つるの剛士、エレクトーン演奏を生披露「この楽器にルールない」
エレクトーンを弾き語るつるの剛士
三段鍵盤エレクトーンの演奏習得に取り組んでいた、俳優で歌手のつるの剛士(42)が23日、東京・渋谷でおこなったライブで、その“演奏”をお披露目した。ヤマハエレクトーンのチャレンジアンバサダーに就任したつるのは昨年12月から練習に励んでいた。この日の会見ではこの期間で楽器に魅了されたことを明かし「これからもずっとやっていきたい」と想いを述べた。
つるのは昨年、ヤマハエレクトーンの「チャレンジアンバサダー」に就任。約半年間のレッスンを重ね、その模様をウェブ番組『つるの剛士のエレクトーンチャレンジ』で伝えてきた。そして、このライブは実際にエレクトーン演奏を抽選で選ばれた120人のオーディエンスに披露する事になっていた。演奏予定となっていた楽曲は杏里のカバーで「オリビアを聴きながら」。
ライブ前におこなわれた記者会見では「本当に鍵盤も弾けないし、譜面も読めないところから始めて、仕事の合間に練習させていただきました」とコメント。
エレクトーンという楽器については、「上品で習い事のイメージがあったんですけど、実際に触ってみると出来ない事がない。エレクトーンの持つ、ポテンシャルに驚きました」と絶賛。さらに「とにかく楽しかったです。これからもずっとやっていきたいと思っています」、「エレクトーンはルールがない。やりたい事が何でもできる」とも述べた。
ウェブ番組については「台本があったみたいなんですけど、一度も読んだ事がなかったです。台本関係なく、半年間思いっきり楽しんでみようと思っていました」として、心から楽しんでいた様子。
会見後のライブへの意気込みについては「今まで鍵盤を弾きながら歌うという事が無かったので、こんなに緊張する事ないんですよ。一人で全部(コード、ベースなどの伴奏を)演奏しなきゃいけないので。とにかく一生懸命に弾こうとだけ考えています」と述べた。
また3人の娘が、2人の息子の父でもあるつるの。子どもたちも家にやってきたエレクトーンに興味津々だった様子で、実際に今後彼らにエレクトーンを習わせるのだという。家族セッションについても「いつかはやってみたい」と意欲を示していた。
その後に師匠の富岡ヤスヤ(yaSya)氏がエレクトーンを演奏。つるのについては「休憩時間も全然休まなかった」、「演奏はもうばっちりです」と太鼓判を押した。さらにゲストの女子大生ドラマー、川口千里も登場し、演奏を披露した。川口は、つるのとのセッションについて「楽しかったです。(エレクトーンは)魔法の道具。ドラマーにもなれるし、ギタリストにもなれます」とコメント。
さらにつるのは、ライブ本番を控えながらもエレクトーン演奏を報道陣に生披露。「来たか、ついにこの日が」と呟いてから「オリビアを聴きながら」を弾き語った。つるのはイントロで伴奏と共にサックスのメロディを弾き、Aメロからは歌いながら両手でコードを、左足でベースを伴奏していった。
終了後、つるのは「途中間違えちゃった。手が震える!」と悔しがりながらも、その表情からは演奏を終えた達成感と安堵がうかがえた。さらに今後のツアーにエレクトーン演奏を導入していく事も発表。ますます“エレクトニスト”として磨きがかかりそうだ。
最後につるのが「良いリハーサルになりました。ありがとうございます」と挨拶した。(取材=小池直也)
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