違ったアンジュルムを聴かせる3曲、彼女たちの“ケツイ”とは
INTERVIEW

違ったアンジュルムを聴かせる3曲、彼女たちの“ケツイ”とは


記者:榑林史章

撮影:

掲載:17年06月21日

読了時間:約13分

アンジュルムいちの泣き虫は上國料萌衣

上國料萌衣

――「ナミダイロノケツイ」の歌詞からは、みなさんのグループにかける想いとか決意みたいなものも感じ取れました。「ナミダイロノケツイ」は、涙を流しながら誓った気持ちのことだと思いますが、そういう経験は?

室田瑞希 私は、ハロプロ研修生時代に同期がどんどんデビューしていく中で、私だけなかなかデビューが決まらず、悔しい想いをたくさんしました。それでも頑張って続けて行こうと思いました。だから私にとっての「ナミダイロノケツイ」のような経験は、今まで本当にたくさんあって。でも、そういう想いを浮かべながら歌うと、感情が入りすぎて泣いてしまって、レコーディングにならなくなってしまうので。先ほどお話しした通り、その時の気持ちは胸に、でも歌声は冷静にという感じで歌いましたね。

――室田さんにとっての「ナミダイロノケツイ」は、一度や二度じゃないと。

室田瑞希 そうですね。それにこの歌詞は、離れて行く人に向けた歌だと思うのですが、私にとっては研修生時代にそれぞれの道に進んで行った仲間たちなのかなって、考えたりしました。

上國料萌衣 私は、アンジュルムに入る前にモーニング娘。さんのオーディションで不合格だった経験があって。それを経て、アンジュルムに入りたいという想いも生まれて。

 私がアンジュルムに入った時は、一人で新加入だったので、同期加入の子がいないんです。だから何か失敗して怒られて、一人でどうすることも出来ずに泣いてしまった時もあって。でも振り返ると、そういう経験もまた自分にとっては糧となったし。たくさんのアドバイスをいただいたことで、決意と言うか、もっとやるぞという気持ちになりました。

――もう少し個人的なところで、最近決意したことは?

上國料萌衣 私は、泣かないって、昨日決めました(笑)。私はトークが苦手で、武道館公演のMCで泣いてしまったときは、話したいことを上手く伝えられなくて、すごくもどかしい想いをしました。先輩方にも迷惑をかけてしまうし、もう泣かないぞって。一昨日は、私と室田さんと佐々木莉佳子さんの3人で、新曲のイベントに出て、私が初めてトークのMCを務めさせていただいたのですが、そのときもどうしても上手くいかなくて。

室田瑞希 一昨日は、それで緊張して泣いちゃったんだよね。ファンの方の間では(佐々木)莉佳子ちゃんが泣き虫のイメージがあると思いますけど、かみちゃんは裏で緊張して泣いちゃうことが多くて。アンジュルムの中では、実は一番泣き虫かもしれないです。

 でも、同じ泣くのでも、佐々木莉佳子ちゃんみたいな赤ちゃんっぽい泣き方だと、笑いになるんですけど、かみちゃんは「大丈夫?」って感じになってしまうので、ステージではちょっとね。

上國料萌衣 はい。それで、もう泣かないと決めました!

――室田さんは?

室田瑞希 私は、3月に高校を卒業して社会人になったので、アンジュルムの活動のみに集中して頑張ると決めました。以前は勉強とアンジュルムの活動が並行していて、私は二つのことを同時に行うのが苦手なので、すごく大変で。でも今は、アンジュルム一本に絞られたので、アンジュルムのことだけを考えて頑張って行こうと決意をしました。

――上國料さんは、今はまだ高校3年生なんですよね。

上國料萌衣 私は、室田さんを悩ませていた、学校との両立を今まさに頑張っているところです。でも私は、勉強が苦手ではないので、しっかり両立出来ているんじゃないかと。

室田瑞希 ええ〜! 今私のほうをチラッと見ながら言ったでしょ? どうせ私は勉強出来ないんで(笑)。

上國料萌衣 いやいやいや、誤解です。大丈夫ですよ(笑)。

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