなか、大野は約2年間、自身が出演していた舞台『ジャニーズ・ファンタジーKYO TO KYO』で抱えていた気持ちを語った。

 大野は「踊りがうまくなりたいから、京都に行けばずっと踊れるっていうので行ってて」と“踊り”への憧れを持っていたことを語ったうえで、「毎日同じことをやると、よくわかんなくなってきちゃって」とも続けた。

 当時はまだ16歳だった大野は「ホームシックというか、家に帰りたくなったりっていうのはありましたね」と当時の心境を率直に明かした。

 約2年間の京都での経験を経て、大野は「自分の中で踊りが極まったんで、もういいかなっていうのはありましたね。自分の中でできたから、もういいかな」と違うことに取り組みたい気持ちが芽生えてきたという。

 井ノ原からは、一般的なジャニーズJr.のメンバーにはCDデビューなど目標があるとした。ただ、大野は「踊りだけだったんで。これが好きでずっとやっててって感じで」と自身を客観的に振り返り、周囲の評価よりも自身の中で達成感を得ることが大事だったようだ。

 そして、「一回、言いに行って」とジャニーズ事務所を退所したい意思を伝えたという大野。ところが、そのころKinKi Kids堂本光一の舞台が上演されており、「とりあえずそれ、出ちゃって」と言われたという。

 大野は「ずっとありましたね」と退所の意思は持ち続けていたようだが、嵐のメンバーとしてのデビューも決定。「期間限定ユニットなんじゃない」と受け止めていたようで、「どっか違う就職、見つかったらやめようかな」との考えを持ち続けていたようだ。

 司会の有働由美子アナウンサーからは具体的な就職先のイメージを尋ねられ、大野は「絵付けたり、イラストレーターとか、見つかったらやめようかな」と具体的な仕事も思い描いていたことを語った。

 その後、嵐は人気グループとなり今に至っているが、大野は「今だに正直、地に足ついてない感じしてます。実感がないというか」などと真顔で語ると、井ノ原や有働アナを驚かせていた。

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